1953-02-06 第15回国会 衆議院 水産委員会 第17号
なお太平洋沿岸においてはかなりの調査ができているのでございますが、日本海、ことに対馬暖流の系統の漁場につきましては、過去において調査が非常に手薄になつており、資料としても十分なものもない。それで現実には非常に大きい漁場として着目されておりますので、その調査等を行いまして、できるだけ沿岸の方から転換をはかるという方向で考えております。
なお太平洋沿岸においてはかなりの調査ができているのでございますが、日本海、ことに対馬暖流の系統の漁場につきましては、過去において調査が非常に手薄になつており、資料としても十分なものもない。それで現実には非常に大きい漁場として着目されておりますので、その調査等を行いまして、できるだけ沿岸の方から転換をはかるという方向で考えております。
これの主要なものは対馬暖流の開発事業、それから漁況、海況予報の仕事でございます。対馬暖流開発関係は、これは補助金が中心でございますけれども、委託費あるいは国の試験場等の運営費を入れますと、結局約三千万円が対馬暖流の総合開発の方に予定されております。対馬暖流沿岸二十道府県の水産試験場等の技術陣営を動員して、定線観測その他を行つて暖流開発をしたい。
それで今度特に新しい事項として考えましたのは、今まで太平洋方面におきましては、海潮、漁況の予報といいますか、漁業サービスをやる段階まで来ているのでありますが、日本海方面におきましては、対馬暖流系の調査というものはまだできておりません。日本海の長崎から北海道まで入れて、関係府県二十くらいあつたと思うのでありますが、新規に五箇年計画を立てまして、特に日本海の開発ということをやろうと考えております。
三十四番目は、先ほど申しました研究関係の指導でございまして、対馬暖流の調査でありますとか、瀬戸内の問題であるとか、そういうものをここで考えております。 それから三十五番目の水産業改良普及については、先ほど申し上げましたように、農林省の重点事項といたしまして、普及員を置いて行くことを考えております。
三十四番目に新らしく入れましたのは、これは水産研究所のほかの、水産庁の研究部でいろいろな企画をいたしまして、それを水産研究所、或いは県の水産試験場等と協力して仕事をやつて行くというものでございますが、この三十四番の中に新らしい構想としまして、対馬暖流の開発調査というものをたしか七千五百万ばかり予定しております。
○説明員(伊東正義君) 三十四はこれは調査研究部でいろいろ新らしいものを企画しまして、大体これは県に対する補助金が余計になつておりますが、先ほどちよつと申しましたように新らしい考え方が入つておりますのは、対馬暖流の開発が入つております。これは七千五百万円は対馬暖流の開発に使うということで計上してあります。
先ず基地としての漁港施設並びに製氷、冷凍、冷蔵施設の整備を図りまするほか、海洋漁業の振興を図りますために、漁船及びその装備の近代化について融資を拡充いたしますると共に、対馬暖流漁場等につき総合的な調査を実施いたしまして中小漁業を振興するために、新たに漁業権証券を活用して、中小漁業者の運転資金及び経営合理化資金の融通に対する債務保証を行うと共に、この債務保証を保険する制度を設けたいと考えております。
この漁場の特殊な環境を申し上げますと、大体におきまして五十度の線の上下を通過しますアリユーシヤン海流が大体北西—こういうようにこの島の南を通つておるのでありますが、それとこの海峡を通過しまして、北の約三度内外の寒冷な海流が南下して参りますこの潮境になるアツツとキスカのこの海区は、連続して島がありまして、その海流がちようど、暖流が停滞して周囲が潮境場を有して、この海域は比較的あたたかい水が多かつたのであります
今日までの日本の水産というものは、單に魚をつり、船を船だまりに引揚げるという旧式な漁業から一歩飛躍いたしまして、潮流であるとか、暖流であるとか、無電であるとか、船も鉄船になつて来て、それを漁業に取入れなければならないという科学的な海洋漁業に発展して行きます、その日本の水産業務を担当する長官としては、この大転換期において水産庁の指導の目標というものをはつきりなさらないと、いかにりつぱな民主的な漁業法ができ
