日弁連見解とは違いますが、私はそういうふうに考えます。だからもう少し民移管という問題を掘り下げて分析する必要があるのではないか。民移管が県民の要求だ、われわれはこの委員会においてはそれを分析する必要がある、その点についてはいかがでしょう。
民移管、この場合の民移管は、あくまで私は県民の手に裁判権を取り戻すという意味の民移管でございますけれども、その場合については米国議会の承認を必要とするという説がありますが、これは文字どおり施政権のうちの主要な部分である裁判権について地位協定のようなものを結ぶ場合を想定しているのであって、日弁連見解と、それについて日弁連見解を補充した私の見解の場合なら米議会の承認という問題は生じない、このように私は思
○中谷委員 私の言っているのは心日弁連見解にさらに一歩加えて、そうしてとにかく陪審の問題について憲法上の問題が生じてくるというのだから、これは将来本土復帰したときに非常に問題が出てくる。本土のほうと非常に違ったことを復帰直前にやるのだから非常に問題があるけれども、とにかくそこの比較考量の中で沖繩の裁判所に陪審員制度を設ける。そこでとにかく少なくとも裁判権を移管させようじゃないか。