1955-05-17 第22回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
第七、いわゆる貨車甲板の内部もつぶさに監査いたしましたが、非常時においては、この内部からは専門家である船舶職員すら外部に脱出することは不可能に近く、紫雲丸操舵手石井武義君(二十八才)の悶死の状況を見てもよくわかる通りであるとの話も聞いたのでありまして、もし旅客乗車中の客車がかかる場合に遭遇いたしましたとすると、脱出はほとんど不可能に近く、まことに悲惨なことと相なるは明らかであります。
第七、いわゆる貨車甲板の内部もつぶさに監査いたしましたが、非常時においては、この内部からは専門家である船舶職員すら外部に脱出することは不可能に近く、紫雲丸操舵手石井武義君(二十八才)の悶死の状況を見てもよくわかる通りであるとの話も聞いたのでありまして、もし旅客乗車中の客車がかかる場合に遭遇いたしましたとすると、脱出はほとんど不可能に近く、まことに悲惨なことと相なるは明らかであります。
二等の普通定期旅客乗車券につきまして、一箇月のものにつきましては三割から四割の割引、三箇月のものにつきましては、三割五分から四割五分の遠距離逓減運賃といたします。あとの方に別表がございますが、三等につきましては普通定期乗車券を新設いたしまして、これは前に申しましたように、通勤定期旅客運賃よりも割引率を低くいたしたい。それでは通勤、通学定期と普通定期をどうしてわけるかということになります。
なお技術的にむずかしいから避けるということを申し上げたのではなく、御承知のように旅客乗車券関係の変更は、大きく見積れば一箇月、少くとも半月あるいは二週間程度の日子が必要でありますので、そういう点からいたしまして、結局今度の運賃で申し上げますと、一日の違いで約八千万円程度の赤字が出て参ろうかと在ずるのであります。