1947-11-22 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第37号
これより去る十一月十八日に本委員會に付託になつた船員法戰時特例を廢止する法律案及び同月二十一日本委員會に付託になりました造船事業法を廢止する法立案を一括議題として、それぞれ政府よりその提案理由の説明を聽取いたします。 —————————————
これより去る十一月十八日に本委員會に付託になつた船員法戰時特例を廢止する法律案及び同月二十一日本委員會に付託になりました造船事業法を廢止する法立案を一括議題として、それぞれ政府よりその提案理由の説明を聽取いたします。 —————————————
日本國民も考えなければならない。今日のような——全部とは言わぬが、少くとも相当数の腐つたような議員を出して、これで政治をやつてくれということは、日本國民全体の……(議場騒然、聽取不能)この点に対しては、私は公平なる意見として、現内閣は辞職すべし、(拍手)同時に、反省しない今日の政党に対して、議会は解散すべし。(拍手) 同時に、この國管案の問題に至つては、社会党に際しても一言したい。
本案は、九月二十五日に本院に提出され即日本委員会に付託せられて以來、同月二十七日商工大臣より議案の趣旨について説明を聽取し、同月三十日より審査を開始し、本日までに実に五十六日間にわたり委員会を開いて、審議を重ねること二十四回…… [発言する者多し]
要は、日本の既成政党は、今日の日本を亡ぼしておるところの責任を感じないか。(拍手)國管問題にしろ、今日のこの議場の醜態は、いずれに責任があると思う。(拍手)もし諸君が眞の選良ならば、黙つて吾人の意見も聽いてみろ。石炭國管問題は……。 [「着席しろ」と呼び、その他発言する者多し]
第五條に職業的公務員という言葉が使われておりまするが、われわれはと申しますか、日本國民全部と言つた方があるいはあたるのかもしれませんが、久しい間獨佛系の立法によつて薫陶されてまいりました關係上、英米式の抽象的な言葉はなかか解釋がつかないのであります。そこでこ 職業的公務員の範圍、ないしは非職業的公務員とはどんなものであるかということを、具體的に御例示を願いたいと思います。
御承知の通り日本の警察を見ますときに、國賓ともいうべき平和的な、りつぱな民主警察人として、數十年にわたつて勤續しておる者を見ますときに、要はいつもその恩給法について一般世人が見ておるというような點は通念であります。さようでありますがゆえに、ぜひともこの恩給法の通算は實行に移しますよう、成文化の御處置を希望いたしてやまない次第であります。
いかなる人も、いかなる機關も、日本の警察がほんとうに民主的に、よりよく效果をあげるということを否定しようとする者は一人もないと思います。こういう點からいたしまして、眞に日本の民主警察の運營が、こうした方が最もいいのだということがわかりさえすれば、私は必ずこの目的はどの方面に對しても達せられる。こういう自信をもつております。
最近の状態としましては近き將來における農業恐慌を見越して、海に發展すべく目下建造豫定の船も多數ありまして、政府の意圖しておられます水産日本再建の線に沿つて萬進しておる次第であります。
○佐伯宗義君 魚津港は往時から富山縣新川地方(下、中兩新川郡)農産物と能登、佐渡、北海道地方面物産の交易港で、遠くは樺太に及んでおり、かつ伏木、直江津兩港の中繼寄航地として、近海航路の要衝に位し、風波最も穏やかな富山灣内唯一の良避難港であり、また炭港としては、天下に喧傳されるほたるいか、たい網を初め、ぶり定置漁業等の漁獲品種の多様なこと、古來裏日本第一と稱され、その漁獲高においても近海屈指の主要水産地
○野坂委員 私は日本共産黨を代表して、本補正豫算に反對の意見を申し上げたいと思います。 詳細な點はもう申す必要はないと思います。
今わが日本が置かれております經濟再建の構想から考えましても、勤勞大衆が眞に心を同じゆうして、安んじて生産の意欲をいやが上にも盛り上げて、しかして再生産のために心身ともにそれに打ちこみ、わが日本の經濟再建の重要なる役割を果し得るという事柄が、何よりも大切なのであつて、それをなすためには、勤勞大衆に大いなる犧牲を強要するというようなことがあつてはならないのであります。
○庄司(一)委員 ただいま本追加豫算に關する修正業を提出せるも少數否決となりしがため、日本自由黨所屬議員西村久之君ほか日本自由黨所屬全議員一同においては、本會議に少數意見を提出し、その説明を要望する。右委員長まで念のためお屆けおくものなり。かようなことを願つておきます。
