1988-12-20 第113回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
○政府委員(北川定謙君) 御質問の性病予防法第七条後段の規定でございますが、当時早期顕症梅毒の患者が非常にふえていくという非常に危険な状況があったわけでございまして、何とかこれを早く抑えたい。
○政府委員(北川定謙君) 御質問の性病予防法第七条後段の規定でございますが、当時早期顕症梅毒の患者が非常にふえていくという非常に危険な状況があったわけでございまして、何とかこれを早く抑えたい。
それで、一昨年の正月に千葉大学の先生が御発表になったときに、この病気が非常に日本に広がってきて、そしていま長崎、佐世保を中心にしたこの早期顕症梅毒とかなんとかいう——スピロヘータとはおっしゃらなかったのですけれども、これが非常に強烈な勢いで広がって、もう横須賀あるいは東京にも入っている。
————————————— 性病予防法の一部を改正する法律案は、早期顕症梅毒が若年層に多発している現状に対処するため、梅毒の血清反応検査を受けることを婚姻しようとする者に義務づけること、また、血清反応検査に要する費用について、婚姻しようとする者及び妊娠した者に関するものは公費負担とすることを、主たる内容としております。 委員会は、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
近年各地において早期顕症梅毒の増加が報告され、特に若年層に多発の傾向が見られ、性病の流行は新たな様相を示しつつあります。 従来、この疾病の特殊性から予防対策の推進は困難な面がありましたが、このような趨勢にかんがみまして性病予防対策の改善強化をはかるため、性病予防法の一部を改正し、性病撲滅の推進を期そうとするものであります。
本案は、近年各地において性病が著しく蔓延しつつありますが、一般に性病といわれるものの中には、淋病、軟性下疽、梅毒等がありますが、とりわけ最近は早期顕症梅毒の増加が報告され、特に若年層に多発の傾向が見られ、性病の流行は新たな様相を呈してまいりましたので、その予防対策の改善強化をはかろうとするものでありまして、そのおもな内容は次のとおりであります。
なお、性病予防対策につきまして、梅毒だけを取り上げての対策というのは非科学的である、おかしいではないかという御指摘は、まさにそのとおりでございまして、私どもは、性病全体を予防する、早期に発見し、これを治療し、また他に感染しないように予防対策を強化したい、こういう考え方であるわけでありますが、ただ、特に最近における傾向としまして、早期顕症梅毒が若年層に蔓延をしておるというこの実態からいたしまして、それに
特に若年層におけるところの早期顕症梅毒の蔓延というような非常に憂慮にたえない事態が近年出てまいりましたので、私ども、これに対する対策を、今回性病予防法の改正を通じまして強化いたしたい、かように考えておるのであります。
そこで、結婚年齢と早期顕症梅毒発生との関連というものがどのようになっておるのか、もう少し具体的に言いますと、いまの日本人の結婚適齢期というものが一体どの年齢層にあるのか。この点は、早期顕症梅毒の発生率が非常に高まってきておるわけですから、やはり結婚でチェックできるわけです。そこで、その年齢との関連というものが非常に重大な関連があると思う。
近年各地において早期顕症梅毒の増加が報告され、特に若年層に多発の傾向が見られ、性病の流行は新たな様相を示しつつあります。 従来この疾病の特殊性から予防対策の推進は困難な面がありましたが、このような趨勢にかんがみまして性病予防対策の改善強化をはかるため性病予防法の一部を改正し、性病撲滅の推進を期そうとするものであります。
早期顕症梅毒といいまして南から来たらしいのですけれども、それがいまある人によれば三百万、千葉大学の何とかいうお医者さまによると大体五百万、これが非常に悪質の梅毒をかかえている。そこで五百万ということになりますと、これはこのままほうっておいたら非常なふえ方になる。
○国務大臣(鈴木善幸君) 性病が特殊な病気であります関係もありまして、なかなかそのことを把握することが困難であるわけでありますが、この早期顕症梅毒は日本だけの傾向でなしに、世界的にもこの四、五年の間に相当蔓延をしておるという情報を私どもキャッチいたしておるのであります。そういう関係で、私ははっきり把握はできませんけれども、この病気は国際的な傾向があるということだけは言えると思います。
○国務大臣(鈴木善幸君) ただいま御説明を申し上げましたように、性病、そのうちでも早期顕症梅毒の蔓延の状況を私ども憂慮いたしておるのでありまして、大体、千葉大の竹内教授は五百万人と、こう言っておるのでありますが、私どもいろんな数字から総合的に推計をいたしますと、二百万人前後ではなかろうか。大体そういうところにめどを置きましてこれに対する諸般の対策を進めておる次第でございます。
特に私どもが性病につきまして憂慮いたしておりますことは、昭和三十四、五年ころから、梅毒、特に早期顕症梅毒が蔓延をしてまいっておるもようでございまして、特にいま小柳さんが御指摘のように、二十四、五歳から二十代の青年、最近は十代の若年層にまで、そういう早期顕症梅毒が蔓延の徴候を示しておる、こういうことで、非常に心配をいたしておるのであります。
○国務大臣(鈴木善幸君) 近年における性病の蔓延の状況、特に早期顕症梅毒の蔓延の状況は、これは日本だけじゃありませんで、国際的にもそういう傾向があるように報告されておるわけでございます。わが国におきましても近年蔓延の兆候が出てきておりまして、特に、若年層にこれが蔓延をしておるということで心配をいたしておるのであります。
最近の性病は非常に悪質なもので、早期顕症梅毒と申しまして、いままで日本にあった梅毒よりは非常に害毒がひどい子供が生まれる。梅毒の人が妊娠しますと、それは大体知能の低い子供になる。
その次に、一四ページにまいりまして八番の性病予防対策、これは本年法律改正を予定しておりまして、最近の性病、特に早期顕症梅毒の流行の徴候にかんがみまして、これに対する予防対策を強化しようというものでございます。特に家庭への侵入を防ぐために、婚姻時の健康診断とか血液検査とか妊婦の血液検査、そういったものに重点を置いてございます。