1977-03-11 第80回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
ただこれ以外のものを既成右翼と仮に言いますと、既政右翼との違いといたしましては、手段方法におきまして、いわゆる極左暴力集団、新左翼とも言われますが、これと大変似ておる。つまり現体制を打破する、その手段方法として暴力を肯定する、こういう点においては極左暴力集団と全く共通しておるわけであります。
ただこれ以外のものを既成右翼と仮に言いますと、既政右翼との違いといたしましては、手段方法におきまして、いわゆる極左暴力集団、新左翼とも言われますが、これと大変似ておる。つまり現体制を打破する、その手段方法として暴力を肯定する、こういう点においては極左暴力集団と全く共通しておるわけであります。
何が新右翼かといいますと、既成右翼に対する概念でございますけれども、新左翼という言葉がございますが、新左翼のうち警察問題、治安問題になりますのは極左暴力集団でありまして、それに対応する言葉として新右翼という言葉が使われておると思いますが、この両者の関係は、現在の体制を打破する、その手段、方法として暴力をも是認をする、肯定をする、こういうことでありまして、この点につきましては、新左翼も新右翼も共通をしておるというところが
新聞等でいわゆる新右翼、こう言っておりますが、右翼には従前の考え方に基づく右翼、これを既成右翼と言っておりますけれども、そのほかにいわゆる新右翼というのが出てまいっておるわけであります。これはいわゆる新左翼が爆弾闘争あるいは浅間山荘の事件というようなことを行い、さらに海外におきましては、先年のクアラルンプール事件というようなものを敢行したわけであります。
これに対して私どもは十分監視、取り締まりをいたしておるところでございますが、特に右翼と言えるかどうかわかりませんけれども、私どもの一番心配いたしておりますのは、そういう既成右翼というものもさることながら、ちょうど浅沼委員長を刺殺いたしました山口二矢のような、なかなかわれわれの視察対象としてとらえがたい、純真と言えば純真な二十前後の青少年、こういうものに対して、私どもは十分注意をしなければならない。