1999-05-13 第145回国会 参議院 総務委員会 第8号
それにつきましても、私もこの法案を読んでみまして思い出しますのは日本とアメリカの差でありまして、私は六十一年から二年にかけまして日米農産物交渉に大デレゲーションの一員として行きました。こちらは外務省以下十二名の男性でございますが、アメリカ側は四人のUSTRの女性が対応いたしまして、国益を追求して堂々たる論陣を張られ、その結果、牛肉・オレンジの自由化につながったという経緯がございます。
それにつきましても、私もこの法案を読んでみまして思い出しますのは日本とアメリカの差でありまして、私は六十一年から二年にかけまして日米農産物交渉に大デレゲーションの一員として行きました。こちらは外務省以下十二名の男性でございますが、アメリカ側は四人のUSTRの女性が対応いたしまして、国益を追求して堂々たる論陣を張られ、その結果、牛肉・オレンジの自由化につながったという経緯がございます。
難航に難航を重ね続けていた日米農産物交渉の決着を図るため、翌年二月渡米。交渉技術のベテラン、ブロック通商代表と一歩も退かず渡り合い、外交交渉としては考えられない、私邸を訪ねるという熱意と誠意によって見事交渉をまとめられました。一大危機を体当たりで救ったこの活躍は、我が国の農政史上に刻まれた金字塔とも言えるでしょう。
本法案を提出した理由については先ほど御説明申し上げましたが、いわゆる日米農産物十二品目交渉におきまして、いろいろ長い折衝の経過があったわけでございますが、国内生産を守るぎりぎりの選択として、十二品目のうち八品目について自由化の決定が行われ、かつ、でん粉と乳製品につきましては、IQを存続するかわりに諸般の輸入アクセスの改善等の措置をとるということになったところでございまして、この点については、我が国の
しかし、毎年一回、日米農産物定期会合といったような名前で呼ばれている会合を開催しておりまして、既にことしも、ついこの間、アメリカからアメリカの農務省の担当者が東京に来ましてそういう会合を持ったわけでございますけれども、そういう場を通じまして日米双方で、穀物を中心とします農産物の需給動向なんかにつきましてお互いの情報を交換して共通の認識を持つ、そのことを通じて円滑な農産物貿易の推進を図るというような手
なおまた、二国間で日米農産物交渉をやる場合は私が主体でございました。しかし、ウルグアイ・ラウンドの中間レビュー、ウルグアイ・ラウンドの場におきましては農業問題だけではなくて、知的所有権の問題であるとかいろいろな問題があるわけでございます。
農政問題でございますが、もう御承知のように、今回の日米農産物自由化の問題の総くくりのような問題に今なってきているような、例の米国の精米業者が日本の米市場の開放ということを求めて提訴した問題がございますが、これについては、結果的には却下をしたということにはなっておるわけでございます。無条件却下を私どもとしては希望、期待を持っておったわけでございますが、農水大臣も同じだったと思うのでございます。
そこで、私たちの地域のカンショ、サトウキビについてでありますけれども、まずカンショについては、さきの日米農産物交渉の決着の結果、でん粉について自由化は保留されたものの、トウモロコシの無税枠の拡大とか二次税率の引き下げなど関税割り当て制度の運用緩和により、国内産でん粉及び原料用カンショ生産に与える影響は非常に大きいものがあるというふうに思われるわけでございます。
昨年の日米農産物交渉では、アメリカは米について二国間交渉で決着をつけたいという、こういう提案をしてきた。それで、日本は困るということで、この提案については応じなかった。二国間交渉で米について決着しようとおどかされて、結果的には牛肉・オレンジの自由化を認めてしまった。日本には強く当たれば当たるほど必ず折れる、こういう自民党政府の足元を見られ過ぎておるんですよ。
(拍手) 竹下総理は、この日米農産物交渉についてどのような評価をお持ちか、また、自由化後の国内諸対策について政府の責任をどのように受けとめていられるか、所信のほどをまずお伺いいたします。 この上に、米国の国内には、追い打ちをかけるかのように米の輸入自由化を求める動きがあらわれています。政府は、米の市場開放問題はウルグアイ・ラウンドで協議するとの見解を繰り返しています。
○佐藤国務大臣 先般の日米農産物交渉につきましては長い歴史的経緯がございまして、昭和四十年代冒頭、ケネディ・ラウンド、関税問題のときからの経緯がございまして、二十年余にわたる問題でございました。それだけにいろいろな交渉の経過はございますけれども、今日の段階になるとアメリカ側のいら立ちもわかる。一方で、国際化という現実の中でそうしたいら立ちが加速されてくる。
