2006-10-27 第165回国会 衆議院 法務委員会 第5号
二〇〇四年に日本学会事務センターが破産して、そこは三百近い日本の学会の事務を預かる、大学の先生たちを初めとした方々の学会費を預かり、それが二〇〇四年に破産するということがありました。
二〇〇四年に日本学会事務センターが破産して、そこは三百近い日本の学会の事務を預かる、大学の先生たちを初めとした方々の学会費を預かり、それが二〇〇四年に破産するということがありました。
まず初めに、文科省さんにお伺いしたいことがございまして、財団法人の日本学会事務センターの破産につきまして今日はまずお聞きしたいと思います。 このセンターは、もう御承知のとおり、文科省さんが所管をしてきた財団法人でございまして、昨年の八月に正に非営利の公益法人である財団が破産をするという前代未聞の出来事が起きました。
○国務大臣(中山成彬君) この財団法人日本学会事務センターが破産という事態に至ったということは、まずセンターにおいて、寄附行為に反しまして文部科学大臣の承認手続を経ることなく長期借入れを行うなど、財務運営が適切に行われなかったと。しかも、一部の役員のみがそれに関与をしまして、長期間にわたって他の理事あるいは監事によるチェック機能が働いていなかったと。
日本学会事務センターの決算に当たりましては、この学会事務センターの行う学会等に関する事業に関しまして特別会計を組んでおりまして、企業・法人会計基準に基づきまして会計を行っておりました。損益計算書、貸借対照表等が提出されております。
例えば、東北文化学園大学のでたらめな申請を一たんは受理をし、開設の認可を出した、しかしそれが破綻をしたといった問題、さらには、世界青少年交流協会あるいは日本学会事務センターの破綻、こういうまさに文部科学省所管の財団法人の問題というものが何度も報道もされ、社会問題化しております。
その点では、最近におきましては、かなり交流の機会が多くなつて来ており、外国学会と日本学会との連絡が相当ついて来ております。世界的な学界に、日本の学者で招待される者も相当多くなつて来ておりますし、また外国への留学生が、相当出られるというようなことにもなつて来ております。それから外国の著名な学者が、日本の見学等にも来ております。
こういう点で古い形の学士院と学術会議の間に変な摩擦相剋があつたのでは、日本の学会の健全な発達のためにも、日本の再建のためにも、大きな障害をなしますので、そういう意味におきまして、学術本制刷新委員会の御意向も尊重しますが、また、学士院の意向も相当三酌いたしまして、そこにりつぱな一つの日本学会というものを生み出すことが適当と考えるのであります。