○委員長(櫻内辰郎君) 次は日本大学名誉教授井上貞藏氏にお願いいたします。井上貞藏君。
○委員長(櫻内辰郎君) 次は日本総務協会理事長栗原修氏にお願いたします。
○林(大)委員 第二條の企業連合、企業合同の言葉でありますが、日本の法律にこういう言葉が使われたのはほとんど初めてであろうと思います。經濟學の上では大體の定義がきまつておりますが、政府はこれに對していかなる定義をくだしておるか、はつきり承りたい。
○松尾委員 この經濟力集中排除法案に對しまして各委員からいろいろお尋ねがありましたが、一番問題になる點は、日本の再建をどんな形にするかということに盡きていると思うのです。皆さんがお尋ねになりましたあとですから、私は違つた方面から違つた言葉でもう一度これをお尋ねしたいと思うのです。たとえばいま日本が貿易國家としまして經濟を再建しようとしている折柄には、やはり相當の資本や施設が必要だと思うのです。
○佐多政府委員 御質問の通りに、日本は將來貿易産業を中心にして、世界經濟へ有力に參加していかなければならない態勢におかれていると思いますので、そういう意味においては十分に日本經濟が自立し得るように、從つて國際競爭場裡においては、最も有利な條件で競爭ができるように、そういう意味での近代的な設備、近代的な施設、近代的な適正な規模は、ぜひ確保するように、合理的な再編成をしたいと考えております。
又生産増強が日本経済再建の基礎的要件であるとして、労働大臣は勤労階級に向つて、生産復興の運動展開を大きく呼びかけておられますが、いかに勤労者が奮起いたしましても、只今の如く光、熱、電力源の枯渇のため、操業率低下の状況におきましては、いかんともなし得ない状況でございます。
それほどこの電力の問題が何よりも必要な状況になつて、差当りのインフレを克服いたしまするにも、亦今後の日本を再建いたしまするにも、すべてが電力によつて初めてできる。而もこの電力というものは、御承知のように限られた資源ではないのでありまして、恐らくは日本の國内の水力電氣を全部開発いたしまするなれば二千万キロぐらいは出る。
結局國民生活の安定というものがなくては、日本再建はできないのであります。政府におかれてはいろ尊重点配給或いは何々重点、何々重点とやつておいでになりますけれども、國民生活の安定、いわゆる家庭の安定がなければならないのでありまして、冬場になりますと、食糧におきまてもカロリーを沢山要求する。そうして燃料も必要になつて來る。
もう一つは、これはどなたかの質疑の際お話があつたと思いますが、この共済保險とか或いは補償制度ということだけに頼らず、あくまでも予防し得べき自然的災害は極力予防するという思想に立つて行かないと、日本のような脆弱な農業國におきましては、その都度災害から受ける被害によつて農業再生産が殆ど不可能に近いような場合がありますので、飽くまで可能である災害についての予防條件を強力に確立して行く。
併しながら國全体として、又日本全國大多数の地方におきましては、そういう方針期待を以て進んで來たのでありまして、たまたまそういう趣旨が徹底していなかつたという地方におかれましても、この農業共済基本制度の本旨に鑑みて、相互扶助の精神に立脚してこの法案に規定するがごとくやつて貰いたい。
そうした希望を以ちまして、私はこの際十二條の消費者負担の問題が、誠に消費者にとつては氣の毒な事情でありますが、現在の日本の食糧事情からいたしますと共に、日本の國内の経済情勢から行きまして、國民全部がこれに負担するというような観点から又止むを得ないだろう。かような考えから本案に賛成するものであります。
なお一般的に立法機関の調査機関がどういうものでなければならないか、又公開図書館の問題をどうするか、日本及び國際的な図書館の連絡の中心としての任務をどういうふうにして解決して行くかという諸問題についても討議され、そういう点について十分の経験を持つておられるアメリカのコングレス・ライフリーの専門家からはつきりした観念を得ることを非常に期待しているというふうに、答えまして、この点についても了承を得ました。
第一に各方面に熱心に希望されておりますことは、新らしい國会図書館というものに、今まで日本になかつたようなその立法府の立法の綜合的な、且つ人民の生活に基ずいて建設的な調査機関を是非完成して欲しい。そうしてでき得べくんばアメリカ各州におけるコングレス・ライブラリーのようなものを作つて欲しい。
