1947-08-20 第1回国会 衆議院 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第9号
今までの經過を見ますと、いわゆる既成政黨は公認制度をとつておるようでありますが、これは濫立の弊を防ぐとか、いろいろな理由から生れたものと思いますが、結局數十年來行われた結果から見ても、公認制度から得た結果は何があるか、濫立ということをおそれるのは、既存のすでに當選しておる諸君がおそれるのである。
今までの經過を見ますと、いわゆる既成政黨は公認制度をとつておるようでありますが、これは濫立の弊を防ぐとか、いろいろな理由から生れたものと思いますが、結局數十年來行われた結果から見ても、公認制度から得た結果は何があるか、濫立ということをおそれるのは、既存のすでに當選しておる諸君がおそれるのである。
既成政黨が主義主張の爭いでなくて、ただボスによるところの繩張爭いでいかに入黨脱黨が相次いでわが國の政治を混亂させたかということは、日本の政治史の惡い半面を代表しておるところの一番大きな問題であります。
日本にはないだろうと思うが、どうも大政黨、既成政黨ばかり攻撃をやつておる。これは少數政黨としては仕方がないが、そういうような弊害も實は除きたいと思つておる。