1990-06-01 第118回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
例えば、日本のお米は日本稲、つまりジャポニカと言うわけでありますけれども、これにもっともっと多収の要因がありますインド系のお米、インディカのお米をかけ合わせる、さらにまた、ハイブリッドの品種をつくるというような研究を推進しているところでありまして、現在までにアケノホシ、さらにアキチカラ、それからホシユタカ、これは先生の地元の方の中国農業試験場で開発したお米でありますけれどもホシユタカ、さらにまたオオチカラ
例えば、日本のお米は日本稲、つまりジャポニカと言うわけでありますけれども、これにもっともっと多収の要因がありますインド系のお米、インディカのお米をかけ合わせる、さらにまた、ハイブリッドの品種をつくるというような研究を推進しているところでありまして、現在までにアケノホシ、さらにアキチカラ、それからホシユタカ、これは先生の地元の方の中国農業試験場で開発したお米でありますけれどもホシユタカ、さらにまたオオチカラ
恐らく新城先生が言われたのは、ハイブリッドライスをやりますときには、同じようなもの同士をかけ合わせてもハイブリッドの効果が余り出ませんので、日本稲とインディカというようなものをかけ合わせた場合にかなり大きな効果が出る、そういう意味で、どうしてもインディカの血が入ってこないとハイブリッドライスとして多収なものが得られないので、そういったものをつくっていけばかなりアミロース含量の高い、いわゆる泡盛に向いたものもできるのではないか
その中で、特に従来の育種と違いまして日本稲と外国稲との交雑を中心に据えたプロジェクトでございまして、そういう目的で日本稲と外国稲をかけて育種を始めてからはまだ数年しかたっておりません。ただ、その中から今年のこれまでの成績でかなり出てきておりますのは、各地域で、それぞれそういった外国稲を材料にしたものの中での有望系統が育成されつつある状況にございます。
○政府委員(櫛渕欽也君) 実は日本の稲は、中国で現在大半つくられております中国南部の稲とは種類が違うわけでございまして、これはジャポニカと申しますけれども、日本稲の中では現在の段階ではなかなかそういうハイブリット効果、F1の多収効果というのが現状では余りいってない。しかも、まだまだF1の品種については採種、種とりの技術が非常に困難であります。
それからもう一つ、我が国の米は日本稲と申しましてジャポニカと申す米でございまして、先ほどお話がありましたインディカの米に比べまして変異が大変に少のうございます。そういうことで、変異が小さくハイブリッドビガー、雑種強勢効果というものが出にくいという事情もございまして、その研究を余り積んでいなかったのは事実であります。
現在の段階は、まず外国稲と日本稲の交配という方法で、たとえば半優性のインディカタイプのものを日本稲と交配するということでやりますと、多収事例は見られるわけでございますけれども、耐冷性とか耐病性あるいは脱粒性、そういう面で若干問題もございます。
それから、ただいまのハイブリッドライスは関連いたしますと、これは先ほどのお答え申し上げておる中にもございますように、わが国の品種、一般にわが国に通用しております日本稲の中には、これは非常に長期間、千年あるいは千五百年という間にわが国に適応してまいりまして、その間にかなり近緑性を深く持っている品種が分布しているというようなことがございまして、そういう緑の近いもの同士の間ではF1の効果がなかなか出にくいというようなことがございます
たとえば、これはまことに大衆向きの話でありまして先生方に申し上げるのはどうかと思いますが、私のところでえさ稲のわらと日本稲のわらとを一緒に刻んで与えてみたところ、酪農でありますが、えさ稲の分は一つも残さずに食ってしまうのですが、日本稲の分は残してしまうのです。
ただ、現在までのところですと、従来の日本稲と言われているものにつきましては、栽培のしやすさですとか病害虫に対する問題ですとか、そういった点については安定性があるわけですけれども、何分にも収量性が伴わないということがございます。
その成果は必ずしもまだ完成をしておりませんけれども、日本稲、いわゆるジャポニカ系の稲では、収量その他について問題がございますので、私どもがいま研究の重点を置いておりますのは、インディカ系の品種を入れまして、それを穂ぞろい期に青刈りの状態で刈って、それをサイレージにする。
日本稲でありますと、いもちに対しては郡に比べまして弱いものでありますので、その点に非常に関係があるのじゃないか、中国の和でございますと、ものによりましてはいもちについては非常に強いものがある。そのことは日本でもわかっております。