1981-10-23 第95回国会 衆議院 商工委員会 第1号
大臣も九州だから御存じと思いますけれども、南の方からチッソ水俣工場、その隣の芦北郡田浦町というところにあります東海カーボンの田ノ浦工場、八代の十條八代工場、宇土市の日本合成熊本工場、西日本製鋼、こういう五つの工場を視察したのですけれども、行ってみますと、やはり事の深刻さ、重大さというのをいまさらながら実は感じたところでございます。経営規模をだんだん縮小していっておる。
大臣も九州だから御存じと思いますけれども、南の方からチッソ水俣工場、その隣の芦北郡田浦町というところにあります東海カーボンの田ノ浦工場、八代の十條八代工場、宇土市の日本合成熊本工場、西日本製鋼、こういう五つの工場を視察したのですけれども、行ってみますと、やはり事の深刻さ、重大さというのをいまさらながら実は感じたところでございます。経営規模をだんだん縮小していっておる。
次に、日本合成熊本工場の問題ですけれども、ここは、いわゆる合化の不況問題全部わかった上での質問で、時間がありませんからしぼって言うのですけれども、この日本合成熊本工場、日本合成の会社ですね、聞くところによりますと昨年度は黒字だった、一割の配当もしたということも聞いているのですが、その会社がことしになって熊本工場を——三百六名おるのですよ。
○真野政府委員 ただいま先生から御質問の日本合成の工場問題でございますが、私ども実は正確にその辺の事情をまだ聞いておりません。話によれば、いまおっしゃったような話し合いが会社側と組合側とまだ進んでいない事情のようにも受け取れるわけであります。
時間の関係上、そうはゆっくり申し上げておれないんですけれども、こういう次官の方が行っておられるところは、東芝とか八幡とか東京電力とか関西電力、富士製鉄、日本鋼管、日本石油、日本合成樹脂、トヨタ自工、住友金属、アラビア石油、三井物産、こういうところにすとんと行っておられるという実態がございます。こういう点についてどういうふうにお考えでございましょう。私は期間を延ばせという主張をいたしております。
あるいは第三水俣病と疑われているものの発生源といわれた日本合成化学の大阪環境技術センター、それから同じく三井東圧化学の湘南分析センター、むしろ公害で問題になったような会社が続々と、その子会社の環境分析センターなるものをつくっているわけです。いや、それは公害を防ぐためにある程度努力しなくちゃならなくて、ある意味じゃ、そういう会社は公害の分析の技術を蓄積されているのかもしれない。
○小宮分科員 それでは、一方四県の漁業組合連合会が、この加害者である三井東圧、日本合成と漁業補償の交渉を行なっていますが、この交渉の現況はどうなっておるのか、その点いかがですか。
○内村(良)政府委員 私どもが承知しておりますところでは日本合成、三井東圧は見舞い金として一応十九億円程度を出そうという話し合いが進められているように聞いております。
○小宮分科員 それでは、別個のものとして考えた場合に、四県の漁業団体から三井東圧、日本合成に対しての要求額は幾らですか。
しかしながら実際問題、たとえばいま現在、日本合成化学と三井東圧の間に福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県の漁業団体の交渉が行なわれておりますね。そうしたら、いまの緊急融資を申し込んだ、貸し付けを受けた人たちは、この貸し付けした分は補償から負担して、本人たちはただになるということになるのですか、その点どうですか。
それから日本合成が七トン。これはかなり古い時代からのもののようです。しかるに、魚介類あるいは水質についてはまあまあいいとしましても、底質が全然シロだというのがどういうものなのか、こういう疑問が、実際のたれ流しの状態からするとまっさらだとはどうも考えられない。が、判定の結果シロになっているんですね。これにも一つの疑問がある。
なお、その間において、水俣病患者の自宅を見舞うとともに、海上保安庁測量船「明洋」に乗船して海水、底泥を採取し、さらに日本合成熊本工場を視察するなど、短期間ではありますが、多角的な調査を行なってまいりました。海上における検体採取については、熊本大学武内教授の御協力をいただきました。
水質汚濁系のほうは汚染源がはっきりすれば、たとえば水俣病ならチッソ、東洋高圧、日本合成化学とわかれば、そこでの話し合いはされましょうけれども、大気汚染の場合にはそういった汚染源がなかなかつかみにくいでしょう。そういうような場合は、この法律案からいけば、慰謝料というものはどこに含まれておるのか。
