1950-03-20 第7回国会 参議院 本会議 第31号
そういうふうな国会の動きと需用家の猛烈なる反対陳情のために、やつと現在行われておりますごとく日発補正の方法によりまして、生地そのままの影響を受けずに来ることができましたが、それでも九州、中国地方の産業には多大の影響を受けまして、中には工場閉鎖の止むなきに至つたものもあるのであります。このような状況は青木安本長官も池田通産大臣もすでによく御存じのことと思います。
そういうふうな国会の動きと需用家の猛烈なる反対陳情のために、やつと現在行われておりますごとく日発補正の方法によりまして、生地そのままの影響を受けずに来ることができましたが、それでも九州、中国地方の産業には多大の影響を受けまして、中には工場閉鎖の止むなきに至つたものもあるのであります。このような状況は青木安本長官も池田通産大臣もすでによく御存じのことと思います。
料金面において、この料金面に行われた結果が、先程宮川参考人を高橋参考人にいろいろと聞いておりますように、現実に産業というものは、それは著しい打撃を受けている、それで仄聞するところによりますと、料金においては、これが日発補正が加えられているから九州の例を取りますと、北陸地方に比べて三・七倍になるべきものが二・一倍ぐらいに下つていると思いますが、これが本当の地域差料金で行くという、本当の建前で行きけますならば
日発補正で割合に地域差をカバーしておるわけであるが、それはもう電力の種類ということを考えずに、何でもよいから一律に地域差がついてもよいというふうな思想でおやりになつたのかどうか。
その料金問題が起りますと地域差で非常に困る地帶からの猛運動が起つて、その運動の結果安本の方で初めとして各関係官庁の方から司令部の方に相当の了解工作をやつた結果、現在行われておるところの新料金には、いわゆる日発補正、若干のプール制が認められて、尚且つ今日の地域差がついておるのであります。