1954-03-11 第19回国会 衆議院 本会議 第18号
○伊藤好道君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする、わが国にとつて最も重大なる問題である日米相互安全保障協定、いわゆるMSA協定に関しまして、吉田総理を初め関係閣僚に対し、四つの協定を通じて若干の基本的な問題に限り質問いたしたいと存じます。
○伊藤好道君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする、わが国にとつて最も重大なる問題である日米相互安全保障協定、いわゆるMSA協定に関しまして、吉田総理を初め関係閣僚に対し、四つの協定を通じて若干の基本的な問題に限り質問いたしたいと存じます。
言いかえれば、MSA協定、すなわち日米相互安全保障協定の締結は、将来予算編成を拘束する結果となる。条約上の義務として、すなわち条約は国会の予算審議権に優位するのでありますから、MSA協定によつて義務づけられたところの防衛カ増強計画は当然に予算を伴い、この予算は国会独自の見解で削減することができなくなると解釈されるのであります。
第一に、もしこの日米相互安全保障協定が締結せられた場合に、恐るべき内政干渉を誘発すると思われるが、どうしてこれを排除せんとするのか。この点は、特に政府を代表して、総理大臣が欠席でありまするから、副総理から明確なる所信をお伺いいたしたいのであります。