たとえば今度の第三水俣の原因になりました日本合成、先ほどからいろいろ出ました三井東圧の場合もそうでありますけれども。とにかく日本合成の場合は、三十四年に熊大の有機水銀説が発表されまして、水俣病の原因というものがこの時点でわかったわけでありますが、その後もなおかつチッソと同じアセトアルデヒド工法で水銀をたれ流した。大体これを四十年ごろまでやっておったわけでありますね。
しかし、有明湾のほうで三井東洋高圧、あるいは日本合成化学と、こういうものは過去に使っていたが、そのメカニズムがなお明らかにされず、まだ明確でないと、こういうことを企業のほうは言っておりますね。で、現在漁民の声として、政府の責任でこの汚染源を一日も早く明らかにしてもらいたいと、こういう声が非常に強いわけなんです。
この三井東圧化学と日本合成化学ですか、十五億のつなぎ資金を出したということですが、一戸に割ると四万七千円から四万八千円、これでは一カ月の生活費に足りない、焼け石に水であると言っておりましたが、事態は私はこのように深刻であると思います。ところが、日本合成の会社は、排水口で、立ち話で、ようしていると、有明海の漁民の全部の補償をしていると会社はつぶれてしまうと、こういうことを口走っておりました。
また、わが調査団の調査結果でありますけれども、日本合成の熊本工場、これは十八年から四十年まで水銀を使っております。そして製品アセトアルデヒドをつくっておりますけれども、当時の資料は全然残っていないと会社が言う。ですから正確な水銀の排出量はわからぬという無責任な答弁であります。おまけに〇・五PPMの水銀を含んでおるカーバイドのかすが、何の囲いもない場所に野積みになっております。
○齋藤(太)政府委員 日本合成熊本工場の水銀の排出量でございますけれども、日本合成は昭和十九年から昭和四十年まで約二十年操業をいたしまして、この間九万六千トンのアルデヒドを生産をいたしておりますが、それに使用いたしました水銀触媒の中で工場外に流出をしたものは、会社の報告によりますと三百キログラムというふうに申しております。
福岡県知事も、熊本県知事も、日本合成あるいは三井東圧が原因者だということは一〇〇%そうだということを言っている。にもかかわらず、政府はまだ言わないという状況もございます。私は調査の前に健康調査、環境調査の前に有害物質を出しておったという、過去、現在そういうことがあれば、おまえのところが原因者だということを直ちに政府は言うべきだと思うのです。 二つの質問です。
たとえば有明海におきますところの三井東圧並びに日本合成と長崎県漁連、佐賀県漁連、福岡県漁連、熊本県漁連との交渉の経緯等も、県から入っております。また、徳山の徳山曹達等に対します漁業者の交渉の経過も、県から受けております。
たとえばいま例にあげました有明海沿岸の四県の漁連が三井東圧と日本合成に交渉をやっております。あるいは不知火海沿岸の漁協がチッソ工場とやっております。こういう実態を、幾ら要求して現在どうなっておるということについて政府は調査をされておりますか。
○内田善利君 もう一つは、この日本合成の熊本工場は水銀の管理がでたらめであった、相当量の水銀が盗難にあっている、こういうことなんですが、これはどのように把握しておられますか。
そういう意味で、私は岐阜県の問題として、揖斐川を中心とするその支流の水門川の水銀汚染という問題で質問がしたいのでありますが、まず通産省にお聞きしたいのですが、その公害の中心となるものは、いろいろ報道その他からわれわれが知る範囲内においては、何としても水俣病の日本合成化学、この姉妹会社である大垣の日本合成化学の汚水という問題が中心になっておるように思うのです。
○政府委員(岡安誠君) ちょっと御質問の趣旨がわかりかねる点がございますのですが、いま問題になっております日本合成の大垣工場の問題に限るということで御答弁よろしゅうございましょうか。
大牟田の問題につきましても、いわゆる現在問題になっておりますところの宇土の日本合成の問題にいたしましても、また徳山の問題にいたしましても、岡山の問題にいたしましても、逐次いろいろなデータまたは情報によりまして、汚染の状況が明白になってきているわけです。
しかし、たとえば日本合成の場合には、チッソと同じアセトアルデヒドを同じ工程でつくり出しているわけであります。メチル水銀が副生されていることは証明済みの問題であります。そしてすでに有明町には患者も出ている。メチルもたれ流しだ。そしてまた、最近行ないました熊本県の調査によりましても、緑川の河口からメチル水銀が検出されております。これ以上何を調べなければ原因者を特定することはできないというのでしょうか。
