1965-05-12 第48回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
まず第一点、大臣にお伺いしたいのは、三十五年の八月に、政府の開拓事業の今後の基本的方向及び実施方策並びに既入植者営農振興対策の改善方策に関してという諮問が、開拓営農振興審議会になされました。三十六年の十一月に答申が出されたわけです。で、おそらく今後の開拓農家の振興は、この答申を尊重して行なわれていくものと思いますが、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。
まず第一点、大臣にお伺いしたいのは、三十五年の八月に、政府の開拓事業の今後の基本的方向及び実施方策並びに既入植者営農振興対策の改善方策に関してという諮問が、開拓営農振興審議会になされました。三十六年の十一月に答申が出されたわけです。で、おそらく今後の開拓農家の振興は、この答申を尊重して行なわれていくものと思いますが、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○安井委員 次に既入植者営農振興対策の問題に移りたいと思いますが、この施策の対象を明らかにするという意味で、先ほども触れられましたけれども、農家区分の問題があるわけです。この答申をよく読んでみますと、その区分のあり方につきましては、「本人の希望、営農の現状及び将来の可能性等を勘案し、一定の基準により、学識経験者等も加えた一定の機関の意見に基づいてこれを決定する。」というふうにあるわけです。
答申は、開拓事業の意義と今後の開拓のあり方に関する部分と既入植者営農振興対策に関する部分とに分かれておりますが、まず開拓事業の意義につきましては、畜産の伸張に伴う飼料消費の増大等により、国内資源の開発は、今後ともゆるがせにできないこと、農業構造改善の根幹である生産基盤の拡大にとって、開拓の持つ使命は重大であること、及び開拓は農業構造改善の先達としての任務をもになうものであること等が指摘されております
答申は、開拓事業の意義と今後の開拓のあり方に関する部分と既入植者営農振興対策に関する部分とに分かれておりますが、まず開拓事業の意義については、畜産の伸長に伴う飼料消費の増大等により、国内資源の開発は今後ともゆるがせにできないこと、農業構造改善の根幹である生産基盤の拡大にとって開拓の持つ使命は重大であること、及び開拓は農業構造改善の先達としての任務をもになうものであること等が指摘されております。