2014-10-17 第187回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
そういった意味では、今、国債のマーケット、どんどん買い手は減っていって、日銀がひとり買っている、ますます日銀依存が高まっているというような状況にあると思っています。 こういう国債マーケットの現状を、財務大臣、そして日銀総裁はどのように考えておられるか、御見解をお伺いします。 〔委員長退席、寺田委員長代理着席〕
そういった意味では、今、国債のマーケット、どんどん買い手は減っていって、日銀がひとり買っている、ますます日銀依存が高まっているというような状況にあると思っています。 こういう国債マーケットの現状を、財務大臣、そして日銀総裁はどのように考えておられるか、御見解をお伺いします。 〔委員長退席、寺田委員長代理着席〕
都市銀行のいわゆる日銀依存度でございます。これはやはり預金と貸し金のバランスの執行を日銀その他外部の借り入れに依存しておるわけでございますが、これは要するに預貸し金じりでございまして、これをできるだけ自己資金でまかなえるような努力というものが目下都市銀行の最大の眼目であることをちょっと御了承いただきたいと存じます。
財政金融の面におきましても、巨大企業の資金は銀行借り入れ、さらに日銀依存という形で展開し得る。生産の大部分は大企業がコントロールし得る。こういう条件のもとで低位の価格安定を望むということになっておるわけでございます。
企業の銀行依存、それから銀行の日銀依存という間接金融方式偏重の背後には、私は、忌憚なく言いますと、大蔵省の独善的金融行政があったと思うのであります。この悪弊を是正するためにも、銀行等に対しての公認会計士の監査証明は不可欠のものと私は考える。また、公認会計士の監査証明を活用することによって、大蔵省の金融行政の負担も軽減されるばかりでなしに、金融行政の民主化に資することもできると私は考える。
また、金融の正常化につきましては、金の偏在面を是正いたしましたり、日銀依存の態度をやめて自立態勢をとらなければならないということを、金融機関に対しても強く行政指導も行なっております。
それから都市銀行のオーバー・ローン、日銀依存度というのはひど過ぎる、これではいけないのでまずそれを取り上げる。同時に、企業側もオーバー・ボローイングということに対しては是正をしながら自己資本比率を上げていく。その過程において、資本というものと公社債で調達するものとのバランスをどうするかは十分進めてまいらなければならぬということであります。
それから銀行自体も日銀依存という態度を改めて、少なくとも一〇七、一〇八というような貸し出し過多におちいらないように自粛をしなければならない。特に民間の個人が持っております公社債というものに対して、担保金融を行なおうということでもって、民間の金融機関そのものも公社債流通市場の育成、強化というものにひとつ肩を入れてくれ、また事実そういう体制になっております。
日銀の貸し出しというものが一兆三千億をこすということに対しましては、日銀依存度が非常に高いということに対しては、これはもう改めていかなければならないことでありますが、この通貨発行刊の量そのものに対してはなかなか議論のあるところでございます。
しかし、非常に需要は増大いたしておるにもかかわらず、資金量が非常に少ないということで、コールに依存する度合いが高かったり、また含み貸し出しが多かったり、日銀依存度が非常に高かったりということで、現在の状態で金融が完全に正常化されておるというような考えには立てないわけでございます。
これは、まず非常にコール依存度が高いとか、それから含み貸し出しが多いとか、日銀依存が非常に多いとか、こういう問題がたくさんあるわけでございます。実際、今までは大したことではないといっておった、資金量が非常に小さかった信用金庫や相互銀行、それから農協等の資金が、非常に大きくなっておる、こういう問題。
