1984-04-09 第101回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
その例は、日化工の六価クロムが顕在化するまでには非常な時間がかかり、そのため東京都を含めて環境庁も大変苦労されたことでありますから、そういう意味で、原因者責任の追及さえも困難な事態が起こるというんで、国が関与した問題として先ほどお話がありましたけれども、目黒の清掃工場予定地、これはもとの通産省工業試験所跡でありますが、これはどういう状態になっておるか説明を願いたいと思うんです。
その例は、日化工の六価クロムが顕在化するまでには非常な時間がかかり、そのため東京都を含めて環境庁も大変苦労されたことでありますから、そういう意味で、原因者責任の追及さえも困難な事態が起こるというんで、国が関与した問題として先ほどお話がありましたけれども、目黒の清掃工場予定地、これはもとの通産省工業試験所跡でありますが、これはどういう状態になっておるか説明を願いたいと思うんです。
○溝辺説明員 補償課長ですが、現在まで私どもの方で把握し、死亡並びに療養をしている人たちに対する認定をした者は、日化工を含めまして、がんにつきましては、死亡者数で三十人、療養中の人で六人、計三十六人について補償を行っております。 なお、日化工につきましては、小松川工場、死亡十五人、療養中の人二人、計十七人でございます。
したがって、一つはこれを考えますと、先ほど長官も明言されましたように、日化工としてはクロム鉱滓の中に毒性のあることを知っていながら埋め立てておる。そういうことを考えると、これは過失じゃなくして故意の方に入るのではないでしょうか。これはいかがですか。
ということは、すでに四十六年以前に、日化工の社長は、日化工としては有毒性を知っておったのではないか、こういうふうに私の方で考えられるわけですが、所管の方の長官の考え方はいかがでございましょうか。
その方の答弁では、四十五年の十月二十二日に千葉県の市川におきまして、行徳南部土地区画整理組合が問題の日化工の鉱滓を使って埋め立てする。