1948-06-22 第2回国会 参議院 文教・治安及び地方制度連合委員会 第1号
それと言いますのは、日本の教育の実情を見ますときに、今まで教育のいろいろな改革がなされて来たのでありますが、それらの改革の実際の様子、運行の状態を見ますと、どうも原則論と現状論の間に幾多食違いが起つておるのではないかという点が考えられるのでおります。
それと言いますのは、日本の教育の実情を見ますときに、今まで教育のいろいろな改革がなされて来たのでありますが、それらの改革の実際の様子、運行の状態を見ますと、どうも原則論と現状論の間に幾多食違いが起つておるのではないかという点が考えられるのでおります。
かような線におきまして、私ども新しい日本の教育を行いまするとともに、他面におきましては日本の経済の窮乏を打開することに力を注ぎ、殊に学生の生活につきましても、育英会あるいは生活援護の途を講じ、できるだけ安んじて勉強のできる方途を講じたいと存じておる次第でございます。(拍手) 〔国務大臣芦田均君登壇〕
第二点につきましては、日本の教育の民主化は、日本政府が中外に対してその実行を約束したところであります。すでに六・三制は発足いたしまして、それと並んで重要な地位を占める教育委員会法を、文部当局といたしましては急速に実行いたしたいと存じているのであります。
大きな線から日本の教育の民主化を行うことは、日本の政府が内外に約したことでありまして、六・三制もその一つであり、また教育委員会法もその一つの重要な要素を成しているのであります。そこでこの問題について私ども日本の実情に即するように、教育の地方分権を行うということに努力してきたのでありましてその結果がこの教育委員会法案となつたのであります。
從つて特殊の刑罰を科するという定めはないのでありますけれども、しかし教育基本法は日本の教育の大きな方向を示しておりまするので、この方向に反した場合には事情に應じた処置が講ぜられるものと思つております。先ほで申しましたように、教育法の精神に鑑みまして、特別な罰則はかけられておらないのであります。
この行政処置によりまして、教育勅語は教育の指導原理としての特殊な法的効力を喪失いたしたのであります昭和二十一年の十一月三日新憲法が公布され、それに基いて翌二十二年三月教育基本法が制定されることになりましたが、その前文におきまして、この法律が日本國憲法の精神に則り、教育の目的を明示し、新らしい日本の教育を確立するためのものであることを宣言いたし、教育上指導原理がこれに移つたことを明らかにいたしました。
昭和二十一年十一月三日新憲法が公布され、これに基いで、翌二十二年三月教育基本法が制定せられることになりましたが、この法律は、その前文において、これが日本國憲法の精神に則り教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するためのものであることを宣言いたし、教育の基本原理がこれに移つたことを明らかにいたしました。
從つて私は第三案であります教育基本法の徹底をうんと高調いたしまして、これが日本の教育根本理念なんだ。そこで文部省が行政処置といたしまして今まで下げておつた謄本を至急に回収する。
結局私は、かような点から日本の教育が根本から崩壊するのではないかということを憂えるのであります。教育の崩壊はやがて日本の崩壊であるということを、われわれは考えなければなりません。 私は、ここにおきまして、文部大臣に対しまして、どのような方策によつて教育界に人材を招致しようというのであるか。
かような形で、人的面におきましても物的面に起きましても日本の教育が今日当面しておることの困難の打開というものは、私ども政府にたつているものがあらゆる努力をいたしておるのでありますが、他面地方団体にも多くの負担をかけ、のみならず、父兄の方にも相済まない負担をかけており、また教師、生徒の皆様にも非常な苦労と不便をかけておることを私ども非常に遺憾に思つておるのであります。
今回の事件は山口、岡山等の場合と同じく、政府の方針に基きまして、大阪府、兵庫縣知事が朝鮮人だけで経営し、朝鮮語を以て朝鮮人の子弟だけを教育する学校、初等義務教育でありまするが、その府縣内に許して置くことは適当でないというので、すべて日本の教育基本法に則る教育に改めまするために、朝鮮人の学校に閉鎖を命じ、それぞれの校舎の管理をそれぞれの自治体に委ねて朝鮮人も入学せしめる。
今回の事件は、山口、岡山等の場合と同じく、政府の方針に基きまして、大阪府、兵庫縣知事が、朝鮮人だけで経営をし、朝鮮語を以て朝鮮人の子弟だけを教育する学校、日本の学校を借りて使つておるのでありまするが、初等教育、義務教育でありますが、その教育をその府縣内に許しておくことは適当でないというので、すべて日本の教育基本法に則る教育に改めまするために、朝鮮人の学校に閉鎖を命じ、それぞれの校舎の管理をそれぞれの
今回の事件は、山口・岡山の場合と同じく、政府の方針に基きまして、大阪府・兵庫縣知事が、朝鮮人だけで経営し、朝鮮語をもつて朝鮮の子弟だけを教育する学校—もちろん初等義務教育でありまするが、これをその府縣内に許しておくことは適当でないと思いまして、すべて日本の教育基本法に則る教育に改めますために、朝鮮人の学校に閉鎖を命じ、それぞれの校舎の管理をそれぞれの自治体に委ね、朝鮮人も入学せしめる、朝鮮語による教育
