2009-07-10 第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
昨年八月における日朝実務者会議においては、特に拉致問題に対してもかなり突っ込んだやりとりがあって、北朝鮮側が権限を与えられた調査委員会を立ち上げて調査を開始する、と同時に、日本側としても、人的往来、航空チャーター便の規制解除を行う、こういう表明がなされた。これに沿って行動する考え方も持っておるわけであります。
昨年八月における日朝実務者会議においては、特に拉致問題に対してもかなり突っ込んだやりとりがあって、北朝鮮側が権限を与えられた調査委員会を立ち上げて調査を開始する、と同時に、日本側としても、人的往来、航空チャーター便の規制解除を行う、こういう表明がなされた。これに沿って行動する考え方も持っておるわけであります。
今委員がおっしゃったように、八月の日朝実務者会議では、北朝鮮側による拉致問題に関する調査のやり直しの目的あるいは具体的対応についての合意がありました。しかしながら、九月の四日の夜、北朝鮮側より、北朝鮮側として引き続き日朝実務者協議の合意事項を履行するとの立場ではあるが、新政権が実務者協議の合意事項にどう対応するかを見極めるまで調査開始は見合わせるという旨の連絡がございました。
まさにその二週間前に日朝実務者会議で北朝鮮が拉致の再調査を約束していたわけでして、ところが八月に調査委員会を立ち上げる話以外は、この十月まで何の動き、実際の調査さえもしていない。調査もしなければ何の動きもない。 今までは、日本側はアメリカに対しては再三にわたって解除しないでくれと言っていた、アメリカ側も今まで一定の理解をしつつ解除を先延ばししていた部分というのは私はあったと思うんですけれども。
北朝鮮の拉致被害者の問題、これは今朝の新聞でも、日朝実務者会議の開催を十二日に提案をした、六か国の作業部会は四月に開催をすると。今までいろんな経過があって大変な努力があったろうと思いますが、御承知のように、韓国でも大統領の弾劾訴追、六か国協議が遅れるんではないか、しばらく政治の空白が続くという、そういういろんな状況を見渡して、今回は北朝鮮がなかなか協議に応じてこない。