次に雜收入におきましては、その決算額は六億八千三十萬餘圓でありまして、これは日本銀行納付金の基礎となる剩餘金が多かつたため、日本銀行納付金において二億二千七百七十三萬餘圓を増加いたしておりますが、懲罰及び沒收金その他で減少したものもあるので、結局豫算額に比べて一億八千十萬餘圓の増加となつておるのであります。
なお會計檢査院においての檢査としては、歳入、歳出ともそうでありまするが、一面においては歳入であれば歳入徴收官の證明決算の提出というものがありまして、それらを檢査するのでありますが、他面實際にそれが日本銀行から金が出ておるかどうかはいつているかどうという面を見なければならぬのでありまして、日本銀行と歳入の決算金額と比較對照した結果、歳入において日本銀行の證明額は、政府の歳入の決算額よりも膨らんでおるのが
日本國憲法の基本原則に抵触する点があるように思われまするのでその点を申上げます。 この民法の一部を改正する法律案の中、第七百九十二條の養子に関する條項であります。この條項で参りますと、委員会で政府委員にも極めて執拗に突込みまして意見を質したのでありますが、一人の養子が、A、B、Cと多数の養親を持つことができるという欠陷があるのであります。
従來我が日本の民法の協議上の離婚の場合におきましては、御承知のように届出のみによつて離婚が効力を生ずることになつておりまして、政府原案もこの長年採つて参りました方針をそのまま踏襲しておるのでございます。併し私共は協議上の離婚の手続を今少しく愼重にした方が適当ではないかと存じまして、届出前に家事審判所又は簡易裁判所の確認を経ることを必要といたしたのでございます。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)私共社会生活の実情に即して、日本が明治三十二年に民法を制定しましたその当時から、初めて民法が日本の國にできましたその昔から、協議離婚という全く外國に例のないこの法律を持つて來た。これは何のためであつたか。
しかも日本の警察制度というものは、自分の國の警察制度には見出せないよさがあるというようなことを言われたのであります、むしろこのお方の言葉を敢行するならば、敗戰後の日本の國家から現在の日本の警察をマイナスしたら、日本の國家にはゼロしか殘らないというふうな御意見であつたと思うのであります。なるほど理解があると私たちは考えました。
この警察法案は、まことに御意見のごとく、日本の警察制度を根本的に大改革をいたす法案であります。その意味においては、非常に重大な法案であることは、仰せの通りであります。しかしながら日本の民主化を推進する、民主化の徹底ををするということは、至上の急務でありますし、また一面、講和條約も近づいておることも豫想せられておるような國際關係にあるのであります。
まず第一に私がお尋ねしたいことは、警察法を制定して、この警察法による日本の今後の警察組織によつて、現在日本の治安が、さながら無警察状態のごとくになつていると、私は日々感じておりますにもかかわらず、この警察法によつて、この治安が確保されるかどうか。日本の治安維持、國民の身體および財産の保護に任じ得る確信があつて、この法案を提出なすつたかどうか。
これは三年なり五年なり適当に決めていいと思いますけれども、國家公務員の方は日本の治安の全責任を負うものでありまして、相当重大な責任がありますから、立派な人を選んで頂いて、その人が十分落ち付いて國家の治安の保持に任ずるようにしたい。それには長い方が安定してよかろうということで、市町村の方は三年といたしましたが、この方は五年といたしたのだろうと考えております。
これで行きますというと、禁錮以上の刑に処せられた者は、少くとも日本における新憲法施行以前においての場合を考えますというと、大体政治犯が大多数であります。
○前之園喜一郎君 第五條の第三項になりますが、「委員の任命について、衆議院が同意して参議院が同意しない場合に、おいては、日本國憲法第六十七條第七條第二項の場合の例により、衆議院の同意を以て両議院の同意とする。」、こういうふうになつておるようですが、これはやはり憲法六十七條の第二項の手続を踏んでこういうふうに決めるという意味になるわけですが。
日本國憲法の施行に伴い、民法の親族編及び相續編が全面的に再檢討され、その改正が行われることとなりましたが、かかる人の身分關係に關する實體法規が變更されてまいりますと、身分關係を登録する戸籍の制度についても、必然的にその改正を要するに至ることは、申すまでもありません。
