1953-11-06 第17回国会 参議院 決算委員会 第3号
○小林亦治君 参議院法制局の考えられた「日本国有鉄道所有財産貸付行為の性質について」、一応これを拝見したのですが、御解釈の内容が従来私どもが学んだものとは大分違つておる。よく言えば非常に進歩しておるように思うのですが、悪く考えると御用解釈のようにもとられる。そこで公法関係と私法関係以外の中間的なものがある。かように解釈されると非常に拡張されて参る。
○小林亦治君 参議院法制局の考えられた「日本国有鉄道所有財産貸付行為の性質について」、一応これを拝見したのですが、御解釈の内容が従来私どもが学んだものとは大分違つておる。よく言えば非常に進歩しておるように思うのですが、悪く考えると御用解釈のようにもとられる。そこで公法関係と私法関係以外の中間的なものがある。かように解釈されると非常に拡張されて参る。
それから次に只今お席へ配付いたしました一枚刷りのものでありますが、「日本国有鉄道所有財産貸付行為の性質について」、これはこの閉会中に参議院の法制局において詳細御検討の結果、本日午前その正式の回答を得たものでありまするので、印刷に付して只今御覧に入れる次第でございます。それ以外のいろいろな籍につきましては、これから追い追い申し上げることにいたします。
○法制局長(奧野健一君) 閉会中に日本国有鉄道所有財産貸付行為の法律上の性質ということについて研究をするようにというお話がありましたので、私のほうで研究をいたしました結果を一応刷りものにして御配付申上げておりますが、一応それについて御説明を申上げます。 日本国有鉄道がその所有財産を他に貸付ける行為というのは、本来的にはやはり私法上の行為たる性質を有するのであります。