1998-12-11 第144回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
○宮腰委員 さきのAPECにおきます早期自主的分野別自由化問題におきまして、中川大臣には、林産物、水産物に関して日本の立場をしっかりと守っていただいたことにまず深く敬意を表したいと思います。
○宮腰委員 さきのAPECにおきます早期自主的分野別自由化問題におきまして、中川大臣には、林産物、水産物に関して日本の立場をしっかりと守っていただいたことにまず深く敬意を表したいと思います。
また、早期自主的分野別自由化の問題について、各メンバーが意見の対立を克服し、合意に至ったことは重要であり、総理の御指示のもと、交渉の妥結に向けた外務大臣、通産大臣の尽力に対し、改めて敬意を表します。この機会に、今次APECの成果についてのお考え及び今後の抱負並びにWTOにおける自由化交渉に臨む基本的考え方を外務大臣にお伺いしたいと思います。
APECの成果と今後の抱負、WTO交渉への考え方についてのお尋ねでありますが、APECにおける成果の第一は、アジア経済の早期回復に向け、我が国の諸施策を含む具体的な対策について合意を見たことであり、成果の第二は、早期自主的分野別自由化等についても、我が国の立場を貫いて妥結に至ったことでありました。引き続き、アジア太平洋地域の共同体精神を深め、一層の協力強化に尽力してまいります。
まず、基本的なポジションでございますけれども、政府の一致したポジションとして、外務省としても今回のEVSL、早期自主的分野別自由化については、これを自主性の原則のもとに実施すべきだということを一致して主張してきておりますし、引き続きその立場を維持して努力してまいりたいと思っております。
この早期自主的分野別自由化、EVSL、これは先生おっしゃいましたように、昨年十一月、バンクーバー閣僚会議の際に、参加したメンバーの間で自主性の原則に基づいて行われるのだという明確な了解の上で合意されたものであるわけでありますから、ここは我が国の立場もきちっと貫いていきたい、こう考えておるわけです。
もちろん、このAPECというところはそういう貿易なりあるいは関税の問題なりというものを審議する場ではないということははっきりしているわけであるし、されど昨年のバンクーバーの会議において、特に早期自主的分野別自由化という形の中で九品目、これをもう関税ゼロあるいは関税率を引き下げる、こういう方針が打ち出されたわけであります。
その中で、御照会のEVSL、早期自主的分野別自由化について我が国の立場はどうかということだと思いますが、私どもとしても、基本的な立場は先ほど来のとおりでございまして、政府としての立場はそのとおりでございまして、これは自主性の原則のもとに行うということでございます。 そして、そのような立場を外交的にもいろいろなレベルで説明に努めてきております。
また、林・水産物を含む早期自主的分野別自由化については、APECの自主性の原則が重要であるとの我が国の立場への理解を求めたところ、各国から我が国がすべての分野で参加することを望む旨の期待が表明されました。 インドネシアにおいては、ハビビ大統領から、民主化や法の支配の実現など、政治改革推進への決意が述べられるとともに、金融システム改革などの経済改革についての説明がありました。
次に、早期自主的分野別自由化についてのお尋ねがございました。 この作業は自主性の原則で行われるものと了解をいたしておりまして、明年六月の貿易担当大臣会合に向けて引き続き作業を行うこととしております。
次に、早期自主的分野別自由化についてお尋ねがございました。 これにつきましては、メンバーから高い支持が得られ、貿易や経済成長等に与える好ましい影響を考慮し、九つの分野を特定いたしました。