1947-10-14 第1回国会 参議院 外務委員会 第4号
それから又聯合國と日本との関係においてどういう影響を與える問題かということについて、何か御意見があれば伺いたいと思います。
それから又聯合國と日本との関係においてどういう影響を與える問題かということについて、何か御意見があれば伺いたいと思います。
○板谷順助君 ブラジルのバラ州ですか、その州政府から日本の移民を、まあ約五百万人と私は聞いておりますが、それを送つて貰いたいということを、向うから言つて來たそうであります。目下GHQの方に交渉中だという話を昨日私は聞いたのですが、外務当局として何かそれについてお聞きになつたことはありますか。
付託事件 ○沖繩の日本復帰に関する陳情(第十 七号) ○賠償実施公團設立に関する陳情(第 百四十三号) ○米國渡航に関する陳情(第百七十五 号) ○沖繩の日本復帰に関する陳情(第三 百二十三号) ○北海道附属諸島の日本復帰に関する 陳情(第三百三十六号) —————————— 昭和二十二年十月十四日(火曜日) 午前十一時四十二分開会 —————————— 本日の会議に付した
その要点をちよつと申上げて見ますと、終戰後今日の日本の治安が非常に紊れておる。この紊れておることをどうして整然たらしむるかということにつきましては、皆齊しく國民の憂うるところであります。心配をしておるところであります。それでこの際はやはりその取締りするところの法律の執行に当つて、その人を得なければ到底この目的を達することはできないというような意見であつたようであります。
ここで何とか思い切つて、全官公吏の待遇を改善せない限りは仕事ができないということは勿論でありまするが、言うところの綱紀の蕭正も吏道の刷新も、又外國から見て本当に日本官吏としての信用を保つて行く、もつと大きくいいますというと、國民経済の立直しといつたことも全然望まれないことだと考えるのであります。
無論生計費調査も今は大きな参考にもなるし、又総理廳の統計局の調査が一番日本において先ず権威のあるものとしなきやならんと確信するのでありますが、ただそれらにつきましても組合側としてはいろいろの意見もございますので、從つて現在貰つておる賃金、その賃金を掴まえまして、その賃金を貰つておる際における生活内容、実質賃金の面からそれを確保して行こう。
大藏省証券の発行の増減の月別のもの、それから日本銀行と市中銀行の貸出しの関係、つまり月別の数字、最近貸出しがだんだん減つているような傾向があるようですが、こういうのは一体どういう理由で減つているのかということを私伺いたい。できれば期間別にお願いします。
而も日本のように統制経済が非常に強く行われておるところにおいて一々の物價をパリテイ計算して行くというと、そのものにおいては昔のいわゆる原價と今日の原價との計算においては誤りがなくとも、それと関連のある他の物價とのパリテイ計算が果して横の均衡がとれて行くかということで川上さんの御指摘のようないろいろな矛盾が出て來ると思う。
○天田勝正君 先程基準局は三分の二まで充員したというお話がありましたが、今まで日本の労働者は、労働者以外でもそうでありますが、特に労働者階段の人達は役所に行くということを非常に億劫がる傾向があるのでありまして、そういう点について監督官になられる方及びその補助をされる方々の素質ということが非常に問題になつて來るのでありますが、その三分の二の充員というのはどういうところからお取りになつたか、これを一つお
この物價の問題は、結局するに今の物價が日本などは高過ぎるというために、千八百円の大部分を維持するということが非常にむつかしくなる。これは一つの例を私は言うのですけれども、丁度昭和八年に、フランス人の俸給というものが、今日の日本の円における俸給と同じであつた。普通が千円から四千円くらいのものであつた。四千フラン台であつた。そのまま円に対するというと、今日の日本の給與と大体同じようになる。
講和會議において日本の一つのこれに對應する提案としては、これなども當然すべきであると考えておりまするが、敗戰國であるからなまいき言うなと言われればそれまでですが、やはりそういうことも當然失業問題と絡んで見るべきではないか。そういうわけで、こういうことはやはり政府としても失業救濟という面からして、今後強力に賠償を取り立てる國に對して條件をつけて、交渉する餘地がある、こういうぐあいに考えております。
