2011-08-01 第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第13号
○国務大臣(海江田万里君) 委員の本当にお話を承りまして、線量の増加による確率的影響による晩発障害と難しい言葉で言うようでございますが、要するにがんの確率が増えるということはあろうかと思います。
○国務大臣(海江田万里君) 委員の本当にお話を承りまして、線量の増加による確率的影響による晩発障害と難しい言葉で言うようでございますが、要するにがんの確率が増えるということはあろうかと思います。
この発がんというのは、だれかれなしではなくて確率的に出てくるので、遅く出てくるから晩発障害、確率的影響ということで、確率的に出てくるのでそういう影響だということになっています。 次のスライドをお願いします。 がんは一つの遺伝子の変化によって起こるものではありません。たくさんの遺伝子が変化して、それでがんになるということ、これは、がん研究者の間でも定説となっているがんの多段階説です。
一般に放射線障害というものは、急性障害と晩発障害に便宜上大別しております。 急性障害につきましては、被曝してから数週間以内に起こるとか、そういうふうにある線量以上の被曝がないと障害があらわれない、つまりそれぞれの器官や組織に対してある閾値というものがございます。
こういったような健康上の障害につきましては、直後の急性原爆症というものに加えまして白血病など後から出てくる晩発障害があるといったようなことで、一般戦災による被害に比べまして際立った特殊性を持った被害だということは認識をしております。
また、原爆放射能に起因する健康上の障害についても、直後の急性原爆症に加えて白血病とか甲状腺がん等の晩発障害があるなど、一般戦災による被害に比べ際立った特殊性を持った被害であると考えておりますし、午前中に高桑先生から、特に遺伝的なあれも教えていただいた次第であります。
さらに言えば、この惨禍で危うく死を免れた者の中にも原爆に起因する放射線の作用により、三十五年を経た今日なお、晩発障害になやまされている者が少なくない。
さきに紹介した基本懇の意見は、被爆者が抱える苦しみの特異性として、放射線による晩発障害だけを取り上げました。被爆者の苦しみは、本当に晩発放射線障害だけなのでしょうか。そんなことはありません。今から十一年前に、私たちは被爆者の要求調査に取り組みました。
ですから、昭和三十二年の原爆医療法、そして四十三年の措置法、これはそれぞれ立法の意思というものを明確にして、特別なぜ被爆者の方々にやるのか、それは、その被爆者の方々の特殊な苦しみ、やはりあすもわからない、いつ晩発障害が出るかもわからない、そういう特殊なものに対して国としてこの法律をつくるんだ。
これは急性的な障害以外に、被爆後五年あるいは十年あるいはそれ以上たってから晩発障害というものを起こす。これが被爆者にとって大変不安であり、またこの障害が白血病あるいは甲状腺がんという、大変治癒することが困難な障害を与えている、こういうことが他の兵器による被害とはもう際立った違いがある。
健康上の障害については、直後の急性原爆症に加えて白血病やあるいは甲状腺がん等の晩発障害があるなど、一般戦災による被害に比べ、また際立った特殊性を持った被害であると考えております。
○岩佐委員 基本悲報告ですけれども、被爆者対策の対象となる人々が年々その数が増加する傾向さえ見られるが、晩発障害の発生を考慮しても、対策の真の対象者そのものは、漸減していくのが筋であるとして、増加するのが悪いというようなそういう記述、そういうふうに思えるような記述があるわけです。 基本悲報告が発表された昭和五十五年をピークに、被爆者は漸減をしています。
健康上の障害については、直後の急性原爆症に加えて、白血病あるいは甲状腺がん等の晩発障害があるなど、一般戦災による被害に比べ、際立った特殊性を持った被害であると認識をしております。
健康上の障害につきましては、直後に起きましたいわゆる急性原爆症に加えまして、白血病あるいは甲状腺がん等の晩発障害があるというようなことで、一般の戦災による被害に比べまして際立った特殊性を持っているというふうに認識をしております。
○説明員(内藤哲雄君) 原子力損害につきましては国内では原子力損害の賠償に関する法律というのでやっておりますが、これは無過失、無限責任とか、あるいは晩発障害といいますか後に出てきた障害とか、そういう救済範囲が広い、手厚いということ等もありまして、この条約の扱いは我々としては非常に結構なのではないかと思っておるところでございます。
さらには六十一年十二月に日本被団協が原爆被害者調査第一次報告、さらには六十三年の三月に原爆被害者調査第二次報告、原爆死没者に関する中間報告、その他のことをいろいろ発表いたしまして、被爆者の戦後四十年にわたる実態というものがいろいろ明らかにされてきておるわけでありますが、先ほど前島先生も御指摘になりました昭和五十五年の基本懇の答申においても、もちろん被爆者の方が見れば不十分な認識とはいえ、やっぱり晩発障害
