1978-04-19 第84回国会 衆議院 外務委員会 第15号
○園田国務大臣 日中友好交渉再開を目前にしてこのような事件が起こったことは、御発言のとおり、まことに遺憾でございます。 この事件が起こった当初、いろんな点から、準備されたものではなかろうかと、私は当時の推測を言ったわけでありますが、その後中国は、これは絶対に計画されたものではなくて、偶然に起こったものであると、こういうことを言っておるわけであります。
○園田国務大臣 日中友好交渉再開を目前にしてこのような事件が起こったことは、御発言のとおり、まことに遺憾でございます。 この事件が起こった当初、いろんな点から、準備されたものではなかろうかと、私は当時の推測を言ったわけでありますが、その後中国は、これは絶対に計画されたものではなくて、偶然に起こったものであると、こういうことを言っておるわけであります。
一国と一国の間が条約を結ぶわけでありますから、国民の中にはあれはどうか、これはどうか、心配されるのは当然でありまして、その御心配を受けながら外交交渉を進めていくわけでありますから、その段階において、こういう意見があったからこれはここでこういうふうにということであれば、これは日中友好交渉再開の前進にならなくてかえって邪魔になる、私はこういう点がまことに遺憾である、こう存ずるわけであります。
したがいまして、この日中友好交渉再開直前にこのような事件が起こったことはまことに遺憾千万でありますけれども、まずこのような際に沈着に冷静に事実を掌握すること、相手の意図をよく認識をして、その上冷静にやらぬと、過早に行動を起こし、感情で事を起こせば、次から次へと事件を誘発するおそれがある。それは日本のためにも中国のためにもよくないことであるから、まず事実の認識をすることが第一。