○伊藤(五)政府委員 この三萬九千と一萬二千の差でありますが、これは日本の住宅の構造などからみまして、同居世帶を入れるに不適當なものなども相當數ありますので、そういうものがこの數字の差になつて現われて來ておるものと思います。しかしそればかりではありませんので、多少はまだ強力にこれを進める餘地はあるだろうと考えております。
殊に日本のような現状におきまして、海外の引揚者あるいは復員等によつて非常に人口が殖えた。國土が非常に狹くなつたという場合においては殊にそうであります。こういうような問題に對てまして考えることは、第一は産兒制限の問題というようなことも、失業問題と關連して相當考慮すべき問題ではないかと思います。
次に江川の砂防工事の問題でございますが、これは御承知のごとく日本でも有数な川でございまして、中國第一の河川であります。その延長は二百キロメートルに及び、その支流數は三百五十五、流域面積は三千八百十三平方キロメートル、流域に産します米の實収高は七萬二千石に及び重要なところの河川でございます。
銚子が漁港としての、水産日本の地位から見ましての必要性ということも、すでに皆様御理解のところでありますし、また治水の點からまいりましても、今次利根川の水害の状況を見まして、河口の關係者といたしましては、この改修工事の一日も速やかに實現せられることを希望してやまない次第であります。
○勝間田清一君 御案内の通り、日本の拓開地の中で非常に大きな問題になりますのは、私富士山麓一帯をどう總合開発をいたすかという問題だと考えます。その富士山麓の中で、北部の山梨縣側の方においては、地積が非常に稀薄であるにかかわらず、大體千メートル近くまで開墾開拓されておるのであります。この唯一の根拠は何と申しましても水利その他の便利な點であります。
第一は、樺太、関東州、主としてそういう地域ですが、日本円で、即ち日本に郵便貯金をした同胞達が日本に還つて來るのでありますが、それは行政関係で通帳を持参して日本に還ることを許されなかつたのであります。
○政府委員(村上好君) 貯金通帳の再発行は原則といたしまして日本で貯金原簿を持つておつて、その貯金の現在高を確認し得る方法のあるものを原則として認めて再発行を認めることにいたしております。それで樺太と関東州それから朝鮮、台湾、これらのものは日本内地に原簿がないのであります。唯南洋廳だけは戰前から日本内地に原簿を保管してあります。
もう一つは西洋の官廳と比べて見て日本の方はいわゆる属僚政治と言いますか、上の人が責任を持つてやらない。アメリカなんかそうでありますが、課長なら課長というものは、一つの仕事をする。その課長のところに行くと即座に話が決まる。日本では決まらん。それは責任の所在というものが非常にどつちかというと、責任逃れというような仕事をしておりまして、自分で引受けて、うんといつてやろうという人が殆どない。
それから第三は、日本では前に治安維持法を作つたとき、やはりこういう方式で、一方的な規定で、一般人民の生活を護るための運動を禁止してきたわけでございます。
○中野重治君 同じことですが、今の点から言いますと、加入した者の過去というと、「日本國憲法施行の日以後」に掛かりますか。掛かりませんか。
本日の公述人発言順序は最初に平和炭鉱労働組合の島崎さん、次は平和鉱業新平和炭鉱総務の岡さん、次に高松炭鉱職員組合の水上さん、次は日本石炭鉱業連盟專務理事の早川さん、次に北方炭鉱労働組合長の井上さん、次は三井鉱山社長の山川さん、最後に日本炭鉱労働組合総連合福岡支部事務局次長の本田さんという順序でお願いいたします。発言時間は一人二十五分以内にお願いすることにいたします。
○伊藤委員長 次は日本石炭鉱業連盟專務理事早川さんに御発言を願います。
親切ということは、人間から人間に親切にするのみが親切でなく、私は生き物がない物に対しても非常に親切心が必要だと思うのでありますが、今の日本は非常に残念なことは、物にも人にも不親切で、殊に物に対する不親切ということは非常に残念だと思います。
そういう実例でありますが、從つてその点から申しましてもやはり物を大事にする、言い換えれば物をなくさないようにする、又それをなくさんまでも、できるだけ大事に使つてそれを壞わさないようにするということは、幼稚園から小学校に入りましたような子供のときから、そういうことを十分今後の日本としては教育しなければならんことは当然と思います。
日本の学校というものはこれからいろいろ改革しなければいかんと思うのでありますが、ただ入学試験をやるとかいうような机上の学問だけで、電燈一つ切れてもどうしてそれを直したらいいか知らんというようなことで、技術上の教育というものは欠けておる。これは教育上非常に遺憾でありまして、その問題は今ここで申上げる必要のない問題であります。
