2000-03-08 第147回国会 衆議院 建設委員会 第3号
今度の二つの遺跡というのは、開発、それに対して発掘調査して出てきた、こういうことで出てきたのですけれども、今回のこのカメ形石造物を中心とした遺跡の発見を契機に、明日香保存の観点から、いま一度明日香における遺跡の保存のあり方について再検討すべきではないか、こういうふうに思うわけであります。
今度の二つの遺跡というのは、開発、それに対して発掘調査して出てきた、こういうことで出てきたのですけれども、今回のこのカメ形石造物を中心とした遺跡の発見を契機に、明日香保存の観点から、いま一度明日香における遺跡の保存のあり方について再検討すべきではないか、こういうふうに思うわけであります。
○国務大臣(中山正暉君) 私も明日香保存の議員連盟の副会長なんかをいたしておりまして、今度の行政改革によりまして国土交通省というふうになる、その中での先生の御懸念でございますが、社会資本整備とこういう古都に関する保存の重要性というのは、特に地方建設局に権限が移譲されましたり、それからまた予算の配分なんかもいたしますものですから、かえって私は機能的に動くのではないかと思います。
私はこの際、村民を初めとする関係者の努力に改めて敬意を払うとともに、明日香村の歴史的風土を長く良好に保存するためにはなお一層村民の理解と協力が必要であり、そのためにも明日香保存対策をさらに充実強化することが重要になっておる、こういう立場から以下御質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、官房長官にお伺いしたいのでありますが、本法が明日香保存にどのように役立ってきたとお考えなのか。
しかしこの十年間、明日香保存行政の実際やあるいは社会経済情勢の変化、住民の意識の変化などの中で新たな問題がいろいろ起こってきているわけでございます。法制定時の本委員会の質疑で指摘された事項あるいはまた附帯決議に盛り込まれた内容のうち解決されないまま推移をしている問題、こういう問題もあるわけでございます。
○櫻井政府委員 明日香保存の問題につきましてどういうスタートから始まったかということを御参考に申し上げますと、これは先生御案内のとおり、昭和四十年代におきまして、古都であります鎌倉あるいは京都等におきまして宅地造成の開発が歴史的な風土を破壊するまでに迫ってきたということに対しまして、そういうことでは一たん壊されたこういう歴史的な環境というものは復元することはなかなか難しい、これは国家的な遺産であるという
そういう状況の中で、明日香保存の第二期に当たり、商工業の基盤強化のために対象事業に入れるべきではないか、このように考えるのですが、いかがですか。
明日香保存法についてでありますが、きょうは担当のところからの出席を求めておりませんでした。きわめて残念でありますが、重要な中身を持っておったのでありますが、一応次回に譲らせていただきたいと思います。 公営住宅法の一部改正の問題でございましたが、さきの国会での改正は、あるいは身体障害者なりあるいは一人生活者を積極的に入れていこう、こういう中身を持っております。
○国務大臣(小渕恵三君) 昭和四十五年ころ、高度成長期の開発の波が明日香に押し寄せまして、同年五月に、当時の佐藤総理が現地視察を行いまして、明日香保存が世間で大きな話題になった年でありますが、歴史的風土審議会から同年九月十一日、飛鳥地方における歴史的風土の保存に関する当面の方策について内閣総理大臣に答申が行われたわけでございます。
そこで、明日香保存が、また遺跡、遺構が保存されてきたのは、基本的には、いわゆる明日香の地区の農業構造にあったろうと思うんです。また農民の皆さん方も、明日香の遺跡を保存してきたのはわれわれ農民であるという自負をお持ちのようであります。当然でしょう。その構造の保存が結果的には明日香遺跡の保存であり、農業構造上の保存が歴史的風土の保存となるのは当然である。
自後、四十六年に予算化されまして、百億に近い金を費やされまして、さまざまの施設がそこに実現し、明日香保存は歩み出しまして、その間着々と成果を上げてまいりました。
明日香保存が住民にとって重荷になってきたという事実については、これは七千の村民全部ひとしく一致している意見なんです。かぶせられた規制の重さが次第にかかってまいります。じゃ、その重さは具体的にどこに来るかというと、もちろん物理的なものもあれば心理的なものもあります、生活の利便の問題もありますが、根本の問題はやっぱり私権と所有権が制限されるということに対する一つの問題だと思うんです。
明日香保存法案の審議もきょうで三日目を迎えたわけでありますが、先日は憲法、文化財保護、そういった諸問題について学者の方々からの貴重な御意見も伺いました。これまでの委員会審議を伺っておりまして、私は、明日香村の遺跡や遺構などの保存には住民の方々の自主性を尊重し、その発意で保存をすることがきわめて重要だと思いました。
では、次の質問に移らせていただきたいのでありますが、明日香保存法のねらいは、飛鳥時代の遺跡、遺構の保存と、あわせて住民の協力を得て良好な状態で保存をしていこうというきめ細かい住民対策を行うものとされていると思いますが、そのような理解でいいでしょうか。
○瀬崎委員 明日香保存法の場合なんですが、これは明日香村という地方公共団体を対象にしてあれこれ規制とかあるいは権限の新たな付与を考えたのではなくて、たまたま明日香村という行政区と一致した地域を対象にいろいろな施策を考えている法律なんだから、そういう意味で九十五条に該当しないんだ、こういうふうな意見もあるんですが、それに対して一円先生のお考えはいかがでしょう。
そして一方、古都法や県の風致条例などの明日香保存のための規制、このような条件の中で個人の財産が制限を受ける、また村の振興、生活の向上というような夢が打ち砕かれるというようないろいろの精神的、物質的な犠牲を受けてこられた、そしてそれにたえる理解や協力があったから、今日このように保存をされてきたというふうに思うわけでございます。
同時に、明日香保存特別立法が、きょうこうして衆議院の建設委員会で審議されることになった。考えてみまして、ここ特に十年間、歴代の総務長官初め関係者の皆さん、関係省庁の方々、格別の努力を払ってくださいましたことに対しまして深く敬意を表します。
開発計画の問題点、沖繩の振興施策、関西学術研究都市構想の推進、横浜市の港北ニュータウン計画の見通し、本四連絡架橋の進捗状況及び同橋の歩道、自転車道の併設等について、そのほか、高層マンション建設に伴う周辺の諸問題、出かせぎ建設労務者対策、同和対策事業の推進、大規模公園建設の促進、自然遊歩道の整備、都市公園施設への防災器具の収納、首都圏等における地震対策の促進、大型サイロの倒壊事故、建築設計報酬のあり方、明日香保存
いまこそ政府は、明日香保存の特別立法を直ちに制定し、これら一連の文化の原点をより完全に保存する糸口をつくり、他方、地域住民が誇りを持って遺跡を守るためにも、優遇措置を講ずべきであると思いますが、いかがでしょうか。(拍手)福田前総理も確約をいたしておるのであります。この問題について総理の率直な決意をお伺いをいたします。
○吉田分科員 いろいろこういう具体的な要望が次々と明日香から出ているわけでございますけれども、やはり一番根本的な問題は、明日香保存対策の特別措置法を早期に制定してもらえないかという動きでございます。