この問題は、御承知の通り日銀依存度が非常に高い、またコールで運用せられておる面が非常に多い、含み貸し出しが多いという金融の不正常な状況を直すために、これらの新制度をつくったわけでありまして、これが政府保証債を引き受けるためとか、国債発行の前提であるとか、またインフレ要因になるとか、通貨発行高をふやすとか、こういうものに対しては非常にこまかく配意をしながらいきたいというふうに考えております。
こういう問題で、第一の問題においては政府資金、財政投融資、民間資金の総合的な調和ある運営ということになりますし、公定歩合の引き下げによって、先ほども申し上げた低金利というような方向、金融の、正常化という方向に一歩進めたわけでございますし、第三の状態においては、銀行が過度な日銀依存というようなことでありましたから、この面に対しては適切に買いオペレーションによって資金供給に弾力性を持たせようということでございます
○田中国務大臣 一番初め考えるのは、やはり日銀依存という問題を解決したいということ、もう一つは、コール等に非常に大きく依存しておるものを是正していきたい、金融の正常化ということで、これが手段としてとられたわけであります。
いずれにいたしましても、今申し上げました趣旨におきまして、銀行がついその両者を混同せざるを得ないような方式によって現金供給が行なわれておりました結果、つい日銀依存ということにつきまして一向神経が響きませんで、つい乱に流れるということは否定し得なかった傾向だったと思うのでありますが、今後それを是正していきますれば、季節的にいろいろオペレーションの金額を決定いたしましたり、あるいは銀行の最高貸出限度を決定
ただ、日本銀行借り入れの中には、御存じのように、輸出入の資金で輸出貿手の金融、輸入貿手の金融というようなものがございまして、特別の貿易関係の優遇金利でございますので、そういうものは当然残ると思いますけれども、その他の一般の貿易関係の資金に使われておるものにつきましては逐次日銀依存を少なくして参りたい、こういうふうに考えております。
大蔵大臣の財政演説の中にも、来年度は、金利水準の低下と金融機関の日銀依存を是正して金融の正常化をはかるいい機会である、こういうふうに御説明がございました。日銀の公定歩合の引き下げは、昨年二回と、また本年の二月を加えまして、三回の引き下げが実施されました。市中銀行の標準金利等も一銭九厘になったようであります。
この際、政府は金融政策の運用に関連して、本委員会においても指摘されましたように、過去におきまする市中銀行の日銀依存を是正し、まずオーバー・ローンの解消、経営の合理化を初め、金利の引き下げ、貯蓄の増強、金融機関相互の過当競争を排除し、しこうして状況に応じては準備預金制度の活用等をも考慮して、民間金融機関に対する指導の強化に当るここが、今日強く要請せられるのであります。
この際に金融の正常化という意味においては、銀行自身の資産内容も十分正してもらいましょうし、いわゆる日銀依存の度合いもこういう際に改善してもらう。
まあ日本の金融体系が、日銀依存度が非常に強い状況で今日まで推移している、そうして日本の金利はそういう意味で打ち立てられてきている、こうとも考えるべきではないか、かように思います。
私は、財政演説でも申し上げましたように、こういう機会にこそ金融の正常化をはかるべきである、こういう意味では、まず第一は日銀依存のあの金融のあり方を直すべきだということを指摘し、同時にまた金融の相互の過当競争その他の問題について姿勢を正すことを強く要望しておるのでございます。この点は変りはございませんから、これらの点は具体的に申し上げてもいいことだろうと思います。
散超になるとかあるいは非常に民間市中銀行、地方銀行等に預金が吸収されるといたしますと、日本の金融機関の通弊だといわれていた日銀依存のあの姿を、この際にやはり直していかなくてはならない。さらにまた金融機関が自由であるために自由競争をするが、過当競争などはもうどうしても防いでいかなくてはならない。私どもは銀行検査、その他で常時指導監督はいたしております。
昭和三十一年度予算説明には、貿易収支は黒字になり、財政資金の支払い超過、投資の需要、消費需要、貯蓄傾向等の変化はなく、金融機関の資金繰りも好転し、日銀依存度の低下、オーバー・ローンの解消、金利の低下等、金融の正常化は急速に進行しつつあると、こう書いてありますけれども、事態は全く逆であります。