2004-11-16 第161回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
まず第一点目でございますけれども、正式の政府間の、日本とメキシコのFTA交渉に先立ちまして産官学の日墨共同研究会が開催をされたわけでございますけれども、その研究会のプロセスにおきまして、先生御質問のNAFTA発効による我が国のメキシコへの輸出機会の喪失に関する試算が行われているところでございます。
まず第一点目でございますけれども、正式の政府間の、日本とメキシコのFTA交渉に先立ちまして産官学の日墨共同研究会が開催をされたわけでございますけれども、その研究会のプロセスにおきまして、先生御質問のNAFTA発効による我が国のメキシコへの輸出機会の喪失に関する試算が行われているところでございます。
私は、そういうことから考えたときに一つ思い起こすのは、二〇〇二年に出されました経済関係強化のための日墨共同研究会報告書、それがあります。
例えば、四千億円、工業分野の影響というのは、こちらの経済関係強化のための日墨共同研究会報告書に欄外で書いてあるわけですけれども、農業分野についての計量的な試算というのはどこにも出てこないんですよね。
二〇〇二年に、経済関係強化のための日墨共同研究会、いわゆる研究会の報告書の中では、国内で生産のない熱帯果実でさえも、輸入量が増加すれば他の国産果実の消費に影響を生じる可能性が高く、熱帯果実といえども国産果実と競合関係にある。また、野菜、牛肉、豚肉、飲料等に関しては、まさに国産品に対し競合関係にある。このように指摘して、農家への影響を認めていたことがあります。