1971-12-17 第67回国会 衆議院 文教委員会 第5号
自今これを具体に取り上げて、この要件にかなったところにできるだけ早く国立の学校をつくりたいということで、われわれといたしましては、明年度の既設医学部の入学定員の増でございますとか、あるいは五つの医科大学なり医学部の設置の準備にかかりたいというような要求をしておるという形になっておるわけであります。
自今これを具体に取り上げて、この要件にかなったところにできるだけ早く国立の学校をつくりたいということで、われわれといたしましては、明年度の既設医学部の入学定員の増でございますとか、あるいは五つの医科大学なり医学部の設置の準備にかかりたいというような要求をしておるという形になっておるわけであります。
このような医学部入学定員の増加をはかるためにはいろいろの方法が考えられますが、まず第一に、国公私立を通じ教員組織及び施設等の充実をしている既設医学部について、入学定員を現行定員から百人程度まで引き上げることを検討いたしたいと思いますが、かりにこれが実現いたしますと、約五百人の増員をはかり得ることとなります。
このため文部省といたしましては、昭和三十七年度以降、逐年既設医学部の入学定員の増加をはかってまいりましたが、昭和四十五年度におきましては、国立の秋田大学医学部を新設したほか、私立大学でも三医学部が増設をされ、入学定員は四千三百八十人になっております。昭和三十六年度に対しまして、約千五百四十人の増でございますけれども、御承知のように医師養成にはかなり時間がかかります。
文部省といたしましては、医師需要の急増に対処するため、昭和三十七年度以降逐年既設医学部の入学定員の増加をはかってきており、昭和四十五年度には新設の四大学医学部の新規の定員を含め入学定員は四千三百八十人となっております。