2016-04-05 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
したがって、指標として日銀券発行残高は、経済活動が活発化したことによる決済手段の拡大という側面から、超低金利下における一時的な価値貯蔵手段の拡大という側面に変わってきてしまいます。 今日の日銀券発行残高という指標の見方と、総裁の、日銀の壁によって政策効果が失われないようにする手段としてどのような政策が考えられるのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。
したがって、指標として日銀券発行残高は、経済活動が活発化したことによる決済手段の拡大という側面から、超低金利下における一時的な価値貯蔵手段の拡大という側面に変わってきてしまいます。 今日の日銀券発行残高という指標の見方と、総裁の、日銀の壁によって政策効果が失われないようにする手段としてどのような政策が考えられるのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 日銀券発行残高を超えてはならないという日銀券ルールというのは、一定の歯どめの役割を果たしてきたわけなんですよ。 ところが、金融緩和が優先だということで、邪魔になるということで、これは一時棚上げする、一時停止する、こういうふうなことをやって、既に一昨年八月、二〇一二年八月に銀行券発行残高を長期国債の保有が超えていたわけですね。
輪番オペの部分と資産買い入れ基金で買っている国債を足しますと、日銀券発行残高は多分超えているんですね、こうおっしゃいました。 私、調べました。確かにもう超えています。今は、日本銀行券が八十三兆円に対して、基金保有分を含めると長期国債保有額は九十三兆円になっているんですね。だから、日銀券ルールはもう超えている、こういうことであります。
ただ、日銀券ルールにつきましては、御案内かもしれませんが、実は既に、輪番オペの部分と資産買い入れ基金で買っている国債を足しますと、日銀券発行残高を多分超えているんですね。
そして三番目、日銀の独立性を維持しバランスシート健全性を維持するために、日銀券発行残高を日銀による引受総額の上限とすること。 そして四番目、日銀の独立性維持の上に政府、日銀が復興という政策目標を共有し、政策連携できるようにするため、政府・日銀アコードを策定するなどでございます。 白川総裁に御所見をお伺いしたいと思います。
そういう中での日銀引受けが賢明であると思われるわけでありますが、実際、データを見ますと、今年の三月二十日時点の日銀券発行残高は八十兆五千三百三十億円、国債買入れによる長期国債保有残高は六十兆三千二百六億円。
そして、ことし十一月末には四十二兆円まで減少して、いわゆる成長通貨の供給の上限とも言われております日銀券発行残高約八十九兆円足元ございますけれども、これを大幅に下回っているのが現状でございます。 これらの動向は、危機対応としての弾力財政の是非に関しまして二つの可能性を提示するものと私は考えます。
そのときに、制約となっている日銀券発行残高の歯どめを停止してほしい、こういう要請をされたわけです。 当時、日銀の側はそのまま受け入れなかったと思いますけれども、日銀の立場なら当然これは拒否すべきだと私は思いますけれども、当時は財務事務次官でありました。この要望が真っ当なものであったのか、それともそうではないと今思っておられるのか、その点についてお聞きをしたいと思います。 最後に一点。
日本銀行は国債の買入れ額について、基本的に国債保有残高が日銀券発行残高を上回らないように運用しているというふうに承知をしているわけでありますが、当面今の買入れペースを維持しても、日本銀行の場合には国債の償還額の方が新たな買入れ額より多いというようなことで、日銀の国債保有残高は減少する見込みになっていると聞いているわけであります。
この残高を日銀券発行残高より低く抑えるという政策を今後も堅持し続けるか。また、現在、月一・二兆円の国債買い切りオペの金額、これを将来引き上げることはないのか。是非これは福井総裁に、個人的な意見でも構いません。中央銀行の総裁としての思いも伝えてください。イエスかノーでお願いします。
また、買い切りオペの上限に関しましては、日銀の方は日銀券発行残高の範囲内ということでおっしゃっています。具体的には日銀券の発行金額が七十一兆円、現在の長期国債の残高が六十六兆円です。わずか五兆円しかありません。じゃ、同じように輪番オペをやっていきましたら、いずれか、もうこれ以上買えなくなってしまいますと。
そして、二〇〇一年三月、いわゆる量的緩和スタート時には長期国債保有残高を日銀券発行残高以下に抑える、それは、昨年の三月十八日に行われました福井総裁の国会答弁においても、日銀の国債保有残高は非常に大きくなってきているが、とりあえず銀行券の発行残高の範囲内というように答えておられます。とりあえずというのは非常に重要である。
例えば、国債発行三十兆円というならば、新発国債三十兆円のうちの二分の一は日銀で直受けする、そうすれば、今六十七兆円しかない日銀券発行残高は一挙に十五兆円ふえます。新札が出てくる。八十七兆円になるということであります。これは、大原一三衆議院議員が御主張のことでございますし、高橋是清が昭和七年に使った禁じ手と同じ発想でございます。
お金を、日銀券発行残高を豊かにした上で、それから国債を徐々に売っていく。今は、三十兆お金を出したら、六十七兆しかないところから三十兆吸い上げてしまうんですね。それでまた三十兆徐々に徐々に出すんですから、まずお金のコントラクションを激しく起こしている。それから徐々に徐々に回復していくんですね。乗数効果がなければいかぬということで公共事業ばかりになった、こういう話でございます。
この三月末における日銀券発行残高に占める一万円券の金額構成比は今まだ八四・二、こういうことでございます、これは参考のため。これが規則として、基準として法律で決まっておるわけではございませんが、従来から見れば、まあ一つの御説明申し上げてもいい数値だと思って、あえて御説明をいたしましたので、現時点では考えておりません。
日銀券発行残高に占める一万円券の金額構成比は、ただいまお話があったように、最近八三%程度で比較的落ちついた推移をしております。過去において高額紙幣を発行した際の同様の比率を相当下回っております。このような観点から考えた場合、現在高額紙幣がないために取引上支障があるというような状況にはありませんので、目下考えておりません。
○矢追秀彦君 その辺は心配があるかどうか、もう少し後で私は議論しますが、次にハイパワード・マネー、すなわち日銀券発行残高とプラス市中金融機関の日銀への預け金、このハイパワード・マネーの年間増加率というのは、名目GNPの伸び率と同じにしておかなければ、これを上回るとインフレの原因となると、こう言われておりますが、このハイパワード・マネーの五十四年度以降の金額が、名目GNPの伸び五十四年度九・五、五十五
ちょうどきょうの新聞に「日銀券発行残高十年ぶりの低水準」というので、六月が一四%を割りそうだという大きい見出しが出ている。
昨年末の日銀券発行残高は前年を二一・五%も上回っております。今日のような非常事態には、このような通貨増発をきびしく押えることが絶対に必要であることは常識であります。(拍手) 以上の諸点について、総理並びに関係大臣の答弁を求めます。 第二は、今日の経済危機から国民生活をどのように防衛するかという問題であります。
また、四十二年以降、日銀券発行残高は経済成長率を上回って増加し続けているのであります。外貨蓄積増加のいま、物価対策として輸入が活用されなくてはなりませんが、民間設備投資を適度にコントロールし得るように通貨供給を調節することなしには、国民生活を豊かにしていく成長を続けることはできません。物価安定推進会議は、物価政策の各種の提案実施状況を調査し、強い提言を用意しつつあります。