1982-08-06 第96回国会 衆議院 文教委員会 第19号
それにつきましては、意見を付して修正された検定済み教科書につきましては満州事変とか日華事変等の日本の中国大陸進出の事実が書かれてございますし、またそれが中国に大きな損害を与えたことにつきましても記述しているわけでございます。これらの記述を通しまして生徒が日本の過去の戦争について考察し、判断することは十分可能なのではないかと思いますので、支障があるということは言えないのではないかと思います。
それにつきましては、意見を付して修正された検定済み教科書につきましては満州事変とか日華事変等の日本の中国大陸進出の事実が書かれてございますし、またそれが中国に大きな損害を与えたことにつきましても記述しているわけでございます。これらの記述を通しまして生徒が日本の過去の戦争について考察し、判断することは十分可能なのではないかと思いますので、支障があるということは言えないのではないかと思います。
これは国といたしまして今次戦争あるいはその以前の日華事変等におきますところの犠牲者の方に対しまして、国として責任を負うべきところの人々に対しまして国が補償するというたてまえになっておるわけでございまして、これはいわゆる社会保障としての措置ではないわけでございまして、あくまでもこれは国の補償という立場におきまして考えられました制度でございます。
そこで一つ申し上げておきたい点は、いま申し上げまするように血の通った行政の中に、大東亜戦争あるいはまた日華事変等に従事された軍人軍属、または遺家族の方々その他において差別待遇が行なわれ、不公平な処置が行なわれる、こういうことは適切な処置ではなかろうというふうに考えます。この点に対します大臣の率直な意見をひとつお聞かせをいただきたい。
そこで問題は大東亜戦争なり、あるいはその緒戦でありました日華事変等をどういう工合に考えているか、これが質問の要点だと思います。その中で外務大臣はシナという言葉を使われましたが、シナという言葉自体が今日においては私は妥当を欠くと思う。
(「同感」と呼ぶ者あり) 尚私の発言中間違つた点は率直に取消しますが、「世界の推進力日本」は戰時中において出版したと申上げましたが、私は日華事変等を加えての意味であつたのでありまして太平洋戰争と言うならば確かに戰事前でありますから、それは御了解を願いたいのであります。