1952-12-08 第15回国会 衆議院 予算委員会 第10号
日発の依頼で来ている者に依頼すれば、当然日発側が希望するような結論が出て来るのはあたりまえです。これは適切でなかつた。しかも新潟県側のいろいろなその後の検討によれば、この中に相当たくさんの誤謬がある、こういうように指摘されているのであります。
日発の依頼で来ている者に依頼すれば、当然日発側が希望するような結論が出て来るのはあたりまえです。これは適切でなかつた。しかも新潟県側のいろいろなその後の検討によれば、この中に相当たくさんの誤謬がある、こういうように指摘されているのであります。
そこで伺いたいのは、東電の十四名の現職をそのままにし、日発側の推薦の三名を入れてこれは十七名になるわけです。それを十五名に圧縮しようという、そういうことにおいて話合いがつかないということになれば、これは混乱が起きることはもう当然なことでありますが、そういう状態にありながら、申請をせられたときに混乱を起さないで済むとお考えになつたかどうかということが一つ。
殊に東電を除きましたその他の八社につきましては、役員の変更をせられたものもありますし、追加せられたものもございましたが、いずれも円満に問題は運びまして、公取は日発側の原案に賛成であるということについての議決権の行使につきましては、無條件にそれを承認して参つたいきさつもございますので、東電につきましても是非そういう形に問題を持つて来て頂きたいと思いまして考えておつたわけでございます。
○政府委員(横田正俊君) これは株主総会は、どうもこれは少し理窟になりますが、御承知のように一株一票ということでございまして、その間に日発側とその他の株主との票数を何か人為的に備えてやるというようなことはどうも商法の関係上非常にむずかしいのではないかというふうに考えられます。
○多田委員 今のお話で、確かにその考え方は一つの考え方として拝聴しましたが、そういたしますと法的にもいろいろ問題があるし、実際の面でも今言われましたように、一年後に役員の再選考を行うという趣旨に基きまして、旧日発側の株主権の行使ということは非常に大きな問題になつて来たわけでございます。
東京電力の株主総会に、旧日発側が株主権を行使したということが問題になつておるわけでありますが、先般の本会議におきまして、松本委員長は、旧日発が株主権を行使したことは不当であるというような見解を述べられておるようであります。
義務がございまするし、またそれを怠りますれば、少数株主による議決権の行使というような場面も出て参るわけでございまして、この点この次の総会が、いつ、だれによつて招集されるかという点はまだはつきりいたしませんが、その場合にだれが株主として、日発が持つておつた株式の議決権を行使するかということは、これは五月二十二日に日発の株主に通知が出ておりまして、総会の翌日の五月三十日から六月の三十日までに株主の方から日発側
しかしこれらはみな現在の役員と日発側の人たちとも話合いをして、別にどつちにも異議なく、大体において旧来のままできた。しかるに東京電力についてはそうは行かなかつた、というのは新木榮吉君が東京電力の会長をしておつた。それが最近御承知のように米国駐剤の全権大使になられまして一人欠員ができた。
東電につきましてはあいにく重役の候補者の問題につきまして、東電の当局側と日発側との間に相当長い期間にわたりますいろいろないきさりがあつたようでありまして、われわれもその他の新電力会社と同じように円満なる解決ができ、おそらく株主総会においてお互いに表決を争うというようなことにならずに済むことを希望いたしておつたわけでございますが、残念ながら東電側におきまして新木会長を除きました現在の役員を全然変更する
そういう見地からこの日発側の要望をいれた、こういう仰せでありました。しかしこれは私は一応の議論であろうと思うのでありまするが、しかしながら株主総会ですでに株がわけられておつて、旧日発というものか完全に解体されて本来の株主に株主権が移つておれば、民主的にこれは選ばれることは当然であります。
