1997-02-28 第140回国会 衆議院 予算委員会 第21号
再軍備というような懸念を抱かるる場合においては、日本の早期講和も自然論ずることになりますから、新警察の組織については余程慎重に考えなければならない これも同じ話ですね。つまり、警察予備隊というのは内地の治安維持のために使うものだから、もともと戦力とかそんなようなお話ではない、戦争とかそんなお話ではない。
再軍備というような懸念を抱かるる場合においては、日本の早期講和も自然論ずることになりますから、新警察の組織については余程慎重に考えなければならない これも同じ話ですね。つまり、警察予備隊というのは内地の治安維持のために使うものだから、もともと戦力とかそんなようなお話ではない、戦争とかそんなお話ではない。
日本海海戦勝利を経て、日本がロシアに勝利した後、大山巌、児玉源太郎は、早期講和を戦勝にうかれる東京に要請した。 それは、彼らが日本の国家は、まだ、ひ弱なものでしかないということを、徹底的に認識していて、それを戦略と政略の基礎にしていたからである。それだけではなく、彼らは自分達こそが、日本国家を作ったという実感があり、国に対して薄いガラスの器を扱うような感覚があり、それに対する責任意識も強い。
日本海海戦勝利を経て、日本がロシアに勝利した後、大山巌、児玉源太郎は、早期講和を戦勝にうかれる東京に要請した。 それは、彼らが日本の国家は、まだ、ひ弱なものでしかないということを、徹底的に認識していて、それを戦略と政略の基礎にしていたからである。
つまり、米軍に駐留をしてもらって早期講和を結んだ、これは歴史的事実です。吉田ドクトリンの考え方というのはまさにそこにあったわけですね。
われわれは断固としてこれを排斥して、早期講和条約を結んだのでございます。私は、こういう経験から、——いろいろな議論はありましょう、民主主義でございますから。しかし、韓国の大多数の人は、日本と韓国とがいま私が申し上げたような、ほんとうに神仏のような気持ちで仲よくしていこうという熱望があることを、私は確信しております。
国務省は早期講和論であるし、国防省の方は非常に慎重論であった。そういうさなかに池田さんが行っておられるわけであります。しかも陸軍次官あるいは第八軍司令官等とお会いをしているわけでありますが、そういった一連の経過の中で、その年の六月十七日にダレスが日本に来ております。そうして吉田さんとも会っておる。その直後、朝鮮動乱が勃発をした。
それから中共、ソヴイエトといえども日本と永久に交際したくないということは、はつきり申しておらないのみならず、早く、早期講和会議ということを申しておるのでありますから、何かの機会に、何かの方法で、これらの国と日本との間に従来の友好関係が成立することを信じます。
このような戰争條約とはまつたく反対に、ソ同盟、中国こそ、日本から全占領軍が撤退し、日本が完全に独立し、日本の平和産業と貿易が自由に無制限に発展できる正しい早期講和の提案を再三行つて来たのであります。
日本としてはあくまでも自由国家群に投じて、この国家群とともに世界の平和を守る、世界の自由を守る、繁栄を守るという方向に邁進いたしてこそ日本に対する尊敬が増すゆえんであり、またこの趣意で日本とともに世界の平和に寄與したいという気持から日本に対する早期講和という空気が醸成せられたことは申すまでもないことであります。
今私は、この壇上から全国民にこのことを訴え、かつこの機会に、日本との早期講和に多大の盡力をされました連合国当局者各位に敬意を表するとともに重ねてわが吉田首相の健闘を祈つて、私の質問を終ることにいたします。(拍手) 〔国務大臣吉田茂君登壇〕
御承知の通り、米国は、昨年以来、日本の早期講和條約締結を志し、その指導的地位において熱心に努力されております。ダレス氏のごときは、米国大統領の特派大使として、この問題のために二度までも渡来しておられるのであります。そうして、でき得ることなれば、日本と交戰した十三箇国の国との講和條約さえも考えられているのであります。その複雑微妙なることについても考慮さるべきであります。
