1950-12-08 第9回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
それと別の問題でありますが、講和問題等につきましても、国内態勢が非常にできておるにもかかわらず、関係筋がこれに対して色よい返事がないということは、これまた北海道というものを見殺しにするのではないかというような極論をなす者があるのでありまして、こうした治安の点から考えまして、ことに資源の開発、日本經済用立の点から考えまして、こうした所に特に心を用うべきではないかと思うのでありますが、こういう点に対して
それと別の問題でありますが、講和問題等につきましても、国内態勢が非常にできておるにもかかわらず、関係筋がこれに対して色よい返事がないということは、これまた北海道というものを見殺しにするのではないかというような極論をなす者があるのでありまして、こうした治安の点から考えまして、ことに資源の開発、日本經済用立の点から考えまして、こうした所に特に心を用うべきではないかと思うのでありますが、こういう点に対して
政府は極力日本經済の実態に即して、まず何はともあれ財政の規模を縮少し、そうして国民負担の軽減をはかるということを、吉田内閣の最も重要な一枚看板といたしておるわけである。しかるにかかわらず、この特別会計の一般会計からの繰入れを今回は百億円、さらに明年度におきましては五百億円を繰入れるということが、ほぼ確定をいたしておるとわれわれは承知いたしておるのであります。
諸情勢がよほど好轉しており、日本經済を再建させるのは、今このときであるという情勢が、非常に濃化しておりますことと、從つて日本經済再建のためには、労働不安を除去をして、生産性を高めていく方向へ、全力を傾倒いたさなければならない。また労働者諸君においても、國家再建のために御協力願えるものである、この考えから私どもは傾斜配給等に一層力を入れる。この傾斜配給は決して空漠たるものでない。
○中原委員 安定本部長官に最初に聽いてみたいことは、きようでしたか、きのうでしたか、日本經済を見ますと、中間安定の第一次案とでもいうようなものが発表になつております。もちろんいろいろな角度から書いてありましたが、その中で特に労働不安の一掃による勤労態勢の確立という点が、かなり詳細に発表になつておりました。
問題につい て 出頭した証人 議員 西村 榮一君(政務次官) 議員 松本 淳造君 亀井貫一郎君(元議員) 綿引 喜一君(社会事業家) 小川美武彦君(厚生同胞協力会理 事) 西山 重道君(厚生同胞協力会元常 務理事) 河野 彌吉君(終戰残存物資調査会 会長) 三厨 正君(日本經済新聞社札幌
それで結局日本經済の再建のためには、どうしてもインフレを先ず克服しなければいけないという御意見になつた。これは非常に私は同感であつて、非常に結構なことだと思う。併しその方法として、前には生産増強と外資導入、外資援助ということを言われましたが、今度は特に財政金融面の健全化を死守するという非常に強い言葉で言われている。死守するという言葉を使われている。
ただ日本側からアメリカ側の考慮を願う問題として、船舶の保有量であるとか、或いは紡績の錘數の問題であるとか、燃料の供給の問題であるとか、その他の差當り日本經済再建のために必要とする援助について話をいたしました。
本氣になつて日本經済再建のためにインフレを克服すると、それが日本經済再建の根本建前である、先ず前提條件であるというふうに、最初からそういう心組で言われたならば、確かにこれは私はいいことであると思います。