なお最後の、二十八日に承認の決定をいたしまする最後の段階におきまして、私どもはなおこういうお申出がございますにかかわらず、さらに重ねて公益事業委員会に対しまして、先ほどの新しい三人を入れる問題等につきまして、公益事業委員会の意見をお聞きし、なお東電側と日発側との話合いについて、何らかの援助をしていただきたいように申し入れたのでございますが、それに対しては、新会社の人事についてはノータッチである。
日発側が推薦しました三名については、これは適当な人物である——人物個々の問題については私は知りませんけれども、適当な人材であるということであれば、現在の東京電力の重役である十四名、これに三名を加えますと十七名になりますので、どうしても現在の東京電力の重役が二名はみ出すというような結果になるわけであります。そのような双方の意見が一致しないような状態で、公取側が株主権の行使をはつきりと認めた。
○横田(正)政府委員 その点につきましては、私どもは最初から実は円満なる解決がなされることを希望いたしまして、双方、日発側にも東電側にもその趣旨はよく申しております。承認の決定も、実は総会の前日に初めていたしたというような形でございます。ああいう形で総会が選任なしに終つてしまいまして、今後ある時期にまた必ず総会が開かれ、また日発の議決権の行使という問題が出るわけであります。
昨日参議院における御答弁を承ると、旧日発側の陰謀ということに結論づけられるようでございますが、私は、物事は公平に考えて行かなければならぬと思います。
公正取引委員会といたしましては、この際重役を再検討するというこの決定指令の線、なお、しかし、その株は日発が自己のほしいままな議決権の行使によつてその重役陣を左右するというようなことがあつてはならぬ、この二つの要請の間に思いをいたしまして、日発側から出して参りました、わずかに三名の追加の候補者につきましては、いろいろ検討いたしました結果、これは必ずしも不適当ではないと認めまして、結局現在の東電側が固執
しかし、どういうわけでそういうことが生じたかということにつきましては、各人見るところがあろうと思うので、ただいま、日発側とか、あるいは配電側の争いとかいうような、いろいろなお説もありましたが、さような見方もあるかもしれません。しかしながら、そういう議論について、私は何もここで議論を鬪わすつもりで出て参つたのではない。率直にこの事実を述べて御参考に供したい、そう考えます。
併しながら十五名を超えるわけに行かんから、現任者中の安蔵社長と堀越常務取締役をやめるのだということを日発側で言われたそうであります。まあ私の想像とは全く違うのであります。私の考えでは、そもそも清算会社の権利能力は、法律がちやんと書いております。どう書いておるかというと、「会社は解散の後といえども清算の目的の範囲内においてはなお存続するものとみなす」と商法に書いてあつたと思います。
公正取引委員会について申上げれば、今回の東電問題は、直接の点は、何といつても日発側が清算人として暫定的にいわば預かつているところの四割の株式の株主権を行使して最高人事を奪おうとしたことでありましよう。
二十八日に至りましてその内容を明らかにして参りましたのによりますと、東電側の新木会長を除きました役員十四名、それに新井、青木一男、後藤隆之助の王氏を新たに加えたのを役員の候補者として議決権を行使したいと、こういう申入れがございましたので、この点につきまして日発側のその理由もよく聞きまして、なお、その直後、東電の安蔵社長に来て頂きまして、それについての意見も聞き、なお公益事業委員会のほうにつきましても
日発につきましては、先ほど申しましたような事情からいたしまして、甚だ残念なことでございましたが、遂に日発がやはり株主という形において総会に臨まざるを得ないことになりましたので、先ほどの昨年の七月の指令によりまして、日発側から承認の申請があることになつておるわけでございます。
ところが日発側の書類の出るのが遅かつた。二月の十六日になつてやつとできて来て、それが非常に邪魔をしたという筋のお話をしております。
文日発側の経費につきましては、日発の決算数字を日発におきまして各地区別に分配いたしまして、その地区の実数として一応分割いたしました場合の想定値を挙げた次第でございましてその合計額は、各地区の二十五年度の経費実績として推算したものでございます。日発の支店の経費につきましては、この支店をそのままその地区の実績とみなしました。
