1948-07-04 第2回国会 参議院 文教委員会 第10号
○委員長(田中耕太郎君) それでは、先程本委員会の全体の方がお認めになりましたところの、日本学士院と学術体制刷新委員会との間に取交わされた覚書、これは昭和二十三年六月五日、学術体制刷新委員会、日本学術会議創設準備委員長兼重寛九郎氏が、芦田内閣総理大臣に宛たところの覚書、その趣旨に從つて、今後日本学士院の会員が選考されるということにつきましての覚書を実行することを強い希望條件といたして、本案を無修正で
○委員長(田中耕太郎君) それでは、先程本委員会の全体の方がお認めになりましたところの、日本学士院と学術体制刷新委員会との間に取交わされた覚書、これは昭和二十三年六月五日、学術体制刷新委員会、日本学術会議創設準備委員長兼重寛九郎氏が、芦田内閣総理大臣に宛たところの覚書、その趣旨に從つて、今後日本学士院の会員が選考されるということにつきましての覚書を実行することを強い希望條件といたして、本案を無修正で
という規定は、このまま存置いたしまして、強い希望意見といたしまして、日本学術会議創設準備委員長より内閣総理大臣あてに提出されましたところの日本学士院会員の選定方法に関する覚書を実行されることを要望するのであります。その理由といたしましては、日本学士院は日本学術会議の一機関であります。しかも本法案の規定するところでは、これはどこまでも名誉的機関であり、碩学の優遇機関であります。
そうした観点からしましても、この学術体制刷新委員会の日本学術会議創設準備委員長である兼重寛九郎という方から、芦田総理大臣あてに覚書が來ているようでありますが、この覚書の趣旨によつて運営されんことを希望するものであります。 その他の点については私原案に賛成するものであります。
○柏原委員 昨日から問題になつておりました二十四條の学士院の会員の推薦母体の問題でございますが、原案でありましたならば日本学術会議がこれを選定するのでありまして、日本学術会議創設準備委員長の兼重さんの覚書の第一項でありますが、昨日の御答弁では、これは内容は同じようなものだ、結局において同じになるのだ。学術会議がきめるのだけれども、実際の運営にあたつては、ほぼ同数の委員を出してきめるようになるんだ。