大学の轉換の問題は少し私は角度が違うのではないかと思うのでありまして、これは教員、内容の貧弱な大学をつくつても日本の教育のほんとうの改革にはあまり役に立たない、こういう点からそまつな大学をたくさんつくつて、ただ看板の塗替えみたいなことはいたしてはならないのではないかというふうに考えておりますので、新しい大学の名前にふさわしいような一定の基準を立ててもらいまして、これは現にできているのでありますが、その
日本に居る朝鮮の人々が皆この文部省の態度に根本的に反對しておるわけではないのでありまして、朝鮮の人々のうちにも穩健な分子の人々は、日本の教育に從うのが正しいということを認めておる者もございまするし、又子弟を現にそこに送つておる者も多々あるのであります。
この点、一應もつともな面も存在するのでありますが、他面このことは、日本の学校教育法並びに教育基本法に從わないという面をもつておるのでありまして、日本の法令に從うことを承認の上日本に残留しておる朝鮮の方々は、学校教育についてもこの法律に從い、しかも軍國主義的な形を脱した刷新日本の教育制度に服していただきたいと思つておるのであります。
なお日本の教育、文化についての強い関心をもつており、これらの再建の方向についての審議をいたしまする教育刷新委員会におきましても、最近この問題を取上げまして、平和日本建設のためには、教育、科学及び文化を通じて、世界平和を國際的に推進しようとするユネスコの精神が廣く國民大衆の中に浸透することが必要であつて、このためには國民が十分にユネスコの目的と事業とを理解し、これを支持することが要請される。
かような意味におきましても、平和ということが漸次日本の教育の面に浸透してまいつておるように見受けられるのであります。教員組合におきましても、実はユネスコ準備大会に組合から代表を送られまして、そうして教育復興というものを平和日本建設の線に沿うて展開することを述べられたのであります。
実は日本の教育は、義務教育が行われて、あるいは六年、今日では九年になりますけれどる、就学率は世界に此類のないほどの就学率をもつておるのであります。しかし実際の学力を調べみますと、外國の人の三年か四年行つたくらいの力しかないというようなことがしばしば言われておるのであります。この原因はいろいろあると思うのですが、一つは日本の國語、殊に日本の文学が非常に複雜しておるということに原因するのであります。
六・三制をして中学を義務教育にされたということは、これは日本の教育上非常な良い改革でありまして、将來これは喜ばれることと思つておるのでありますが、併しながらこれはアメリカでさえもまだ六・三制度でないところが沢山ありまして、経済上非常な無理をされたものであります。これは無理をせずに行ける方法もあつたのです。どういうことかというと、点はその点について三点申上げたいと思うのであります。
それから尚又これは暫定豫算の中に繰入れることは到底困難でありましようか、私立學校の助成の問題は、日本の教育を推進し擴充して行く上においては、双翼兩輪のごとく不可缺の問題だと思います。從つて文部當局も最低限におけるところの豫算を大藏當局に對して要求せられておるやにも伺つております。
○國務大臣(森戸辰男君) その點につきましては申し遅れましたが、誠に御尤もなことでございまして、新らしい教育制度におきましては官立の學校と並んで私立の學校が日本の教育に大きな貢献をなすことを期待いたしておりまするし、又このような意味で官私の區別をつけないという建前になつておるのでございます。
併し一體この日本人のこれまでのやり方は畫一に過ぎまして、今から八十年程前に森文部大臣が、アメリカの制度を非常に御研究になりまして、日本の教育の大改革を明治十九年にやられたのであります。そんな頃には、このアメリカにありますところのジュニアー・カレッジというようなものは、一つもなかつたのであります。
尚四年というような決つたものにせんで、もつといろいろ自由を許した方がよいではないか、むしろ學校というものはそう機械的にしない方がいいのではないかというお話でございますが、これも御尤もな點があるのですが、新らしい教育においては、日本の教育の仕組がいろいろ複雜になつて、殊に階級的な別等ができたことが問題になりまして、むしろ刷新教育の制度においては、これを簡單に單一化するというところに重點が置かれたのでございまして
日本の教育は八十年前森文部大臣が改革されて以來、今日に至るまで殆んど改革されていないのであります。この八十年間にアメリカは非常に改革をいたしまして、そうして今日日本がアメリカの眞似をして、六・三・三制度にしなければならん、こういうことになつておつたのであります。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)なぜならば、片山内閣は日本の教育を全く破壞して來たからである。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)教師に対する残虐な待遇のために、教師の数は恐ろしい程度まで減つている。將來の資格ある教師、師範学校入学志望者を激減させている。中学校のうち独立の校舎を持つものを一五%にまで減らしている。
尚学校にポツダム宣言その他が記されていないという御注意がありましたが、これは日本の新教育の根本をなしまするもの教育基本法でございまして、教育基本法は実はポツダム宣言に基いており、新らしい憲法を以てその精神といたしておりますので、日本の教育自身が実はポツダム宣言の精神を取入れた平和主義と民主主義に基いたことを基本といたすのでありまして、実はこれらの條項を一々学校に掲げないでも、学校そのものが、新らしい