殊に今度のやはりこの人の割振りそのほかについては日発側の言われることも大いにこれを尊重することは当然のことであります。
特に私はここで申上げて置きたいと思いますことは、日発側から社外重役をたくさん入れろという一番中心的なものは、本院におきましても証人として意見を述べられておつたところの例えば関東の新井章治氏であるとか、或いは関西の池尾芳藏氏であるとか、或いは九州の村上巧兒氏であるとか、或いは同じく関東の名取和作氏であるとか、こういう、こちらから推薦したところの、日発側から推薦したところの人は一顧だに加えずに、全部これはそのまま
日発側からは、九会社を通じて取締役が十四人、配電会社からは驚くべし三十三人、社外からは三十四人出しておる。監査役につきましては、日発からわずか六名、配電会社からは十七名、社外から十名、こういう不公平な処置をとつておるのであります。 なお、この公益事業委員会における最初の決定は、九分割による新会社の設立は、両会社、すなわち日発と配電会社の財産を合併して、そうして新たなる会社をつくるということだ。
今日の新聞によりますと、公益事業委員会から何らかの提案がされて、そうして、それを日発側が断わつたということになつておるらしい。併しながら事情を聞いて見ますと、これはまだなかなか重大なる問題を私は含んでおると思う。なぜならば、公益事業委員会は、従来のいわゆる独善的なと言いますか、或いは薄暗いと言うか、そういう態度を決してはつきりとは改められてはいないと思うからであります。
然るに公益事業委員会の新会社の人事は、その首脳たるべき会長、社長の両者のいずれが実際の首長たるかについて、松本委員長と松永委員長代理との間においてすら見解の相違があり、そのために折角有為の人材を求め得ないのみか、日発小坂総裁との間にも紛争を起し、日発側の予定された役員はその就任を拒否するの態度に出で、電産労組又ストあえて辞せずとの決意を示し、又特定の役員を告発するなど、事態の紛糾を招いておりまする現実
○政府委員(中川哲郎君) それにつきましては仮初プラスアルフア……純粋の意味の九つに株式が分れるに対しての補償の金額につきましては配電側が先ほどお話のございましたように、五円というものを資料として出されておる、日発側は手数料的な意味ではその計算が十四円であつたと思います。
○政府委員(中川哲郎君) 二月の中指頃に事務局におきまして配電側と日発側とプラス・アルフアーについての主張の基礎を出しまして、それに対する委員会の案を侮りまして出しました。公益委員会の会議をいたしましたときに、事務局から出されました案について、先ほど石河さんのお話のございましたような修正上の御意見があつたと存じます。
日発側を地区別に割つてございますが、これは配電会社の地区に担当する地区別に日発側の資産を分けた見たものでございます。BをAで割りましたものを倍率といたしまして数字を掲げてございます。
この二つの見地に基いて、これは日発側と御相談するというよりも、むしろ九会社のかたがたの御同意を求め御納得を得て、お互いの間に、お前のほうの借金はこつちのほうにとろう、その代りにお前のほうの株式の発行をこれくらい減らしてもよかろうというようなことは、将来株価の関係もありますし、日発の株主もできるだけ同じような、揃つたような株をお持ちになるように努力いたした事実はございます。
皆配電側と日発側の人が膝を交えてお互いに一人一人、この人はどうこうと懇談をしてやられたと、こう考えておつた。それで私自動車の中で考うるのに、これは日発側の推挙した人をことごとく配電側で採るとも限らない、省かれる人も出るかも知れない。そうするというと、私など老年であるから一番省かれてもいいほうだから、和田笹輔といいまして電気協会の副会長で、私も多年親しくしておる人物で、識見、技倆優秀な人であります。
○委員長(西田隆男君) 次は証人名坂和作君に発言を許しますが、名取さんにお答えして頂きたいことは、日発側から第三者の役員推薦の中にあなたのお名前が入つておる。従つて日発側とあなたとの間にどういう交渉をされたのか、その日にち、交渉の内容についてお答え願いたいのと、もう一つは、当委員会における私の質問に対して松本委員長はこういう御答弁をしておられる。
