1952-06-18 第13回国会 参議院 労働委員会 第21号
例えば日本の国有鉄道が成立した日露戰争後、あの財政逼迫の状態にあつて国有鉄道にすることによつて財政上の逼迫を切り抜けようというのが主たる理由になつているわけであります。地方公共団体の場合でもやはり財政上の考慮と並びに公益性ということが中心になつて企業が営まれるようになつたと思うのです。
例えば日本の国有鉄道が成立した日露戰争後、あの財政逼迫の状態にあつて国有鉄道にすることによつて財政上の逼迫を切り抜けようというのが主たる理由になつているわけであります。地方公共団体の場合でもやはり財政上の考慮と並びに公益性ということが中心になつて企業が営まれるようになつたと思うのです。
戰争後における宗教の勃興は、世界共通のことで、イタリアなどではカトリック政党が出て来たというような状況でありますが、日本も日露戰争後においては、キリスト教界には海老名彈正、綱島梁川、内村鑑三、仏教界には近角定觀のごとき名僧が現われ、ほうはいとして宗教が興つた。日本において今新興宗教が大分できて参つたのでありますが、これは私は国民の魂の要望だと思つております。
従来の日米の関係を見ましても、日露戰争までの五十年間は非常によかつたのでありますが、日露戰争後は、あるいは支那大陸におきまする両国の利害の衝突、あるいはアメリカ本国におきまする排日移民問題というようなことから、両国の関係は非常に惡くなりました。これが遂に日米戰争にまでも入つたわけであります。