1951-03-08 第10回国会 参議院 予算委員会 第22号
で私どもはダレス氏が持つて来た七原則、これはいわゆる我々も新聞の知識でありまするが、これを見てもそう秘密だというほどのことがあるようにも思えないのでありまするが、一応それはそれとして、総理は外交が秘密だ秘密だと盛んに言われてそうしてそれと相対応するかのように、ダレス氏が帰るときにダレス声明が出されて、これに応じて吉田声明が出されたのでありまするが、その中に日米防衞協定などについては円満なる了解点に達
で私どもはダレス氏が持つて来た七原則、これはいわゆる我々も新聞の知識でありまするが、これを見てもそう秘密だというほどのことがあるようにも思えないのでありまするが、一応それはそれとして、総理は外交が秘密だ秘密だと盛んに言われてそうしてそれと相対応するかのように、ダレス氏が帰るときにダレス声明が出されて、これに応じて吉田声明が出されたのでありまするが、その中に日米防衞協定などについては円満なる了解点に達
そうなりますると、この日米防衞協定、成るほど日本の国が講和直後真空状態になりますことが、朝鮮事変の例のように非常に危惧される状態である。そういうふうな点から、この日米相互防衞協定に入りますとしましたときに、実はその内容がどうであるかということが、私は一番問題になるところではなかろうかとこう考えるのであります。従いまして、この点について少しく総理大臣にお聞きいたしたいと思うのであります。
それは日米防衞協定というものかできました結果、やはり日本国民として好むと好まざるとにかかわらず、アメリカと諸外国との戦争に自動的に引入れられるのではないか、この心配かあるわけであります。そういう場合に当りまして、例えば中共並びにソ連との関係をどうお考えになるか、この点について先ず伺いたいと思うのであります。
仮に今総理とダレス氏との間の話のような、相互援助的な気持が具体化した場合には、これ又一つの日米防衞協定みたいなものになると思うのですが、総理はこれを日米間の二国間の防衞協定であつても、それ自体が一つの国連憲章の五十一條に認められた集団的自衛権の発動である。五十二條以下の地域的防衞取決めというふうにお考えであるかどうか。
○曾祢益君 題を変えまして、領土問題について若干伺いたいのでありますが、まあこれはいろいろ機微なことがあると、又特に秘密会に適した題ではないかと思いますが、今の調子で大いに総理が頑張つて下さつていることを我々も想像するのですが、日米防衞協定のことはまだ出ておらないと言われるけれども、そういう方向に進むものとして、若しそういう方向に進むものならば、もう本土それ自体が或る意味で全面的に共同防衞の目的から