その政治も思い切った政策を推進していく、これしかないと私は思うのですけれども、大臣は特に今回の日米農産物交渉、牛肉・かんきつにつきましても大変な御苦労をしてまとめ上げました。
その理由はということになりますれば、昭和四十年代前半早々に始まったケネディ・ラウンド、関税問題から始まって二十年余にわたる議論の集積が今日に集まって、そして結論を出さなければならない、その二国間の話し合いでございますので、過去の問題をまず片づけた上でということになるわけでございまして、日米農産物交渉、とりわけ牛肉・かんきつ交渉において、ヤイターとそのことについて話し合ってはおりません。
日米農産物交渉における無残な敗北の償いとして、きめの細かな対応と必要な予算は緊急に別枠で対処すべきであります。いかがですか。 また、このような無原則な譲歩をこのまま続けていくことになれば、結局は米の自由化を許すことになるのではないか。日本の農業、国民の安全な食糧を守る上から、断じてそうさせてはなりません。
そういう中にあって、日米農産物交渉において覇権主義がそれに適用される、覇権主義が土台となってやってくるとするならば、それは友好国ではないと私は思っております。しかし結果は、友好国としては依然としてあるという認識でございますことを申し上げておきたいと思います。
日米農産物交渉もいよいよ重大であります。一国の基幹産業である農業を守り、食糧の自給率を高めることは、独立した主権国家の当然の権利であります。ところが、自民党政治のもとで、我が国は農林水産物輸入大国となってしまいました。にもかかわらず、今回また政府が農民の痛切な反対の声を踏みにじり、牛肉、オレンジの自由化そのものを認めたことは断じて許すことはできません。
○保利委員 このたびの日米農産物交渉において、大臣、大変忍耐力を発揮されて、計八回にわたるヤイター代表との交渉をされて先日お帰りになりました。お帰りになりましたときにいろいろお話を承って、本当に御苦心をされたなと思う次第でございまして、心から敬意を表したいと思います。 まず、この日米農産物貿易の問題について一つ質問をさせていただきます。
酪農家の方々というのは今大変苦しい状況にありますし、日米農産物交渉を見ておりましても、一層生産性向上の努力もしなければいけない。あるいは過大な金利負担を早く償却しなければいけない。また、品質の高い生乳というものを生産しなければいけない。
○武部委員 まず最初に、日米農産物交渉についてお伺いしたいと思います。 佐藤農林大臣の切々たる交渉のお姿につきましては、我々も本当に胸が熱くなる思いをして見守ってきたのでありますけれども、筋を通して、勇気ある決断のもとに、交渉決裂も辞さないというような御判断でお帰りになったということにつきましては、我々も強くそれを支持し、深く敬意を表しているところでございます。
東芝制裁問題、公共事業参入問題、科学技術協定問題に続いて、日米農産物交渉において牛肉、オレンジについてはアメリカが輸入自由化を要求しています。いずれの場合も、アメリカの理不尽 な要求に対して日本はいろいろ不満は述べているものの、結果としてこれを受け入れている。
質疑は国政の各般にわたって行われ、特に、暫定予算提出時期等に関する問題、六十三年度の減税問題と税制改革、日米農産物交渉及び建設市場参入交渉、日米科学技術協力協定、高齢化社会と国民負担の見通し、有事法制の整備等について熱心な質疑応答が行われたのでありますが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
いよいよ日米農産物交渉も最後の時点を迎えて、明日佐藤農水大臣が行かれるそうでありますが、この結果がどういう結果になりましょうとも、日米漁業交渉の結果を見るまでもなく、農産物交渉の結果は、たとえどういう答えが出てくるにしても予想されることは、日本農業にとって大変厳しい答えが出てくるんじゃないかと思うわけであります。
そういたしますと、今回、眞木経済局長がアメリカに参りまして日米農産物交渉をいたしておりますが、牛肉、オレンジの問題につきましても三月で切れるわけでありますが、自由化を明示しない限りだめ、こういうふうな形で、またガットに入れるぞ、こう来ておりますが、言語道断だ、こういうふうに思います。でありますから、この問題について農林水産大臣としての決意を向いたいと思います。