1949-04-16 第5回国会 衆議院 本会議 第18号
われわれは、今回提出せられたこの予算案を見るときに、これは日本國家再建の処方箋である、このように了解いたします。しからば、一体この処方箋はどのような医者によつて書かれたものであるか。私は、あえてやぶ医者が書いたとは申し上げたくない。この処方箋は、少くとも臨床の大家によつて書かれた処方箋とは思われません。
われわれは、今回提出せられたこの予算案を見るときに、これは日本國家再建の処方箋である、このように了解いたします。しからば、一体この処方箋はどのような医者によつて書かれたものであるか。私は、あえてやぶ医者が書いたとは申し上げたくない。この処方箋は、少くとも臨床の大家によつて書かれた処方箋とは思われません。
すなわち、公益に反した行動をなした者というこの抽象的な決議案に対して賛成をさせられた社会党、共産党の諸君が、今日、より明確になつておりますところの、日本國家再建に妨害を及ぼす諸行為という内容がおわかりにならないはずはないと、私どもは構ずるのであります。(拍手) さらに正と不正との関係、正と不正とはどこで区別をつけるか、合法と不法とはどこで区別をつけるか、という御質疑でございました。
私どもが本委員会において調査の目標といたしまするものは、決議をお読みになればおわかりになる通り、日本國家再建に重大な惡影響を及ぼしたところの行為となつておる。すなわち、問題はそこで大きく制約されておるのでありまして、私どもが調査の対象といたしますところのものは、もつと大きな問題を対象とするのであります。
かくの加くして行くならば、國家有爲の人材というものは、かかる不平等な教育制度の下に埋まり、それがひいては日本國家再建の前途を危殆に陷れんとするに至りまして、誠に國家のために歎わしき次第であります。 かかる状態において、今回百年の大計の下に、いわゆる六・三制の新学制が布かれたことは、以上の観点からみまして、誠に喜ばしきものがある次第であります。
從いまして特に經濟民主化の面におきましては、社會黨がかねがね約束しておりまするような、重要産業に對する國營、あるいは國營につながる強力なる國家管理の斷行、このような事柄が國民の要請に答え、わが日本國家再建の要素の重要なるものであると私どもは固く信じておる次第であります。
こういう現象があるということは、文化國家をもつて唯一の目標としている日本國家再建のために、実に嘆かわしい問題であろうと存じているのでありますが、これに対する政府の対策はどうかということを伺いたいのであります。
私は終戦翌日、日にちを申し上げますと、一昨々年八月十六日に、再建日本の建直しのためには立派な勞働組合をつくらなければならない、そのことに成功するか否かということは、日本國家再建ができるかどうかというほど重要なる問題であるということを相談をいたしまして、それ以来広く勞働組合運動の再建につくしてきておる者でございますが、それとともに、勞働組合がほんとうに組合らしく認識されるためには四、五年の歳月が必要である