2021-02-22 第204回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
民間の預金が、銀行経由で日銀の当座預金ないし一部はキャッシュ、日銀券という形で日銀のファイナンスに回っているわけですから、実は、最終的な問題は、日本国が本当に今後この借金を返せるような状況になるかなんですよ。
民間の預金が、銀行経由で日銀の当座預金ないし一部はキャッシュ、日銀券という形で日銀のファイナンスに回っているわけですから、実は、最終的な問題は、日本国が本当に今後この借金を返せるような状況になるかなんですよ。
じゃ、その考えるときに何が大事かというと、要するに、国債、それから日銀総裁がおられます、日銀券、これ両方とも負債ですよね。日銀にとって日銀券は負債です。国債も政府にとっては負債です。しかし、この二つの負債は国家主権というのが後ろにありますから、はっきり言いまして返済する必要はないわけです。 大体、日銀券を銀行に持っていって返済してくださいと言う人がいますか。いませんよ。
その反対側の資産として国債とか銀行に対する貸付けとかその他があるということでありまして、マネタリーベース全体で見ればこちら側の、日本銀行の資産を増やせばその分必ず負債が増えますので、マネタリーベースをコントロールできるということは事実なんですけれども、その中で、その日銀券がどうかというのは、これは民間の需要で決まってきますので、日銀券自体は日本銀行がコントロールできるものではなくて、日本銀行がコントロール
このルールを最初に、白川総裁のときに資産の買入れ機構をつくって、そしてそれは日銀の日銀券ルールから外しますよということは白川総裁が決めたわけでありますが、その後、黒田総裁になって、この日銀の発行のルールを一時停止ということにしましたね、これは。 廃止ではなしに、あるいは、白川総裁がやったように機構をつくっておいてそこは外しますよということでなしに、一時停止をしたということの意味合いは何ですか。
だから、それを、バブルのときは、要するに、民間企業がさんざん銀行から日銀券をごそっと持っていって、だから景気がよくなっていたんです。いいものをつくったから景気がよくなったのではなくて、銀行券をさんざん持っていったからよくなったのであって、それがバブルだったわけです。 問題は、では、今はみんな民間が貯蓄していて、どうしているか。
これは何度も言いますけれども、日銀券が市中に出回らないと経済はよくならないし、インフレにならないんですよ。では、今は誰が市中に流しているかというと、やはり政府なんですよ。だって、民間は持っていかないんですもの、銀行からお金を。先ほど、銀行の頭取が嫌だから持っていかねえという大臣の話がありましたけれども、持っていかないんですからインフレになりようがないんですよ。
一%上がったらば、たった一%に上がったらば物すごい評価損が出るんですけど、それを見て、日銀の信用とか日銀券の信用というのは失墜しないと思っていますか。やっぱり、中央銀行が債務超過になったり、たとえ時価評価であってもですよ、簿価会計になれば、簿価会計で債務超過になったらとんでもない話で、さっきみたいに、短期金利が上がっていけば簿価会計上でも債務超過になる可能性は十分あると思うんですけどね。
今の管理通貨制度のもとで、何かシンプルなルールでこちらを抑えるとか、あるいはこれとこれのバランスをとるとか、そういうもので物価の安定、通貨の信認を確保するということにはやはり各国ともなっていないわけでして、そこは新日銀法のもとでそうなって、それから、御指摘の日銀券ルールも、実は前の総裁時代に日銀券ルールとかあったんですけれども、それは今、こういう大幅な金融緩和を、強力な金融緩和をするという観点から停止
恐らく、負債の部に立てる一万円券を、日銀券を使って国債を買い支えて、そしてその国債の利払い費が入るというわけでありまして、紙幣の総量が、福沢諭吉翁の、今度でいえば渋沢栄一翁の発行する総量が、断面で捉えると、実は、八四年の聖徳太子から変わったときのころは学生時代でしたから一万円札を拝むことは余りありませんでしたが、総量をきちんと管理をなさるんでしょうけれども、ある断面で捉えたら、実は、今度の渋沢翁の新紙幣
もうむちゃくちゃな評価損が出るんですけれども、それでも日銀並びに日銀券の信用が保持できるというふうにお考えなのか、お聞きしたいと思います。
これに実は日本銀行を足し算するんですけれども、資産の方に国債四百五十、日銀の場合は負債が日銀券ですから四百五十を足し算して、連結のバランスシートはできます。 これを見てどうか。実は、ここの負債の方はちょっとはみ出ているんですけれども、この銀行券は、正確に言うと銀行券プラス当座預金なんですけれども、これは基本は無利子、無償還です。
○参考人(岩田規久男君) 時価総額が今言ったように大きく減少するというケースがあるかもしれませんけれども、それによって日銀券の信用が失われるということは原則としてあり得ないというふうに思います。
