2006-10-11 第165回国会 参議院 予算委員会 第1号
一方、この日中友好平和条約について、その前にお互いが述べ合ったことを前提にできているということを我々は認めろと言われてもそれは違うわけでありまして、正に条約とかあるいは共同声明、共同宣言、みんなそうなんですが、それまでに交渉の過程でいろいろなことがあるわけでありまして、それは中国側は中国の認識を持っているということを我々は承知をしておりますが、その同じ認識に立っているということではございません。
一方、この日中友好平和条約について、その前にお互いが述べ合ったことを前提にできているということを我々は認めろと言われてもそれは違うわけでありまして、正に条約とかあるいは共同声明、共同宣言、みんなそうなんですが、それまでに交渉の過程でいろいろなことがあるわけでありまして、それは中国側は中国の認識を持っているということを我々は承知をしておりますが、その同じ認識に立っているということではございません。
九五年の村山内閣総理の談話のとおりやっています、日中両国の共同宣言、日中友好平和条約という精神でやっています、それだけなら指摘されないわけですよ。 やはり、内閣がかわるたびに、そういう立場、村山内閣総理の談話の立場、あるいは、日中共同声明あるいは日中友好平和条約の立場から外れた立場が閣僚から発言される、マスコミでも取り上げられる、そういうことがずっとたび重なって起きてくる。今回もそうだった。
外交関係といたしましては、今外務省から答弁いたしましたように一九七二年の日中友好平和条約等々の問題もございますし、外交という問題の中でこの問題を解決するということはなかなか難しいことはお聞き取りのとおりでございます。しかし、そうはいいましても、先生御指摘のような非常に人道的な問題、また日本としても責任を感ずべき問題であることは御指摘のとおりでございます。
さらにまた、日中友好平和条約発効ちょうど十周年でございますから、日本並びに北京においてそれぞれお祝いをしよう、特に銭其シン外務大臣訪日という予定もございましたが、これまた、そうした関係におきまして、先方から遠慮をしたいというようなこともございました。
○国務大臣(宇野宗佑君) 私としてはしばしばこの委員会におきましても言明いたしておりますが、ことしは日中友好平和条約締結十周年で、そのときの共同宣言において、私たちは戦争を通じて中国の民衆に多大の迷惑をかけたことを深く反省し遺憾とする、そうした趣旨を述べておりますから、やはりそのことは我々はきちっと守っていかなければならない、かように考えております。
また、過般来申し上げておりまするとおり、特に戦後の後始末をいたしました日韓基本条約あるいはまた日中友好平和条約等におきましては常に反省の意をあらわしておるということでございますから、我々といたしましては今後もそうした気持ちを失うものではありません。
私たちは、日中友好平和条約並びに共同宣言さらには四原則、これを永久不変のものとして考えております。なかんずく共同声明を私は申し上げたのですが、共同声明には、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省すると、この共同声明を当然私たちもその認識を深めておりますと、私自身はこういうようなお答えをいたしました。
○国務大臣(宇野宗佑君) 光華寮問題は、銭其シン外交部長からも共同声明また四原則、さらには日中友好平和条約等々一連のものがございますから、それを厳格に踏まえて実施してほしいものであると、そういうふうな発言があります。
それは日中友好平和条約、あるいは共同宣言、あるいは四原則、これを厳守して、そうして相互信頼関係に立脚して、不断の対話を通じて友好協力を深めていくということでございます。 最近の幾つかの問題はございましたけれども、日中間の交流というものは次第に増大しており、経済関係におきましても、貿易は拡大均衡の方向に進みつつあります。
しかし、我々は、日中共同声明あるいは日中友好平和条約、日中関係四原則の上に立って、日中友好協力関係をさらに発展強化するために努力をしてまいります。 いわゆる光華寮問題は、現在司法手続によって争われておる民事事件でありまして、三権分立、司法の独立が確立している我が国におきまして、裁判中のこのような事件について行政府として介入したり論評することは差し控えるべきであると考えております。
問題になったときに官房長官談話が出たけれども、日中共同宣言、日中友好平和条約、そういうものを基礎としてやっているということもひとつ理解していただきたい。 光華寮の問題については、これは私が有権的にあなた方に事の是非を言うわけにはまいらぬが、一つだけ申し上げておくと、これまた日本の総理大臣は何でもできるというふうにお思いだろうけれども、日本の総理大臣何でもできないんだ、これは。
