1971-05-06 第65回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
まず最初に、海洋水産資源開発促進法案についてお尋ねをいたしたいと思いますが、その第一条の目的には、「沿岸海域における水産動植物の増殖及び養殖を計画的に推進する」ということが掲げられておりますが、それに関してまずお尋ねをいたしたいことは、私ども小さいころは、日本の沿岸ではイワシとかあるいはニシンとかサケ等が大量にとれまして、海のさちに恵まれた国であったように思うわけでありますが、特にまた春ニシンなどは
まず最初に、海洋水産資源開発促進法案についてお尋ねをいたしたいと思いますが、その第一条の目的には、「沿岸海域における水産動植物の増殖及び養殖を計画的に推進する」ということが掲げられておりますが、それに関してまずお尋ねをいたしたいことは、私ども小さいころは、日本の沿岸ではイワシとかあるいはニシンとかサケ等が大量にとれまして、海のさちに恵まれた国であったように思うわけでありますが、特にまた春ニシンなどは
○沢田実君 春ニシンが日本の近海に大量に押し寄せてまいりましたのは産卵のために来たのじゃないかと思うのですが、いわゆる北海道の河川の流水の変化等々が大きな原因になっておるのじゃないかという説もあるのですが、そういう点についてはどんなふうにお考えですか。
○沢田実君 春ニシンの消滅原因が、いまのお話ですと、海洋の変化にあるようなお話でございますが、それは何か海流の変化なのか、特に北半球がどうこうしたのか、そういうような調査をなさったもう少し詳細な資料等の上でのお話でございましょうか。
○芳賀委員 では一つ一つお尋ねしますが、第一の点は、特に北海道の沿岸漁業の場合には、最近連続して沿岸における春ニシン漁業が凶漁であるために極度に疲弊こんぱいしているわけですね。こういう点、国全体の沿岸漁業の中における北海道の沿岸漁業の困難性というものは十分認識されておると思われる。
御承知の通り北海道は水産業の宝庫でありますが、近年春ニシン漁業が年々漁獲が減少し、衰微の一途をたどり、このために北海道の北部沿岸漁場の漁民は疲弊こんぱいをきわめており、他に活路を求めて沖刺し網漁業へ転換を急いでおりますが、漁船の大型化が必要でありますので、これに要する資金の融通が円滑に行われなければ、大幅に転換は望めない現状でありますから、これが資金の融通には十分なる配慮が要望せられておるのであります
水産関係といたしましては、何よりも北方近海漁業の安全操業に対する広急措置、春ニシン、イカ地帯の漁業振興、漁港整備促進等について要望があり、道水産会より、至急日ソ間に暫定漁業協定を結び、海難救助対策の促進、抑留漁船船員の早期送還を実現してほしいという陳情がありました。
第二は春ニシンと冬ニシンの日本海岸あるいはオホーツク海域についての資料。これはなければ無理は言いませんが、この程度のものはあると思います。第三はニシンのオホーツク海と日本海との交流についての資料。この三つの資料を御提出を願いたい。
十一月、十二月の冬ニシンに対しては百七十万貫を限度として認めるが、一月以降六月までの春ニシンに対しては禁止するのですよ。ただし、一船一航海百貫の範囲内においてはやむを得ぬということなんです。百貫とれというのじゃないのです。
○芳賀委員 それでは北海道庁が立てた春ニシン地帯の漁業総合開発計画というものは、新沢さん御承知と思いますが、この五カ年計画の線に沿って新しい漁業開発計画が進められていくわけでありますが、特にニシン漁業の改善に対しては、全面的に水産庁としては道の方針や案を支持して、それに力をつけて、その方向に向って十分成果をあげるように努力される、そういうことですか。
次に、水産業の面に目を転じますると、東北の水産界は春ニシン、サンマの不漁のためやや沈滞気分でありました。サンマのごときは東北十五港の合計で四千四百六十万貫で昨年の半分にとどまり、東北水産界に大きな打撃を与えたようであるが、水揚高の不振のかわりに、幸いに漁価が相当高かったので、金額としては昨年よりやや多く、この点では明るいといってよかろうと思います。
○芳賀委員 将来の対策に対しましては次期に譲りまして、当面の問題は、今季節に入っておる冬ニシンの漁獲の問題、さらに一月からの春ニシンが問題なのです。新聞等によりますと、最近南樺太の亜庭湾一帯を相当ニシンが回遊しておって、一日三万貫程度の底びきによる漁獲が上っておるというふうなことが報ぜられておるわけであります。
○塩見説明員 これは今年の春ニシンの問題での通牒でございます。今度の春ニシンについては本年度の春ニシンの経験から見て、あれでは十分な効果が上らないという漁業者の御意見でもあるし、われわれもそれでは十分だと思いません。あの通りのやり方で今度やろうと思っておりません。しかしながらあれを捨ててもっといい方法があるかというと、なお検討しなければいけない。
○塩見説明員 芳賀委員のおっしゃいましたように、冬ニシンと春ニシンの問題としては、春ニシンが沿岸漁業者のためにも大事なものだと思います。また春ニシンと冬ニシンとは全然別だということは申せません。ある関係を持っている。その関係についてはデータ等は不十分でありますが、統計等から出ておりまして、御見解の通りだと思うのであります。
○芳賀委員 出先機関等の調査等も行われておるということでありますが、そういたしますと資料の要求でありますが、過去五カ年間くらいを通じて、毎年の春ニシンの漁獲高に対する数字をあげてもらいたいのです。もう一つは、凶漁地帯においてはおそらくことしの着業資金の返済が可能かどうかという問題が出てくるわけです。
直ちに当局から、北海道における春ニシンの凶漁問題に対して、当局の行なつた調査並びに対策等に対する説明を聴取する必要があると思う。