ですから、左の方には資産と国債が載っかってきて、右の方には国債と日銀券、銀行券という形が載っかりますね。 ちょっとここで余計な話も書いちゃったんですけれども、実は徴税権というのがあって、これは私が勝手につけたものでありまして、これはなくても別に議論は問題ないのでちょっと省いて考えますと、まあ、それを除いても、統合政府の資産というのは千三百兆円。
特に、この種の技術が使いこなせる先進国、また、中国の場合は、にせ札があれだけはやっている、はやっているという言い方はいかがですかな、にせ札があれだけ流通しているという実態に合わせれば、フィンテックに頼らざるを得ないんだという、これは中国人なら必ず言うせりふですから、そういった背景があるのであって、こちらは、日本の銀行券というか日銀券の信用というのはぬきんでて高いという状況にもありますので、そういった
したがって、指標として日銀券発行残高は、経済活動が活発化したことによる決済手段の拡大という側面から、超低金利下における一時的な価値貯蔵手段の拡大という側面に変わってきてしまいます。 今日の日銀券発行残高という指標の見方と、総裁の、日銀の壁によって政策効果が失われないようにする手段としてどのような政策が考えられるのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。
国債保有の量的規制たるいわゆる日銀券ルールとか一年ルール、そういうものを破って国債を買い入れている。これはもう財政ファイナンスじゃないか、つまり、事実上の日銀の公債引き受けと変わらない、そういうような声も出ております。 それで、問題の、このたびの公債の発行の特例に関する法律案ですけれども、これは五年先まで特例公債を発行し続ける、そういうことだと思います。
また、いろいろな、これに関してはどれだけ保有するとか、保有比率をですね、必ずしも決めなくても、きちんと二%の安定目標を達成するためにやっていくんだということを言えば、日銀券の信用が毀損されるということは私はないというふうに思っております。
しかし、日銀の資産と負債を大きく拡大する結果、出口においてもそうした振れによって日銀券の信用が毀損されるということのないように、今剰余金の積立てを行っているということであります。(発言する者あり)
つまりは、異次元の金融緩和が始まったときには、日銀券ルールに戻るという前提で答弁されていて、検討を加えるなんてことはおっしゃっていないんですよ、一言も。今の答弁でも、検討を加えなきゃいけないということは、変わったということですよ。それは認められないと不誠実だと思いますが、いかがですか。
私がきょう議論したかった大きなポイントの一つというのは、日銀券ルールを総裁はどう考えておられるのかということなんですね。
○黒田参考人 日銀券ルールは一時停止しておりますので、量的・質的金融緩和の必要性がなくなれば復活してくるということはそのとおりだと思いますが、ただ、その時点で、こういったルールが適切かどうかというのは当然議論になると思います。
○金子洋一君 経済が巡航状態に移ったときの日銀券ルールの在り方というのは是非とも議論をしていただきたいと思います。 財政再建の話もたくさん出てまいりました。やはり財政再建に一番重要なことは、ちょっと景気が回復したからといって財政や金融を引き締めたりしないことが一番大切なことだろうと思います。
○参考人(黒田東彦君) 御指摘のとおり、いわゆる日銀券ルールは適用が現在停止されております。それから、委員御指摘のとおり、欧米の中央銀行におきましても、量的金融緩和の中で長期国債等の保有を大幅に上回る現金等を出しているわけであります。 そうした下で、それによる何か弊害が今出ているかと言われますと、出ていない。
日銀券の発行残高と日本銀行が持っている長期国債の保有額を日銀券の発行残高よりも長期国債の保有額を低く抑えなければいけないという銀行券ルールですけれども、これは今は停止をしているという御説明のなさり方を日銀の方はしておられましたけれども、これ、ちょっと外国を見てみますと、リーマン・ショック後のアメリカにしてもイギリスにしても、これは日銀券ルールと申しますか銀行券ルールは守っていないわけですよね。
いずれにいたしましても、財務省としては、例えば所有者が不明なまま寄託をされております旧日銀券や国債等につきまして、所有者が判明をすれば返還を行っていくなど、引き続きそれぞれの債務につきまして地道に対応していくほかはないと、そういうように考えております。
これももう言わずもがなのことですけれども、私どもが持っている日銀券ですね、千円札とか一万円札というのは、その昔、金本位制の場合は兌換券で後ろに金があったので、そして日銀ないしは政府がそれを金といつでも換えてくれるというので信用して持っていたわけです。その後、さすがに、もっと知恵を使いましょうということで管理通貨制度になりましたけれども、その後ろにあるのは今ほとんど国債です。
しかし、日銀の負債、すなわち日銀券と準備預金という民間資産は相殺されません。 仮に、新円切替えで今の日銀券を無効にしたり、準備預金を封鎖したりすれば、日銀の負債は消せますが、それは民間銀行を始めとする民間資産の全額毀損を意味します。そのことは、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資するという日銀の基本理念に反することは言うまでもありません。