1993-02-17 第126回国会 衆議院 文教委員会 第2号
そこで、二十一世紀を間近に控えて、世界がこんなに大きく変わろうとしている中で、地球規模で物を考えて、そして世界の平和と人類の福祉に貢献をし、世界から信頼される日本そして日本人づくりをやっていかなければいけない教育。あるいは国内にあっては生活大国づくりを目指すこの日本において教育はどんな方向にあればいいのかということ。
そこで、二十一世紀を間近に控えて、世界がこんなに大きく変わろうとしている中で、地球規模で物を考えて、そして世界の平和と人類の福祉に貢献をし、世界から信頼される日本そして日本人づくりをやっていかなければいけない教育。あるいは国内にあっては生活大国づくりを目指すこの日本において教育はどんな方向にあればいいのかということ。
この臨教審教育改革が目指す戦後教育を総決算した世界に貢献する日本人づくりに、私は強く反対であるという意思を表明したいと思います。 第二の問題は、高校社会科を地歴科と公民科に分離することを決定する際、教育関係者など主権者である国民の声を全く無視しているという点です。
そういたしますと、この西側諸国の一員としての国際国家日本にふさわしい日本人づくりというものが教育改革の目的であるというのであるならば、その教育改革というのは、憲法、また教育基本法の平和主義というものの原則に真っ向から反しているというふうに言わなければならないのではないかと思いますけれども、その点についての総理の御見解をお伺いいたしたいと思います。
こういうところから本当に今日のいわゆる日本人づくり、憲法なり教育基本法に言われたところの人づくり、国際人として国際社会というこんなところにも精通しなければならぬところの日本なんですよ。そういうことについても歯牙にもかけない、目も向けない、こういうかたくなな態度で、この問題が一体処理できると大臣はお考えなんですかどうですか。
後ほど帰国後の進学問題については触れますけれども、帰国後の進学の問題に対するところの手だてさえ十分にあれば、いま一番大事なことは、いわゆるその子供の置かれておるところの条件の中で、国際性と、また日本語以外の話学をマスターさせる、そういう中からやはり日本人の国際人としての日本人づくりをするという一番のやはり条件に私は恵まれたものだと思うんですよ。
問題のある点はこれから改善して、そして日本が本当に国際的に信頼され、尊敬されるようなりっぱな日本人づくりのために、私も精進さしていただきたいと思います。
しかしながら、日本人の国際人としての日本人づくりというものの考え方、田中総理自体国会では特にそれを強調されておるわけなんです。おそらく私は田中内閣の政治の基本方針だと思うんですがね。
「だれからも愛される、尊敬をされ、信頼をされる日本人づくり」、こういう問題についてお伺いをいたしたいと思いますが、文部大臣の所信表明の中で、「だれからも尊敬され、信頼される」日本人づくりということばが出ておるわけでありますが、もう少し、その点について具体的にお考えをまずお聞かせ願いたいと思います。
で、その新聞の発表を見てみますと、文部大臣がどこまでお話しになったかよくわかりませんが、中教審の諮問も「国際社会で活躍できる日本人づくり」を主要なテーマにしていきたい、あるいは「経済大国から文化大国に変身をはかる」ということをねらいとするんだ、こういう重要な記事が実は見えているわけであります。
あなたは教育基本法を尊重すると言う、文部大臣は教育基本法では人づくりはできないと言う、日本人づくりはできないと言う。もっと詳しく言えば、日本人づくりをして初めて人間づくりに到達するのだということも書いてある。日本人づくりができないということは人づくりができないということです。これはあなたの考えに違いませんか。あなたの考えにたがうことでしょう。
○荒木国務大臣 宿題として検討させていただきますが、一言にして言えば、りっぱな日本人づくりであることに間違いありません。何がりっぱかということは、簡単に言い尽くすような内容の御披露はなかなか困難な問題かと思います。純粋に教育専門家的な立場で教育専門家的用語を使って申し上げる能力は私にはございません。