1983-04-12 第98回国会 参議院 外務委員会 第6号
同様な解釈は、日英領事条約の場においても行われておりますので、大体その辺が妥当な線ではないかと思っております。
同様な解釈は、日英領事条約の場においても行われておりますので、大体その辺が妥当な線ではないかと思っております。
この点に関しまして、この条文そのものは、日本がこれまで戦後締結いたしました領事条約、日米領事条約、日英領事条約と全く同文でございます。
これはただいままで日ソ領事条約の日米、日英領事条約との主要な相違点でございますが、米国及び英国がソ連と結びました条約とはほとんど同じでございます。
そういうことで、今回締結いたしました日ソ領事条約は、日米、日英の両領事条約とは違っておりますが、また他面におきまして、日本の領事官が、ソ連の社会の特異性にかんがみましてそれだけ厚い保護を受けるという結果になることにかんがみまして、この日米・日英領事条約と違うたてまえのソ連との条約を締結した次第であります。
○高島説明員 日ソ領事条約は、全体といたしまして、確かに先生のおっしゃるとおり、日米ないし日英領事条約とは違っておる点が多々ございます。ただ、わがほうが交渉するにあたりまして、基本的態度といたしましては、日米、日英領事条約を基本といたしまして、それにソ連の社会体制の特殊性を考慮した規定を入れたことでございます。
もともと、先ほど申しましたとおり、日米、日英領事条約の規定をもとにした提案をそのままソ連側がのんだ結果、こういう規定になった次第でございます。飜訳につきましては、確かに先生のおっしゃるとおり、一語一語つき合わせましたところによりますと問題点はあろうかと思いますけれども、最終的には、日ソ両方の側で、交渉当事者がそれでよろしいということで了解した結果でございますので、御了承いただきたいと存じます。
○高島説明員 実は日ソ領事条約を交渉するにあたりまして、わがほうの原案となりましたのは、日本が戦後締結いたしました日米領事条約及び日英領事条約の規定をもとにいたしまして、これにソ連の特殊性を加味した提案をしたわけでございます。
○寺尾豊君 ただいま議題となりました日英領事条約は、近年両国間の領事関係が複雑多岐にわたってきた実情にかんがみ、領事の特権、職務等を、通商航海条約とは別個に、具体的に取りきめたものであります。 委員会は、本十一日採決の結果、多数をもって本件を承認すべきものと決定いたしました。 右御報告いたします。(拍手)
日英領事条約は、このような事実を背景にいたしまして、具体的な規定を持つ領事条約の締結が望ましいということで交渉が開始されまして、先ほど大臣からも話がありましたとおり、昨年の五月に日英の閣僚定期会議が東京で開かれたときに、バトラー当時のイギリス外務大臣と大平前外相との間でこの条約に署名が行なわれたわけであります。
それがないということは、権限がないということで安心するのではなくて、無規定であり無条約であるということは、情勢の変化によって逆に言えば何でもできるということで、その実質的な事実をつくり上げるのがこの日米、日英領事条約であるということをわれわれは強く懸念する次第でございまして、昨年、日米領事条約に対して、同様の趣旨を眼目といたしまして、そのほかにも理由はありますけれども、それを中心の眼目としてわれわれは
○穗積委員 日英領事条約について、これはすでにいろいろ審議をした経過がございますので、特に問題になる点数点だけをこの際お尋ねをして明らかにしておきたいと思うのです。 最初に事務当局にお尋ねをいたしますが、ただいま日英間で相互に派遣しておる領事の数、派遣地はどういうことになっておりますか、事実を報告していただきたいと思います。