○中曽根内閣総理大臣 四点意見の中で私が一番重要視しておりまして頭の中に残っているのは、やはり日中友好平和条約及び共同声明、あの原点が基礎であるということ、それからもう一つは、両国がお互いに国民感情を傷つけ合わないように尊重し合うということ、この二つが重要であると考えております。
第五点は、日中友好平和条約締結に伴いまして、今後予想される大島つむぎの中国または香港進出に対する防止並びに規制措置を講じていただきたいということであります。 国内輸入業者の間では、韓国つむぎの取り扱いに飽き足らずに、さらに香港または中国進出を企図しているとの情報が京都方面から流れております。
昨年八月の、外務大臣の政治生命をかけて大変御努力をされました日中友好平和条約、この締結に至る過程の中で、日本を敵視する条約を持つ国とどうして平和条約が締結できるのかというふうな、自民党の中で、特にこれは名指しで言うことは差し控えなければならないのかもしれませんけれども、そういう一部の人たちも含めてそういう議論が国内的にあったことも事実でございます。
日中友好平和条約のときには、私たちは中国からやられたときに文句を言った。ところが、向こうは向こうの立場を明かしているじゃないですか。釣魚島だか魚釣島だか知らないが、そういう名前がある。おれのものだと言っているのです。
この問題が急速に三千万円ついたのは、日中友好平和条約を結んでわずか三カ月足らずでできたのですよ。そんなに必要なものだったら、もっと前につけてちゃんとしておいたらいいじゃないか。何でここであわただしくばたばたと実績をつくろうとする、運輸省は。私はわからぬです。そんなに必要な避難港だったら、その前に整備をし、予算をつけたらいい。初めて出てきたのじゃないですか、この予算は。
○砂田国務大臣 一番初めに私が留学生のことを聞きましたのは、日中友好平和条約調印以前、北京に出かける前の園田外務大臣から、中国が留学生受け入れをしてほしいという希望があるようだ、大体二百人ぐらいということだ、そういう準備をひとつ協力をしてほしいという話を聞きましたのが一番初めのことでございました 園田さんが出かける二、三日前であったと思います。
○松前達郎君 そういう考え方で留学生を受け入れるということでありますけれども、最近になって日中友好平和条約が締結される。これに伴って中国からの留学生の受け入れの問題、これが非常に大きな話題となり、また今後いろんな問題を提起しているんじゃないかと思うわけです。日中ムードというのがいま非常に高まりつつある現状であります。今度も鄧小平副主席が来日されると。
これに対しましてソ連は、いまお話がありましたように、今後の日ソの関係については日本のこれからの示す態度によって決まるんだというふうな発言があったというふうに聞いておりますが、わが国としては、この日中友好平和条約ができたことによって日ソの友好平和と親善ということには何ら差し支えはないと、あくまでも今日の路線に従って日ソの関係をさらに緊密に友好親善を図っていきたいと、こういう立場には、これは変わりないわけでありまして
それから、政治日程についてのお話がございましたが、この日中友好平和条約につきましては、できるだけ早く調印した以上は批准をしなければならぬわけでありまして、最も早い機会に、臨時国会が行われればその臨時国会で承認をお願いをしたいわけでありますが、臨時国会の召集につきましては、これはいま政府が検討いたしておりまする補正予算の提出を行わなければなりませんので、その補正予算のできぐあいといいますか、見通しがついた
で、日中友好平和条約の締結を中国側としては非常に期待しているわけでありますけれども、これらのことについて、これはもうお答えをいただくと大変むずかしいことになりますのでお答えは要りませんけれども、中国に対して十分意を尽くしていただく。
○井上(一)委員 園田外務大臣の日中友好平和条約締結に寄せる御熱意は、私は非常に敬意を表したい、こう思います。がしかし、結局、残念なことだけれども、早期締結交渉の可能性は若干薄らいだと見なければならないと思われるのですが、これはいかがですか。
最後に、五年越しの日中友好平和条約は、もはや総理の決断のみという段階まで来ています。与党内を取りまとめて、一日も早く締結すべきだと思います。決意のほどをお示しいただくとともに、昨日の尖閣列島水域への中国漁船の出漁が、条約と同時に大陸棚の石油採掘の権利にも深い関係がありますので、政府の方針をお示しいただきたいと思います。