これはまあおきまして、問題になっているのはやはり晩発障害、おくれて何年もたってから出てくるもの、これが大変問題になっているわけでありまして、例を挙げますと悪性腫瘍、がんですね。それから白内障、それから寿命短縮というのがあるんですね、抵抗力が弱ってくるということかと思います。それから発育成長障害、こういった大変厳しいものがいろいろと考えられているわけです。
また、この惨禍で死を免れた人も、被爆直後の急性原爆症に加え、今なお原爆に起因する放射線の作用により白血病、甲状腺がんといったような晩発障害にも悩まされているのが現状であります。 一般の戦争被害と比較したときに際立った特殊性を持った被害であることは、基本懇の意見書にも指摘しているとおりであります。
先ほどの昭和五十五年の基本懇でも、晩発障害として甲状腺がんのことが述べられています。再生不良性貧血がどのくらい被爆者をとらえているか。これはよく御存じのことです。そして昨年長崎で開かれた第二十八回原子爆弾後障害研究会、そこで長崎大学の貞森直樹先生が皮膚がんが被爆者をおくれてとらえる。同様の研究結果を広島放影研の山田美智子先生も発表されております。
その後のくだりでは、放射能の被害がどのようにじりじりと被爆者をとらえているか、白血病、甲状腺がん等の晩発障害、このことについても触れられております。このように述べられていくと、論理の必然として意見書自身が「一般の戦災による被害と比べ、際立った特殊性をもった被害であると言うことができる。」
今日手帳保持者が三十六万八千、そしていわゆる晩発障害の発生に悩まされている被爆者の方が多い。そして認定の患者が、私の調査では、昨年まで広島で二千一人ですか、長崎で八百三十五人、全国で三千七百六十八人。また、五十九年度はこの方々が二十五人もダウン、減りまして三千七百四十三人ということになっております。
○宮崎(角)委員 広島、長崎の原爆投下による被害者の犠牲につきましては、極めて特殊性が強い、また、先ほども申し上げましたように、晩発障害もあって際立った特殊性を持った被害である、こういった基本理念が一つ。
これは純科学技術的に言いますと、遺伝的な影響でありますとか、あるいは単一の個体といいますか、われわれ一代の間の晩発障害というようなものを考慮して、絶対に障害が起こらないということが必ずしも一〇〇%証明されておるというわけではありませんけれども、科学的な知見を持った権威者の判断としてそういうことは起こり得ないことである、起こり得たとしても、たとえば確率にいたしまして一億分の一でありますとか何十億分の一
それから、非常に低いレベルの放射能の障害ということにつきましては、遺伝的な影響でありますとかあるいは晩発障害というようなことにつきまして、天然の放射能に比べての量というようなことで、影響が非常に科学的につかみにくいという性質でございますし、研究に非常に長期間を要するという性格を持っております。
さらに、いまなお晩発障害に悩まされる健康障害と生活不安に置かれている被爆者の実態、また、一瞬のうちに多くの犠牲となられた方々の遺族の老齢化、生活困窮等さまざまな状況を見るとき、広い意味の国家補償として被爆者年金の支給、遺族に対する特別給付金の支給等、現実に即した援護対策を行うべきであります。
それから この惨禍で危うく死を免れた者の中にも原爆に起因する放射線の作用により、三十五年を経た今日なお、晩発障害に悩まされている者が少なくない。
実際これは急性障害としては白血球それから胎児への影響、それから晩発障害としては、急性障害が治癒した後に発生するものとして白内症、がん、それから生体諸機能の低下、そして遺伝的影響がある、さらに生殖機能にまで影響があると、こういうふうに言われておるんですね。
たくさんの量の線量を人体が浴びた場合の急性あるいは晩発障害といった現象に関する知見につきましては、かなり蓄積されているというふうに考えているわけでございますが、低線量のごく微量の放射線を長期にわたって人体に浴びたような場合にどんな影響が出てくるのかといったこと、あるいは不幸にして体内に放射性物質が入った状態で中から放射線を浴びるような場合どういうことが起こり得るのかという研究が今後非常に大事になっていくかと
若干その内容を述べさせていただきますが、昭和五十五年度につきましては、放医研によりまして、低レベル放射線の人体に対する危険度の推定に関する特別研究という研究を計画しておりまして、晩発障害、すなわち大分時間がたってから出てまいります障害とか遺伝障害の評価に関する研究を推進するということにしております。予算といたしましては一億四千二百万円を予定しているわけでございます。
三番目の低線量の問題につきましては、これは数年来放医研の重要な特別研究の項目といたしまして、晩発障害及び遺伝障害につきまして低レベルの問題について解明を行っております。 簡単でございますけれども、以上でございます。