(「社会党は同胞愛があるのか」と呼ぶ者あり)国民が早期講和を要望するのは、講和條約が締結されたならば、(「ごまかすな」と呼ぶ者あり)敗戰の屈辱感から脱し、真実の平和、独立、自由が回復し得られるものと思えばこそであります。決して外国の不沈母艦の役割を引受けるための講和を望んでいるのではございません。
然るにただ早期講和は国民の希望するところであつて、今回の地方選挙の結果はそれを裏書きするものであるという言葉で以てお結びになつておるのであります。そうして実質的な講和の内容は、ダレス氏のサンフランシスコにおける演説その他を通じて知つてもらいたいということが内容を成しておるかと思うのであります。
しかるに、單に早期講和の経過報告にとどまり、しかもこれを地方選挙の結果に結びつけて、わが世の春をうたうに至つては、まさに国民の要望を無視し、時代感覚の欠如を暴露したものというべく、重大時局に処する総理大臣としての能力をさえ疑うものであります。(拍手)わが党がかねて超党派外交を唱道したのは、民族の運命を決する対日講和の重大性を真に考慮してやまなかつたからであります。
ダレス特使は今回の会談においても先ず同様の趣意を私に述べ、又リッジウエイ中将も、前任者のマツカーサー元帥と同様、早期講和を強く支持するものであることを明らかにされたのであります。
またリツジウエイ中将も、前任者マツカーサー元帥と同様、早期講和を強く支持するものであることを私に対して明らかにせられたのであります。
従つて又対日講和の一日も早からんことを希望せられて終始主張せられたことが、即ち今日対日早期講和の空気を世界に横溢せしめられた原因であると私は考えまして、元帥の我に対する厚意並びに努力に対し、私は常にこれに対して感激いたしておるのであります。
元帥は夙に早期講和締結の必要を提唱せられ、我が国が速かに講和の受入態勢を整えることに心血を注がれました。その御意がいよいよ具体化されて、我が国が自由世界の一員として光栄ある独立と貢献とをいたし得る日の近付きつつあることは、真に御同慶の至りであります。(拍手)この問題をここまで推し進められました元帥のなみなみならぬ御労苦に対し、誰か感謝の至情を捧げずにいられましよう。
ゆえにまた、対日講和の一日もすみやかなるべきことを終始主張せられて、今日対日早期講和の空気の世界に横溢するに至つたのは、一に元帥のわれに対する好意と努力がここに至らしめたことは、まことに明白な事実であります。
これは一に米国のみならず、イギリスその他においても日本に対する考えかた、或いは濠洲その他においてもよほど変化をして、成るべく早く講和を結びたい、早期講和という考えは、英国の諸連邦においてもやはり同じような考えを持つておることは、これは確かでありますから、これは国民が誤解しないように、今度はこちらが誤解しないようにすべきであると思います。
併しながらダレス氏その他の米国政府は熱心に早期講和を考えておられるようでありますから、その希望は早々達成されると私は確信いたします。併し我々が余りに甘く考えることはいけない。お話の再軍備というようなことが国民の指導者、若しくは議会等においてかろがろしく言われるのは、お話のように外国を刺激すると思います。
マッカーサー声明にもある通り、日本の民主主義は確立された、その事業はすでに成立した、その前提の下に日本は早く自由国家の中に入れて早期講和ということを申しているのであつて、民主主義国家であるということを前提にいたしておるのであります。
○千田正君 そこで外務政務次官に重ねてお伺いしますが、現在我々の関知する限りにおきましては、幸いにとにかく日本と或いはアメリカ合衆国との間に早期講和が結ばれるかも知れない。そういう場合と、更に相手国であるところのこの不法拿捕に対するところの関係諸国に対しても、将来何かの方策がとられるかも知れない。
つまり日本国との間に成るべく早く円満なる早期講和を締結いたしたいというのが、今日米国政府の真に考えておるところと思います。即ち日本国の国民の希望するところ、要望するところは成るべくこれを取入れて、そうして講和条約を拵える、その講和条約が長く、東洋は勿論ですが、世界の平和の基礎をなすようにしたい。