○佐々木良作君 そうすると、この人事問題その他につきましても、日発側から正式にものを言うということは当然だ、言つていい、つまり上下の間の関係で、なくて、当然に言つていいというふうにお考えになつていると了解してよろしいですか。
○古池信三君 只今松本委員長からお話がございまして、今後とも十分に努力をして日発側とも協調を保つようにして行きたい。こういうお話でありました。誠に結構だと思います。
然るに小坂総裁の今日の御意見を聞きますと恐らく傍聴された人は皆でしようが、このまま行かれれば、日発側かち予定された人は一人も入らないという決意が固められておるように私には推測される。
しかしながら一番困つたことは、今の詳細な日発側の書面が十六日まで出て来なかつたことで、これによつて全部のことをいろいろきめるのに非常に困つたのであります。それでしばしぱ御催促をして、やつと十六日に参りました。それから、たしかその前から配電側の方にはずつと集まつていただいていろいろ御相談をしておつたし、また日発側の人も来られていろいろ御相談をしておつたのであります。
これについて、公益事業委員会は公益事業委員のお立場から、日発側は日発側のお立場から、配電側は配電側のお立場から、役員問題、すなわち人事問題で両者の協定ができなかつた。このできなかつたことについて、公益事業委員会はでかすためにどういう努力をされたか、そうしてそれが実を結ばなくて今日のような結果を見たんだということを、ひとつ詳細この席で御説明願いたいと思います。
○松永(安)政府委員 この高井君に関する個人的あるいは特定的のお尋ねでありますが、配電会社と日発側の人事は——むろん高井君はそのおもなものになつておるかもしれませんが、これは單にそのことのみにおいての間違いという以外に、すべての人事に日発側と配電側との所見を異にしておるその一つのことでありますから、これもその一つのみをいつ修正する、どう修正するということは、委員会の方でまだ何ら決定しておりません。
○委員長(西田隆男君) 只今日発側の森副総裁、齋藤経理部次長、配電会社側の井上五郎君から、株式の比率等の問題について御意見が述べられました。公益事業委員会並びに右参考人の三氏に対して委員諸君の御質問があるならば、逐次御発言を願います。
○委員長(西田隆男君) 只今の吉田君の質問に関連して、日発側の森君、配電側の内ケ崎君双方の御意見を承わりたいのですが、個人の名前を指してどうかと思いますが、白洲君が東北電力の役員中に記載されておりますが、白洲君は配電側から推薦されたものであるか、或いは日発側から推薦されたものであるか、それを御答弁願いたい。
が私はその問題の前にお伺いしたいのは、十六日以降の協力がなされるかなされない前に、この二月二十八日の声明でも公益委員会が認められておりますように、公益委員会が人事の問題について、そうして先ほど委員長もお認めになりましたように、非常に具体的な問題から先きに入り過ぎて、法律的にも行過ぎておつたということを認められておるわけでありますから、この公益委員会の行過ぎが同時に日発側の協力、或いは名簿の提出等の遅延
どうか来て欲しいと、来るというような話があつて来られない、そのためにとうとう二十六日の晩がたまで日発側の人は人事の相談については全くあずかつてくれられませんでした。即ち二十三日は勿論空費してしまつたんです。その後小坂総裁と二十六日の午後に私が会いまして相談をいたしました。そうして初めて人事のほうのことのために日発側から人を出すということになつた。
これを松永構想であるというそれについてどうするかということ、妥当であるかというようなことについてはお答えはできないので、これは委員会のやつたというと語弊がありますが、主としてこの配電側、これに対して日発側でも人事について、今度の全部の人事については非常にたくさん関係しておる自発のほうの希望著で若し入らなかつた人がありとすれば、先ほどお話したように到底受け得ないという人とか、或いは受けるかどうかわからん