1962-02-28 第40回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
何分既開拓地につきましては、新規開墾いたしまして入植させる分と違いまして、すでにある程度の基盤が既定の事実としてできておるわけであります。
何分既開拓地につきましては、新規開墾いたしまして入植させる分と違いまして、すでにある程度の基盤が既定の事実としてできておるわけであります。
一方農林省は、既開拓農地につきましては、土地の配分を終っておりますので、原則としては従来の経営規模で進まざるを得ないのですけれども、従来の予算上の約束でございますれば、既開拓地で、道路、水路などについてもう補助交付時期が過ぎましたり、十割国庫負担の期間が過ぎたりいたしましたものも、今回開拓営農振興特別措置法をお通し願いまして予算にも、その公共事業費の中で約一億は特別にそれに充てるために計上しまして、
今現に陳情者が出てきておる通り、既開拓地などに入っておる人たちの現実というものは、全く逃げ出さなければならぬ状態です。これはだれしも言えるだろうと思う。見ておられるだろうと思う。こういう状態から見れば、幾らかいいというだけです。
○安田(善)政府委員 三十二年度の既開拓地に対して使用せられる予定の予算は、公共事業費におきましても、非公共事業費におきましても、本法の提出を予定しながら編成をいたしました。従来あった措置も中に入っておりますが、新規もございます。
第二点の、鳩山内閣の終りごろの論議としまして、既開拓地の立て直しにおいて、営農類型の改訂を考えようじゃないか、こういうことがありましたことについては、その意味では営農類型の改訂をして、既入植者の分については制限的にしかならないので、三十三年度以降の新規入植者に適用したいと思うほどの営農類型の改訂はできませんが、既入植者、既入植地についての改訂できる事項は極力営農類型の改訂をはかりたい、そういうふうに
自作農として精進の見込みがないという判定がつく場合には政府が買うことになりますが、既開拓地につきましてはこういうような法案を提出しましたり、石田委員からのお話もありましたような考えを私どもも持ちますから、その開拓地区の既入植農家の耕地がふえるように土地再配分をしたいと思っております。それが第一でございます。またそれに応じましては債務の継承等も若干あるかもしれません。
具体的な例をあげますならば、公共事業費等が、今回の補正予算等にも計上されておりまするが、その内容をつぶさに検討いたしてみますれば、既開拓地を駐留軍の演習地として接収するために、入つておる開拓者を新たなところに移す、その費用を計上しておる。明らかに不用な費用を計上しておる、こういうものが当然削除さるべきであるというふうに考えます。