1978-03-23 第84回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
○上田委員 けさの新聞報道によれば、近く日中政治交渉によってこの覇権条項問題の解決を図る方向で政府の意思統一を図られた、こういうようなことのようでございますが、国民はやはりあくまでも外相がそういうムードに流されることなく、あらゆる国との友好という基本目的に基づいたところの日中平和友好条約の早期締結を期待しておるわけでありますから、再開されたら滞ることなく調印に至るという福田首相の言葉どおりの展望として
○上田委員 けさの新聞報道によれば、近く日中政治交渉によってこの覇権条項問題の解決を図る方向で政府の意思統一を図られた、こういうようなことのようでございますが、国民はやはりあくまでも外相がそういうムードに流されることなく、あらゆる国との友好という基本目的に基づいたところの日中平和友好条約の早期締結を期待しておるわけでありますから、再開されたら滞ることなく調印に至るという福田首相の言葉どおりの展望として
そういうところに、私は日本の日中政治問題における接触の立ちおくれ、そういうことの最大の原因があるのではあるまいか、そういうふうに見ておりまして、その辺からほぐれていかぬと日中問題というのはなかなか解決されないんじゃないかと、そういうふうに思うんです。
その二は、中国側は、すでに御承知のように、日中政治三原則を発表いたしております。また、平和五原則を発表をいたしております。この際政府は、政治三原則、平和五原則を承認することであります。昨年十月、藤山さんを団長とする超党派の訪中団の一員として私も参加したのでありますが、周総理と会見の席上、周総理は、原則を曲げて妥協すれば、将来それを実行しないことにもなり、また新しい矛盾も生まれてきます。
このたびの日中政治会談の共同声明の内容は、前例に見ないきびしい中国の対日姿勢をあらためて再認識させられたと思うのでございます。
○伊藤(惣)委員 これも時局の問題でございますが、難航を続けました日中覚え書き交渉は、去る四月十九日北京飯店で日中政治会談コミュニケと七〇年貿易取りきめが正式に調印されて、妥結しております。この共同コミュニケは、佐藤内閣に対するきびしい中国側の姿勢を反映しております。