1953-10-30 第17回国会 衆議院 水害地緊急対策特別委員会 第1号 奈良県においては、九月二十五日正午過ぎより次第に風雨が強まりまして、全県下暴風圏内に入り、最大風速は二九・七メートル、雨量は大台ケ原九八七・八ミリ、一時間最大が一一九・八ミリに達し、日本最高記録に次ぐ驚くべき降雨量を記録し、各地の降雨量もまたきわめて多く、これがために各河川は急激に増水をし、警戒水位を突破して氾濫し、各所に堤防は破れ、橋梁は流れ、山はくずれ、道路決壊を生じて、県下交通は瞬時にして麻痺状態 中野四郎