1953-12-06 第18回国会 参議院 予算委員会 第3号
いろいろありますが、大きな要因としてやはり日本物価の国際的な割高がこれは相当大きな要因だと思う。これは何から来ているかと言えば、結局これはインフレから来ていると思う。大蔵大臣はインフレを起さないように、起さないようにと努力していながら、健両財政を組んでいると言いながら、現実に物価は上つているのです。物価指数を御覧になると物価は下つておりません。物価は上つておるのです。
いろいろありますが、大きな要因としてやはり日本物価の国際的な割高がこれは相当大きな要因だと思う。これは何から来ているかと言えば、結局これはインフレから来ていると思う。大蔵大臣はインフレを起さないように、起さないようにと努力していながら、健両財政を組んでいると言いながら、現実に物価は上つているのです。物価指数を御覧になると物価は下つておりません。物価は上つておるのです。
又「最近の日本物価が国際水準よりも著しく割高である際に、単に産業合理化や金利政策などに期待するのは不可能ではないか」との論に対し、政府は、「我が国の物価引下げに十分努カするが、今日為替レートを変更するような考えはない。産業合理化或いは資金の効率的使用等については、なお今後努力すべきである」。
併し海外の物価高はこれはどうやつて防止していいか、これを防げるか防げないか、それから大蔵大臣は今まで国際物価にさや寄せさや寄せと言つておりましたが、日本がさや寄せした場合には、海外物価より日本物価のほうが高くなつておるので、これまで日本物価の方が高くなつておる原因として、日本の物価のあれが公定価格でグレー・マーケツトの数字じやないと言われておりましたけれども、常識としてどうしても基礎物資は日本にはないのですから
こういう御説明ですが、それについてはもう各方面でこの国際物価の日本物価に対する影響はそんなに安心すべきものでないということは警告が発せられておるわけです。総司令部のドクター・ファインが日米協会で講演したものにも、これはもう郡さん御存じだと思うのですが、こう言つております。
すなわち物価の著しい騰貴ではあるが、当初の編成予算において何とかやつて行きたい、それ以上のことは今の段階では何も申し上げることはできない、こういうような当局としてはまことに同情すべき言葉をもつて答えられておるのでありますが、私どもから見ますと、ただいま運輸大臣が率直に申されました通り、国有鉄道の総予算の実施の面におきましても、国際情勢の影響による日本物価の高騰に影響されまして、そこに重大な欠陷が生ずることも
現在においては、世界物価と日本物価との間に相当の較差があると思うのでありますが、これがいよいよ講和條約を結んで日本の経済が全面的に世界経済に入つて行くということになりますと、この日本の物価と世界の物価との開きというものが、だんだん縮つて行く、これは当然の勢いと思うのであります。
私の申上げたいことは、増田官房長官が、たとえ綱紀紊乱の傾向が存在するからこれを処罰するとかしないとか、或いはそういう措置をとつてもとらなくても、処置そのことは重大な問題ではなくて、実際に科学的に物価の趨勢に対して所管事項としての立場からも常に研究しておるところの日本物価庁の名前が、公式なものであろうとなかろうと、こういう研究がなされて、而も私が委員会において読上げたような見解が持たれておるということについて
○千葉信君 前回の委員会の最後の質問に関連することでございますが、官房長官はあの答弁の中で生産財の値上り云々に対する、或いは横這い云々に対する私が読上げた物価庁の見解に対して、君の見解は間違つているという御答弁でございましたが、あれは私がはつきりと申上げましたように、私の見解ではなくて、日本物価庁の見解でございますから、この点については官房長官に誤解のないように改めて申上げて置くわけでございます。
ところが、私の読上げたところの日本物価庁の見解なんかは二月十日の新聞に発表されておる。そうすると物価庁の諸君は後でこういうふうに公に発表するような意見をその審議の場合に全然吐いておられないのか。