なお歯舞諸島は、その地理的環境上、暖流、寒流が交流して、水産資源はきわめて豊富でありまして、わが国にとりましては非常に重要なる地域であります。これらの生産高について見ますと、昭和十四年ないし十六年の三箇年間における平均漁獲高は、歯舞諸島は三千八百万貫の多量に上る次第であります。これらの漁獲物は、主として、たら、さけ、ます等の魚類のほか、かに、帆立貝その他海藻類であります。
青森県の地勢からいたしまして、農産反別は十一万町歩にわたり、本邦の最も重要な農産地帶であり、また津軽、下北両半島と天然の屈折せる海岸線は、実に六百八十キロに及んでおり、しかも暖流、寒流の両潮流の季節的調和に惠まれておる関係上、天與の産物の豊富なことは、全国有数の県であることは周知の通りであります。
すなわち歯舞諸島及び南千島の近海は寒流と暖流が交流し、魚族は非常に多くたら、さけ、ます等の魚類のほか、かに、ほたてかいその他こんぶ、のり等の海藻などの水産資源が豊富である。 かくのごとくこれらの諸島は歴史的、民族的に関係の深い領土であり、わが国国民蛋白質の重要なる給源としての水産業にとつてはまことに重要であるから、政府においては本問題解決に万全の努力を払われるよう右要望する。
釧路港は終戦以来暖流の影響を受けまして、「さば」「さんま」漁場の一大漁業基地となつたほか、釧路炭田の石炭の積出港として、又十條製紙のパルプの積出港といたしまして、更に木炭……、十勝、北見方面の雑穀の積出港といたしまして画期的な飛躍を遂げたわけでありまして、積出した荷物の総トン数は昨年におきましては日本の第十一位ぐらいに相当したかと思いますが、大体二百万トンぐらいだと思います。
この辺は非常に潮流が速く、一時間に三マイルくらいの速度で流れておりますのと、暖流と寒流が接触いたします点で、非常に濃霧のの多い所でございます。そのために岬の端に燈台を置き、沖の洲島にもう一つ燈台を置いたのであります。この洲島(貝殻島)燈台も又ソ連の占領下になつております。そのために岬からその洲島までの間が三千四百メートルばかりあります。一里足らずでございます。
あるいはまた、魚群が移動するという場合に、暖流寒流が密接な関係を持つているのですが、これも氣象台などで予報して漁業界と連絡してやつていたのであります。將來こういつた点はどうなるのか。あるいはまた農村関係なとで非常に問題になるのは、雪とか、あるいは早い霜すなわち冷害ですね。それから雪、雷等もやはり氣象台が天候を早く察知して、予報対策を講ずるというようなことも今までおやりになつていたと思う。
○飯島説明員 佐渡彌彦一帶は日本海岸における特殊の景觀地であり、特に暖流、寒流の交錯する海域にありますので、暖帶性、寒帶性、植物郡落の交錯、特色ある文化等を有し風景の保護利用の措置を講ずる必要があると認められるので、實地調査の上、國立公園委員會の意見も聽きなお十分研究すべきものと考へているのであります。 —————————————
すなわち冬季は沿岸を洗う暖流によつて冱寒を覺えず、夏季は海風凉を送つて避暑に適し、加うるに到る所に湧出する玉のごとき温泉は、勞を醫し病を養うに足るものであつて、國民の健全なる保養地として天與の條件を備うるものであります。以下伊豆半島の特色をあげて御參考に供したいと思うのであります。
○説明員(舟橋聖一君) それは実例としましては、只今映画のことをちよつと申上げましたから、映画について申上げますが、私の記憶ですが、岸田國士氏の「暖流」、川口松太郎氏の「男の友情」、私舟橋聖一の「母代」、加藤武雄氏の「春雷」、吉屋信子氏の「男の償ひ」、丹羽文雄氏の「東京の女性」、それから濱木浩氏の「浅草の灯」もそうだそうでございます。金子さんも……
それから三番目に、東北、北海道、北陸方面にありまする水力發電所の冬期の間に暖流をとり入れることによつてこの水力を増強して行くということによりまして、冬期約八千キロワツトを増強することができる。こういう計畫になつております。併しこれは飽くまでこのためには鋼材、セメントその他の資材を確保しなければならない。これを政府の方に斡旋をして頂いて、これだけの増強を實現させたい。こういうふうに考えております。