1978-04-27 第84回国会 参議院 文教委員会 第9号
そういうような批判の中で、反対の意見を出しておりました国立大学協会は、この新構想大学について、一つには、教員人事行政の手段と化し、大学が大学としての本来の性格を失って、一種の教員研修所になるのではないか、次に、既設教育系大学学部との関係が非常に不明確である、あるいは大学運営上特別の措置があって問題を持っているのではないかなどというようなことを指摘しておりますけれども、大臣、国大協がこのような批判をしたということについて
そういうような批判の中で、反対の意見を出しておりました国立大学協会は、この新構想大学について、一つには、教員人事行政の手段と化し、大学が大学としての本来の性格を失って、一種の教員研修所になるのではないか、次に、既設教育系大学学部との関係が非常に不明確である、あるいは大学運営上特別の措置があって問題を持っているのではないかなどというようなことを指摘しておりますけれども、大臣、国大協がこのような批判をしたということについて
第二番目には、既設教育系大学学部との関係というものが不明確であるという疑義。第三に、大学運営上の観点から見ても、その配慮の中に特別の措置があり、それが問題を持っているのではないかという疑義。そういう主なる疑義を提起しておるわけでございます。
三番目には、既設教育系大学学部との格差の生ずることに対する懸念。この三つの懸念を中心にしていままでもろもろリポートして、国大協で意思統一してきている。そして「その後、数次にわたる関係者との協議により」と書いてあります。数次にわたる協議によるというのは先ほど言った協議の中身に尽きるわけですか。