1963-02-23 第43回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第7号
ところが、普通農事関係ならば、まあ講習その他である程度の研修は積むわけでございますけれども、畜産関係の専門技術員は養成になかなか時間がかかるわけでございますが、現在は求人難で困っておるような状態で、幾ら畜産を伸ばそうとしても、その推進をやり、現場に密着して指導する技術指導員がなければ、この体制の強化がなければ、これまた言うてみるばかりだというふうになるわけでございますので、こういう点について特に十分手配
ところが、普通農事関係ならば、まあ講習その他である程度の研修は積むわけでございますけれども、畜産関係の専門技術員は養成になかなか時間がかかるわけでございますが、現在は求人難で困っておるような状態で、幾ら畜産を伸ばそうとしても、その推進をやり、現場に密着して指導する技術指導員がなければ、この体制の強化がなければ、これまた言うてみるばかりだというふうになるわけでございますので、こういう点について特に十分手配
そこで、試験場の研究事務あるいは研究管理といったようなものの相互的な総合調整は、直接に農林水産技術会議が今まで以上に直接に相当をする、その上で上部の総合調整の機構が一元化した上で、今度は各試験場はむしろ部門ごとに分けていけば、分けたことによる欠陥が出なくて、従来とかく問題であり、私どもも不便に感じておりました普通農事の試験研究管理と畜産関係、蚕糸関係等の試験研究管理とが、技術会議という言葉で一元的にみていただける
そういうものの所掌事項を除くということになってきますから、いわゆる普通農事ということに限定されるわけであります。これに反しまして、農業試験場の規定は第十九条にございますが、これは「農業試験場は、その所在する地方及びこれと農業事情を等しくする地方における農業に関し、」云々とありまして、特に限定した事項はないわけであります。
○政府委員(増田盛君) 農事に関しましては、これは御承知のように、普通農事、すなわち普通作物、土壌、肥料あるいは病虫害、こういうものの総称でございます。そのワクをさらに広げまして、あるいは畜産、あるいは園芸というふうに範囲を広げた場合に、農業全体を称する場合に、普通農業と称しているわけであります。
○政府委員(小倉武一君) 普及事業が始まりましてから、もう相当、七年にもなっておりまして、だんだんと成果が上っておるのでありますが、私どもといたしましては、できるだけ農業関係全般についての技術指導を担当するということにいたして参りたいと、かようなつもりでおりますが、ただいろいろの事情経過から申しまして、養蚕関係だけは別の組織、制度になっておりまするけれども、重要なものにつきましては、普通農事、畜産と
なおその上に私どもは、農業生産の増強は、普通農事であるところの米麦生産ということだけを意味しておらないと思います。お示しの戰後における農業生産の回復の状態は、たしか今年の三月で一〇二%になつておつたと思いますが、その中で畜産関係から見るとずつと低いはずであります。まだ八〇%になつたか、ならぬかと思いますが、普通農事の方はもつと一〇〇をずつと上つておる。
それからいま一つは技術員の問題でありますが、これは実際の問題が普通農事と一緒に町村で仕事をやつておつて、普通農事のほうが五分の一より国庫の助成を受けていないのでありますが、これは非常に問題があるでしようけれども、是非一つ大臣に格別の御尽力を願いたいと思います。それだけ御希望を申上げておきます。
この指導者をどうしてもこの際に拡充強化して行かなければならんと思うのでありますが、二十六年度の予算を見ますと、普通農事に比較しまして僅かに五分の一である。こういうことでは同じ国庫から支出するものが一方は五分の一で、一方は非常に優遇されておるということではいかんので、どうしてもこれは普通農事と同額の国庫の支出を早急にしてもらいたい。
○白波瀬米吉君 今のお答えはちよつと何んですが、普通農事と同じ程度にまで早急に一つやつて頂きたい、こういうことなのであります。
然るにそれは普通農事に比較しますと、五分の一に足らない計上をされておる。蚕糸業というものは、とにかく桑園を指導して更に蚕の飼育というものを指導せねばならんのである。
今お尋ねの普及員が、何と申しますか、普通農事全体について仕事をやつて行く常識的な万遍ない知識を持つておりまして何でもやつて行く建前かどうかというこ とでありますが、その点は成るほどさような方針の下で従来やつて参つたのでありますけれども、併し今後多少やはり専門的な知識というものを各普及員のかたにも持つて貰うほうがいいのではないかと考えております。
○藤田政府委員 これは漁業及び林業は除きまして、その他のいわゆる普通農事及び養蚕、こういうようなものを対象にいたしております。
○白波瀬米吉君 更にお尋ねしますが、養蚕へ関係しておるいわゆる町村技術員と、普通農事に関係しておる町村技術負との待遇の差はないのですか、この程度になれば大体釣合うのですか。
それから第二は、先程の原則に從うというと、十五人以上であり、且ついずれの組合も志を同じゆうする者に對しては設立できるということが建前になつているようでありまするが、苟くも今日の農村の状態から考えますと、私は農家を對象とする場合には、牛を飼う者も養蠶をやる者も、普通農事の米麥を作る者も、特殊作物を作る者も、今後も農業經營は少くとも綜合的な考え方でなければいかん。
ところが養蠶の方でありますとか、あるいは畜産部門からながめられます場合に、いや農業とは普通農事のことを言うのだ、そういうふうにお考えになるというか、さように考える傾向というか、それはやはり立場が狹過ぎるのであつて、普通の人が普通に考えれば、農業というのは廣い範圍を含んでいる、これが私は普通であると思うのであります。
現在これら農村の技術者は、普通農事が二万五千名、養蚕が八千名、畜産が二千名合計約三万五千名となつておるのでありますが、その收入を見ますと、一箇月平均七百七十円にしかならないのでございます。でありますから、將來の日本再建に、農村の再興にあたつて必要な部面を担当するこの技術者が、生活に耐え得なくして、ようやく他に轉職をせんとする者が現われておるのでございます。