なお殘餘の三千名につきましては、本月下旬、シンガポールを出發する豫定になつている輝山丸という船によりまして、日本に歸つてくる豫定になつております。このほかに戰犯關係といたしまして、所在の地區に殘留せしめられておる者が、約四千五百あると計算されておるのでございます。
○大野(勝)政府委員 シンガポール、マライ方面からの引揚船名でございますが、目下日本に向けて航行中の船は朝嵐丸、それから本月下旬シンガポールから出帆豫定の船は輝山丸と申します。
本次戰爭終了後、東亞の各地に引續き殘留を餘儀なくせられ、物心兩面に痛手を蒙つたわが胞六百萬を速かに日本國内に歸還せしめること及び現地滯留間の諸待遇を改善することに關し、貴下(貴委員會、貴代表部、貴本部、貴會)が示されたる御厚情と御協力とに對し、私はここに日本國衆議院在外同胞引揚に關する特別委員會を代表し、滿腔の感謝と敬意とを表明いたします。
○野溝委員長 次にお諮りいたしますが、去る二日本委員會において不採決とすべきものと議決いたしました農業協同組合法案第九條第三項の修正に關する請願及び農業協同組合法案一部修正に關する陳情書ほか四件の陳情書については、請願及び陳情書の取扱い上さらに愼重に期したいと思いますので、いま一度御檢討を願いたいと思いますが、いかがにいたしましよう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野溝委員長 起立少數、よつて日本農民黨提案の修正案は否決されました。——次に各派共同提案の農業協同組合法案の修正案に贊成の諸君の起立を願います。 〔贊成者起立〕
私は了解しておりますが、もしそれならば、この道路運送委員會は中央、地方を問わず、その委員會の責任においてこれを決定すべきであるというのが當然の議論の結論になつてくるわけでありまして、その點を明らかにせず、行政官廳は責任は負うけれども、實際は道路運送委員會は諮問機關としてほとんどすべてのことを決定する機關なんだというような、あいまい模糊たる状態は、決して民主主義の原則に反しないとおつしやつても、私は日本
ただこれを形式的な關係におきまして、ただいま高瀬さんのおつしやいましたような決定機關と申しますか、むしろ官廳の性格を與えるということをいたしませんでしたその理由は、結局日本憲法の建前から申しまして、運輸大臣が國會に對しまして責任を負うということになつておりまするし、また行政官廳の機構につきましても、こういう委員會組織の官廳というものを十分に豫想しての規定もできておりませんので、これらの點を考えまして
○鍛冶委員 遺言のことについても、なおお聽きしたいと思つておりましたのですが、實際において遺言ということはなかなか日本では行われません。殊にこの遺言は被相續人の方から進んでやればよろしいのですが、そうでないと相續する財産をもらおうと思う者から遺言せい遺言せいと言つて請求することはなかなか行われない。
○鍛冶委員 すべて私は日本の慣習をもとにして承つておるのでありますが、今局長がお考えになるような慣習が日本にありましようが。それから戸主權に似通つたにおいがすると言われるが、それはどうも聽き捨てがたいことだと思う。今までの民法で認められておつた戸主權ということと、祭をやるということ、あるいは法要をやるということとは、何の關係もないと思います。
生前處分をやる場合は、特別のものでない限りそうむちやなことはしないと思うが、どうもわが日本では生前處分ということは行われにくい。殊に民法の要求しておる遺言の形式というものは、どこから習つてきた形式であるかしらぬが、日本では實際に行つておらぬように考える。
堤防に対して一億万円ならば、その十分の一の一千万円かければ一億万円以上の効果があると信じておりますので、上流の方にも十分に一つの施策を講じ、そうして原口さんの仰せられたやうな下流の工事を十二分に山において保護するという両善によつてこそ初めて日本の國土はこれ又建てられるのではないかと思いますので、決して下流を軽んじ、上流を重んずるというふうな考えを持つておりません。
いずれにしましても、水害は地震と違いまして、人工で以て防げるのですから、最早日本は戰爭を放棄した國でありまして、いくらでもそのくらいの金は自由になると思いますから、どうか十分工費を掛けて遺憾のないような施工をお願いしたいとこう思つております。
日本のような土砂の崩壞する土地で砂防工事が非常に大事であるということは、非常に私も同感でありますけれども、日本における洪水が山の砂防工事をやつたなら除かれるのじやないか、こういうふうにお考えになつておる感じが非常にするのであります。これは私どもの今までの経驗、又私共の知つておる範囲から行きますと砂防工事をどんなに沢山やりましても、私は洪水を除くことはなかなかむずかしい、こういう感じがいたします。