この尊い遵法の精神ありてこそ、新日本の秩序は保たれ、道義の高揚は可能であり、司法の尊厳は護られ得ると思うのであります。もし山口判事が司法官でなかつたならば、おそらくこの悲壮なる死から免れ得たでありましよう。司法官なりしがゆえに、かかる死を選ばざるを得なかつたことは、殘された遺書によつても明らかであります。
○油井賢太郎君 只今承ると二十億にも近い大きな赤字が出ておるということですが、これはやはりこの貯金法案に盛つておりますところの零細なる貯金を吸收するという、その零細なる貯金を吸收するに非常な人件費が掛かつておるというように解釈されるのですが、そのためには総体的において今日本の財政的に見て、戰爭前よりは〇が二つ違うというような状況になつておる。
○政府委員(椎熊三郎君) 滿洲國において滿洲國に貯金した日本人の軍事郵便貯金、これを日本政府が支拂つてくれというな問題も、実は今日も参議院の同胞引揚の委員会でも問題になつた。この問題は非常に復雜な事実があるのでございますが、細かい点は局長から後刻詳しく御説明申上げたいと思います。あらましの点を申上げますると、滿洲國でやつた貯金は滿洲の元とか角とかという滿洲の金で貯金する。
併しこれは政務次官もおられますので申上げるのでありますが、只今の日本の経済状況を見まして、何といつても一番大事なのはインフレの防遏の問題だろうと思うのであります。
もとより外國に現にその犯人がいる場合において、外國でこれを逮捕することはできないわけでありますから、その犯人が日本へ歸つてきた場合において、現實にこの罰則を適用して刑に處するという考えをもつているわけでございます。
○小笠原政府委員 第十三條はいわゆる外國郵便に關する規定でございまして、「郵便に關し別段の定ある場合」というのは、原則として日本と各國との間に郵便に關じて締結される條約ということを意味しておるのであります。その條文と八十四條の第二項の問題とはまつたく關係がございません。
○小笠原政府委員 八十四條の第二項に、罪を犯した者は何人でもとございますので、外國人にも適用されるわけでございますけれども、もちろん今日の連合軍の占領下におきましては、連合國人に對しましては日本はその權限をもつておりませんので、連合國人は除外されるわけであります。
日本國憲法の施行に伴い、民法の親族編及び相續編が全面的に再檢討いたされ、その改正が行われることになりましたが、かかる人の身分關係に關する實體法規が變更いたされますると、身分關係を登録する戸籍の制度につきましても、必然的にその改正を要するに至ることは申すまでもありません。
私のただ單なる理論的なことを言うと、木村參議院議員の圓の再封鎖というようなことは、政策協定もあるし、ある學者、これは高橋正雄氏だつたか、國際的な關係、そんなことも言つたけれども、私はこの際日本の健全な財政の建直しこそが、日本の國際的な信用を増す唯一の途である、そのためには、革命的な決斷が必要である。そのために議會に大きな期待をかけているものである。
豫算實行難に陷りまするのみならず、これを強いて強行しますならば、大なるインフレが起りまして、日本の國は結局壞滅に歸することは當然であります。よつてこれはぜひとも阻止しなければならぬと同時に、日本はもうこういう政治をしておつては、國民も生きていかれない。
よつてこういうような實行不能のペーパー・プランをまじめになつて議するより、こんなものを政府に返上してしまつて、日本は百八十度の囘轉をして、英米佛の實例にならい、財政を根本的に大整理節約するにあらずんば、日本の壞滅を防ぐことは不可能なりと私は斷言するのであります。切に皆さんの御努力をお願いいたします。
経済的の基礎を形成するというような虞のあるもの、そういうものに限つて問題を処理したいというのでございますから、若しそうでなくて、單に技術的な意味において、生産的な必要上相当大規模なものになる、或いは生産的に合理的に経営をするために、地域的に隔在しておるものを、尚一つの会社に統合されて運営されなければならないというような必要があれば、それらは全部合理的な再編成という見地から、從つて又そういう形において日本
最近日本でも野菜や魚の統制を撤廃したらどうかというので小委員会を設けておることを聞きますが、現に果物は統制が撤廃されておるが、もうそれが壞れつつあります。
と申しますのは、この法案は、日本の生産力を弱めようとするような内容を持つておるものではないかという危惧の念が國民の中にあるわけであります。日本の生産力を、敗戰國としてどの水準におくかという問題は、占領軍の最高政策でありまして、これに対して我々が対等の資格で答弁し得る問題ではなかろうと存じます。この問題は、賠償問題その他占領軍の政策によつてお決めになるべき問題であろうと思います。