1962-04-10 第40回国会 参議院 外務委員会 第11号 特別円勘定の開設に際しての日タイ両国大蔵省間の協定覚書には、特別円勘定残高は必要に応じ純金一グラムにつき四円八十銭の割合で金に振りかえられるという規定、いわゆる金約款が含まれていたのでありますが、同時に、当時の状況においてはかかる金への振りかえは必要なきものと了解するという了解事項がありましたので、日本側は一定量の金をときどきタイに売却し、その代金を特別円勘定で決済するという方式をとったのであります 小坂善太郎