而して物の面につきましては、通貨の面といたしましては、これは通貨の放出されるところの財政と、又日本銀行からの貸出しと、この面から適正なる規正をして行く必要があるだろうというふうな考え方をいたしておるのであります。從いましてこの財政並びに日本銀行の貸出しによるところの通貨の量というものは、勢い相当縮小されるということに相成るわけであります。
そのときにパリのフランス人の俸給が二千フランから四千フラン、丁度日本の今日の円における月給とほぼ匹敵する値段だつたのです。そこで若し同じ收入に対して、物價が当時のフランスと同じてあるならば、今日の円における物價が当時のフランスのパリの値段と同じであればいいのですが、ところが日本の物價は約四十倍になつております。
ただわれわれといたしましては、現在關係方面等からも資料もいただいてはおりますけれども、日本の實情とのにらみ合せもありますし、いろいろな資料を十分準備いたしまして、大體の方向としましては、設備につきまして、あるいは建築方面について、あるいは運營等につきましては娯楽、子供の休養、その他經營方面等について、よく實情と合いますものを、またある程度の理想を求めまして、委員會に御意見を聽いてきめたいと考えます。
日本現状におきまして、殊に未亡人の問題は非常に重要な問題でありまして、その數においても、あるいはその事情においても、特別なあり方であると思うのでございますが、これについて社會局長さんから、未亡人の現状及びこれに對しての特別な施設あるいは處置をとつておられる事實が今ございますか。あるいはそれに對して何か社會局の方でお考えになつておることがございますか。一應承りたいと思います。
厚生省が生産面でなくていわゆる消費面のみを取扱つていらつしやるような形になつておりますので、仕事に對しましても十分に効果があげ得ないということに、當局の方々がどれだけ苦勞していらつしやるかということはよくうかがうことができるのでございますが、私は先だつてミス日本の表彰ににあたつて、厚生大臣が一萬圓の賞金を出されたという記事を見ましたときに、それは多分間違いではないかと思つたのであります。
○和田國務大臣 今日本のインフレーシヨンが非常に危險な状態まで來ているということは、これは御承認くださるだらうと思います。たとえば通貨發行にしても千五百億を超えているというように、いろいろな點から見ましても、これは通貨の面と物の生産の面とのバランスは非常にとれていないのであります。そこで豫算がきまります、そのきまり方によりましては、インフレーシヨンに對して非常に大きな影響をもつてくる。
それからもう一つこれは生産費の方でいろいろの御議論もあることはもちろんでありまして、そういうようにいろいろな觀點から、やはり政府としましては一つの結論に到達しよいというので審議をいたしておるわけでありまして、再生産價格といいますけれども、これはもちろん日本の農業というものは、もう上林山さん御承知のように、いろいろの規模の農家があるわけでありまして、地帶によつても違うし、あるいはそれぞれの大きさによつても
併しこれからの租税及び租税政策の在り方というものは、今後における日本の政治経済上における民主化の発展の程度を測る有力な指標となる程に重要性を持つものであると信ずるものであります。 さて日本の政治経済の現段階における租税及び租税政策の持つところの意義を更に具体的に検討いたしますれば、二つの側面に分けることができると思います。
先ず第一に、或る委員から、我が國今後の貿易の根本方策とその見通しにつきまして政府の所信を質しましたところ、日本の貿易方針は加工貿易方式を取るが、実際のところ、昨年も本年も相当の輸入超過であり、輸出入のバランスの取れる時期については、目下安本が中心になつて種々考究しておるが、大体三ケ年ぐらいを要するのではないかというのが大ざつぱな見通しになつておるという政府の答弁であつたのであります。
何故日本の議会はこれを差上げて悪いのか。私はその点が了解できません。どうぞ皆さん、これは皆さんに差上げてありますが、時間上十分説明できませんが、私がこれから話すことの足らないところはこの印刷物で補つて下さい。 私は新糖素の案を主張して来まして、そうして一時専売にしようとまで話ができましたが、中止になつたのでありましたが、この頃になつて漸く心ある人の注意を惹くことになつたものであります。