過日私ども日本合成に調査に参りました。このときにも明らかになったことですが、第一水俣病に関して、熊大の研究班が水銀汚染によるものであるという見解を示した三十四年当時、通産省から水銀の排出状況についての報告を求められたと、はっきり日本合成は言っております。そしてそのときに報告もした。ところが、会社のほうにはその当時の資料がない。通産省にも当時の資料がない。
○岡本委員 いま日本合成、三井東圧へ参りまして、どのくらい水銀を排出したんですかと聞きますと、全然資料がございませんので推察であります。この当時こういったところまできちっと点検をしておけば、もっと早く手が打てたんではないか。したがって、政府の責任というのは非常に大きい、こういうように私は考えるわけです。 そこで、漁民の皆さんは、私たちはもう五月二十三日からずっと失業をしているんだ。
○内田善利君 それじゃもう一つ、日本合成の宇土工場で昭和三十六年に、精ドレンの廃液中にトータル水銀が一五・四PPMあったということですが、これはそのとおりですか。
有明海それから不知火海につきましては、大牟田の三井東圧、日本合成及びチッソ、これしかないのです。ほかに水銀を出しておるところはないわけでありますから、これははっきりしている。 そこで、私は先ほどこういうふうに申しました。汚染源からずっとこうやって、いまいろいろと融資をされる金につきまして、これは生活困窮であるけれども、やはりいまの関連以外のところの人はかんでないのですね。
私どもはまた、過日の調査において日本合成にも参りました。この日本合成は水銀の消費量があまりにも少ないという指摘を県から受けて、もっと再検討して資料の出し直しをせよというふうに要求されているわけであります。これはチッソと同じ生産工程でありますから、メチル水銀を排出したということはもう疑いのない事実なんです。しかし自分では、自分が犯人だと名のり出るということはやらぬわけであります。
あの日本合成なり三井東圧なり、こういうようなものがはっきり原因者であるというような調査がまだ事務的にできておらないのですか。
現在問題になっておりますいわゆる第三水俣病ということに関係が深いのじゃないかということで、現在問題になっております日本合成化学工業は、その水俣病の原因発表の四十三年をさかのぼる昭和四十年に、すでに水銀を使わない製法に転換をいたしておりまして、水俣病がそういう原因であるということがわかりました当時には、すでに水銀法によりますアセトアルデヒドの製造はその工場では営んでおりませんでした関係で、通産省といたしましては
翌十七日、A班は日本合成化学工業熊本工場を調査、宇土市、三角町、有明町においてそれぞれ有明海関係各漁業協同組合の陳情を受けたのであります。 B班は、島原市漁業協同組合を視察した後、工業高校体育館において長崎県漁連及び水産業販売関係者より陳情を受け、さらに島原より三角港に渡りA班と合流し、有明町において調査を行ないました。
○説明員(高橋清君) 水銀を使用する工場につきましては、先生御案内のとおり、最近問題になりました日本合成のようなアセチレン法によりアセトアルデヒドを生産している、実は、これはすでにこういったアセチレン法によりますアセトアルデヒドをつくります工場は大体昭和四十年ごろに通産省の指導もございまして製造をやめてはおりますが、七社八工場あります。
日本合成あるいは三井東圧でありますか、そういう状況が因果関係なり客観情勢の中であるならば、原因者として特定することについて何らやぶさかではないというふうに私ども思っていますけれども、この点についてはいかがですか。
この被害漁民としてどこを相手にという場合に——これは現実にこの大牟田の場合もそうですし、それから日本合成の熊本工場の問題もそうですけれども、やはり漁業関係者その他被害を受けた諸君は言ってますね。なかなからちがあかないところが多いわけですよ。PCB関係の工場の場合も同様だろうと思うのです。そういう実態にあるわけでしょう。
それからわれわれが調査に行きました日本合成化学熊本工場、さらに、その後われわれが調査をいたしました三井東圧化学株式会社大牟田工業所、これがやはり水銀の汚染に関連をする対象工場というふうに判断をしておるわけですが、われわれが行ったところでは、チッソの水俣工場はすでに裁判確定等の問題もありますから、その工場ずばりであることは間違いないわけでありますが、日本合成化学熊本工場、三井東圧化学大牟田工業所といったものの