2013-04-25 第183回国会 参議院 予算委員会 第12号
パネルを御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)昨年の十一月半ばに解散・総選挙が確定をいたしまして、安倍総理の大胆な金融緩和発言をきっかけに海外の、外国のヘッジファンドなどの投機マネー、投機筋が、これから円安になるだろうと、円安になれば日本の輸出、大企業の株も上がるだろうということで、大量の円売り、そして日本買いを行ったわけでございます。
パネルを御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)昨年の十一月半ばに解散・総選挙が確定をいたしまして、安倍総理の大胆な金融緩和発言をきっかけに海外の、外国のヘッジファンドなどの投機マネー、投機筋が、これから円安になるだろうと、円安になれば日本の輸出、大企業の株も上がるだろうということで、大量の円売り、そして日本買いを行ったわけでございます。
ただ、私自身が、為替のレートが幾らが適切だとか株価がこれくらいというのは、何か言ってはいけないのだそうでありますが、少なくとも、今の利回りからすれば日本の株は、現在の株価だとお買い得であることは間違いないわけでありまして、それを認識している投資家は、ちゃんと日本買いをするはずだと思っております。
円高になるかどうかということ、少なくともこれまでの円高というのは、日本の経常収支が黒字である上に経済が底をついて上がってきている、それに加えて、海外から日本の株買いが昨年だけでも十兆円ぐらいの買い超になっておるわけで、一方、出ていく資金はそれほどないといったような状況があって、いわゆる日本買いというような形で円が強くなっていったんだというふうに理解しております。
特に、最近の動きとして目立ちますのは、日本の経常収支はずっと黒字なんですが、海外からの日本買いの買いというのが年初来六兆を超えるような買いになっております。そういうものが円を強くし、株を支えているということは確かに言えると思いますし、出ていく方は比較的穏やかに出ていっているということかというふうに思っております。
しかし、一方で財政健全化の道筋がどうも見えにくくなってしまったということが、言ってみれば日本の国債の格付の低下というようなところ、つまり国際経済社会の中において日本買いというものが弱くなってくるということにもつながるということで、私は、これからの議論というのは、財政健全化なのか景気対策なのかという二者択一的なトレードオフの関係ではない、それをどう両立させていくかという知恵の議論、これが必要になっていく
経済が活性化すれば外国の日本買いもやぶさかではないという大蔵大臣の答弁も先ほどありましたけれども、やはりそのことはそのこととして、そのときの不安というものを考えると、もっと私は、ビッグバン、ただ喜んでばかりいられない、非常に問題が出るのではないかという感じがするわけですね。
そこで、ただちょっと心配な点が見受けられますのは、昨今、大臣も長官もお聞きでしょうが、いわゆる日本買いというか、外人による、外人買いというのかどういう言葉か知りませんが、外国人、外国企業による日本の不動産の購入というものがかなり言われるようになってきております。
事実、こういった制度の導入を外国が非常に評価して、日本もそういう前倒しを思い切ってやれる国だったのかという非常に驚きを持ってこの情報を承知していただいて、外人の株の日本買いということにもつながって、今日の、ことしになっての最高値を記録している株価の情勢にも反映している、そういうふうに思っております。