1973-02-28 第71回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
○橋口(收)政府委員 特別会計の性格はいま申し上げたようなことでございますが、産投会計は、いま御指摘がありましたように、ガリオア・エロアの返済は産投会計の負担で行なうということになっておりますので、これは対日援助処理特別会計を承継したという歴史的な経過からそういう性格を持っておるのでございまして、年々歳々債務を受け入れて年々資金を運用するという資金運用部資金とは性格が違うということでございます。
○橋口(收)政府委員 特別会計の性格はいま申し上げたようなことでございますが、産投会計は、いま御指摘がありましたように、ガリオア・エロアの返済は産投会計の負担で行なうということになっておりますので、これは対日援助処理特別会計を承継したという歴史的な経過からそういう性格を持っておるのでございまして、年々歳々債務を受け入れて年々資金を運用するという資金運用部資金とは性格が違うということでございます。
と申しますのは、重光大臣が訪米されましてダレス長官との会談の際に、いろいろこの話がありまして、その共同声明にもございましたとおり、この対日援助処理問題の交渉を早期に妥結せしめるため極力努力するということに意見の一致を見た模様でございます。その後いわゆる公式会談は、その後あるいは各関係大臣等が行かれた際にこの話が出たようでございます。
ところが、今回の私たちの手元に出して参りましたこの対日援助処理に関する総額を見ると、あなたはここで明白に、対米債権については、この中で相殺をしているではありませんか。この相殺したことをもって、たとえばです、小坂外務大は、西ドイツは三三・一七%をかけたが、日本は十七億一千六百万ドルでやれば、二八・五%になるから、日本としては大したものなんだ、こう言ってあなたは宣伝をしている。
二十四年の四月以降は、あなたの方は対日援助処理特別会計に入った中から輸入諸掛りを引いて、対日援助見返資金特別会計に出している。だから引いているのです。二十四年四月以降は引いていることはその通りだが、二十四年正月は日本の負担になっているから、当然二十四年三月以前のものについては、これは引かなければだめだ。
○横路委員 次に、私は外務大臣に、同じく出された資料3、戦後対日援助処理問題に関する援助物資総額及び支払額についての説明、この点についてお尋ねをしておきたいと思う。日本政府が確定をしたアメリカの日本に対する援助総領は幾らですか。
○木村禧八郎君 六月十日に小坂外相とライシャワー大使との間にかわされた米国の戦後対日援助処理に関する覚書ですね、これによりますれば、新聞の報ずるととろでは、四億九千万ドル、年利二分五厘ですね、十五年で償還返済すると、これは大体違いないのでございますか。
米国の対日援助処理問題につきまして、いわゆるガリオア、エロアの処理につきましては、五月十日から、米国大使と小坂外務大臣あるいは当局の間に交渉が始められまして、いろいろ交渉しておりましたところ、このたび大綱につきまして意見の合致を見ました。実は、最後のきわまで、いろいろこまかい点などを打ち合わしておりました。ようやく、おそらくあした覚書にイニシャルをすることになっております。
○羽生三七君 かねて懸案中のガリオア、イロア等、米国が日本を占領中の対日援助処理について、来たる十一日から日米会議が開催される模様でありますので、私はこの際日本社会党を代表して、以下数個の点について政府の所見を質したいと思います。なお、私は主観的な意見を極力避けまして、問題点のみを質しますので、答弁もそのつもりで具体的にお願いいたします。