1951-11-07 第12回国会 衆議院 予算委員会 第15号
外国為替特別会計三百億、糸価安定特別会計三十億、開発銀行出資の七十億、日本輸出銀行出資二十億、輸出信用保険十億、計四百三十億の出資及び投資は、産業経済費の美名に隠れて、日米経済協力に基いてもたらされた日本経済に与えられたその傷口に対する手当費であつて、危機から独占資本を守り、軍事産業を育成拡張しようとする積極的な費用である。
外国為替特別会計三百億、糸価安定特別会計三十億、開発銀行出資の七十億、日本輸出銀行出資二十億、輸出信用保険十億、計四百三十億の出資及び投資は、産業経済費の美名に隠れて、日米経済協力に基いてもたらされた日本経済に与えられたその傷口に対する手当費であつて、危機から独占資本を守り、軍事産業を育成拡張しようとする積極的な費用である。
先ず、歳出予算の主なる経費について申上げますれば、公共事業千百五億円、政府出資及び投資関係経費として、外国為替資金特別会計へ資金繰入五百億円、農林漁業資金融通特別会計へ繰入二十億円、中小企業信用保險特別会計へ繰入十億円、緊要物資輸入基金特別会計へ繰入二十五億円、国民金融公庫出資金二十億円、住宅金融公庫出資金五十億円、日本輸出銀行出資金五十億円、其の他百三億円、計七百七十八億円、国債費二百九億円、特別会計等損失補填金六十七億円
まず歳出予算のおもなる経費について申し上げますれば、公共事業千百五億円、政府出資及び投資関係経費として、外国為替資金特別会計へ資金繰入れ五百億円、農林漁業資金融通特別会計へ繰入れ二十億円、中小企業信用保險特別会計へ繰入れ十億円、緊要物資輸入基金特別会計へ繰入れ二十五億円、国民金融公庫出資金二十億円、住宅金融公庫出資金五十億円、日本輸出銀行出資金五十億円、その他百三億円、計七百七十八億円であります。
次に政府出資等の最後の項目に出ておりまする日本輸出銀行出資金であります。
それからその次の日本輸出銀行出資金、これは本年度において二十五億円見返資金から二十五億円を出資いたしまして、合計五十億円で発足いたしまするが、明年度の予算におきましては、一般会計から五十億円、見返資金から五十億円、合計百五十億円の資本金になる予定であります。
次に、歳出の増加所要額の主なるものを申上げますと、輸出貿易の伸長に伴いまして、外國為替特別会計の外貨保有資金の不足を一般会計から繰入れるため百億円、日本輸出銀行出資金二十五億円、中小企業信用保險特別会計へ基金繰入五億円、國民金融公庫出資金の増加十億円、地方財政平衡交付金の増加三十五億円、災害関係経費として五十億九千八百余万円、その内訳は、公共事業費の増加四十一億円、主要農作物災害応急対策費二億一千七百余万円
次に歳出の増加所要額のおもなるものを申し上げますと、輸出貿易の伸張に伴いまして、外国為替特別会計の外貨保有資金の不足を一般会計から繰入れるため百億円、日本輸出銀行出資金二十五億円、中小企業信用保險特別会計へ基金繰入れ五億円、国民金融公庫出資金の増加十億円、地方財政平衡歩付金の増加三十五億円、災害関係経費として五十九億八千余万円、その内訳は公共事業費の増加四十一億円、主要農作物災害応急対策費二億二千七百余万円